「雨の日も神様と相撲を」 3巻のあらすじ
村を治めていたカエルたちと新入りのイチゴヤドクガエルの相撲対決が行われます
文季の策は見事にはまり無事カエルたちの勝利に終わるのですが、村の秩序を守るためまさかの文季VS真夏の対決が行われることになりました
殺人事件は解決しましたが文季の推理と多々違うことがあり、文季は自分が真夏にしてあげたことにも何か見落としがないか悩みます
その時、文季の部屋をカエルたちが訪れました
はたしてカエルを崇める奇妙な村の少年少女の物語はどういう結末を迎えるのでしょうか
感動の最終回です
名シーンベスト3!
3位 文季と真夏の相撲対決のシーン
「やっぱり僕は
相撲に愛されてる」
文季の指導により従来の神様のカエルたちが勝った…
しかしそれは文季が神様の上に立ったことになるのでは?
そのような村の秩序を乱す事態を防ぐために怪力を誇る遠泉の巫女、真夏がおり、彼女と文季は相撲で対決することになります
別に演技で負けても良いわけですが、相撲に誠実な文季はそれを良しとしません
2人が対決した結果、文季は真夏に自分を脱臼させ、驚く真夏の隙をついて勝ちました
全てはこの時を予想し真夏に相撲の取り方を教えていた文季の作戦勝ちです
知性派主人公の知略が輝いた名シーンでした
2位 文季の鈍感ぶりにカエルたちが衝撃を受けるシーン
「そういう冗談はいいから
本当の見落としを」
文季は真夏に相撲で勝利することで彼女のカエルの神様と話す能力、怪力、そして60歳になったらカエルたちに食べられる役目を真夏から引き継ぎました
その翌日、としさんに殺人事件が解決したことを聞かされ、自分の推理が役立ったものの間違っていた部分もあり、文季は真夏の件でも何か見落としがないか悩みます
その晩カエルたちが文季を尋ねて来たので、彼はさっそく何か間違いをしていないか聞きました
カエルたちは真夏が文季が自分に代わり将来食べられてしまうことを気に病んでおり、そして文季に相撲の指導の教えをこうたのは実は真夏の恋を応援するためだと明かします
すると文季は真剣な顔で冗談ではなく本当の見落としを言うよう要求してカエルたちを呆気にとらせました
文季は自分の背が低いことを気に病んでおり、誰かの恋愛対象になることを考えられずにいたのですが、実は真夏は文季を一目見た時から恋をしていたのです
文季のあまりにも鈍感な態度とそれに驚くカエルたちが面白く、そして恋している真夏が可愛い名シーンでした
1位 文季と真夏が一緒に登校するシーン
「まずは手を繋いでみるとかどうかな?」
カエルたちは変化を必要としているが自分たちでは起こせないのでよそ者の文季に期待していることを告げます
村は何か村に良くないことが起こると変化のせいにするので時間をかけて変えていかなくてはいけません
そこに真夏からメッセージが来て翌日一緒に登校すること、話があることを伝えられました
早く来た真夏に文季は今までの「お嬢さん」ではなく「真夏さん」と呼び彼女を喜ばせます
そして真夏は村のために文季と自分が結婚するのが一番だと言いますが、文季はもっと自由を楽しむことを勧めるも真夏のようなきれいな人と結ばれることを夢のようだと言い微笑みかけました
2人は将来文季と真夏の母親が食べられることを回避しなければいけないことを話し、文季は責任の重さと長い道のりに悩みます
2人は掛け合いを楽しみ、そして文季は相撲によって真夏を助けることができ相撲好きの両親に報いることができたと考えました
真夏は意を決して行動を移すも、文季は先を取り彼女にまずは手を繋ぐことを誘い、真夏はそれを受け2人は手を繋ぎます
まだまだ2人には課題が多く、カエルに食べられる運命は残ったままです
それでも2人は前向きに歩きだしており、未来の明るさを感じさせる名シーンでした
そしてそんな2人を見守り一喜一憂するカエルたちも面白かったです
これにて完結、めでたしめでたし!
しかし寂しい、もっと2人の物語を見ていたかったですね…
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