前回までのあらすじ
文武両道を誇る進藤は吠え、殺監督は遠近法でボールに紛れ顔色とかでサインを出し’’殺す気で勝て’’と指示、3イニング制10点差コールドゲーム、E組はハンディありです。進藤の剛速球は140km出ており圧倒しますがE組一の俊足木村が意表を突くセーフティーで出塁です
更に渚もバントで続きノーアウト一二塁、殺監督の猛特訓でバントだけなら十分なレベルを習得し満塁です!杉野もバントの構えから打撃で走者一掃のスリーベースでE組3点先取、顔色の優れない寺井先生に変わり理事長が監督を志願し少し教育を施すと凄みます…
奇跡のトリプルプレー
理事長は空気をリセットし円陣を組ませナインを奮い立たせ全員内野守備のプレッシャーから前原バント失敗、殺監督打つ手なしでチェンジです。一方杉野はエグイ曲がりの変化球で2者連続三振と調子良いです。二回の表も鉄壁のバントシフトの中なす術なく3アウトとなります
二回の裏進藤が打撃でも火を吹き3-2と追い上げます。三回表も三者凡退でいよいよ野球部の攻撃を残すのみ、橋本のバント地獄お返しからノーアウト満塁です。ここでバッター進藤ですが殺監督が仕掛けるのは極端な前進守備です…クレームは同じ事をやり返す布石でした
前進どころかカルマ・磯貝のゼロ距離守備で構わず振る進藤も2人の度胸と動体視力はE組トップクラスで腰が引けたスイングから奇跡のトリプルプレーでゲームセット、E組勝ってしまいます!杉野は昔の仲間に今の俺のE組の事自慢したかったと進藤に笑います
鷹岡の暴挙
7月1日衣替えで夏服が眩しい中菅谷はメヘンディアートで威圧します。絵や造形がメチャ上手い菅谷、暗殺まで企てます。バケモノメイクはクラスに浸透しビッチ先生卒倒、左手に菅谷のオシャレアート、右手に殺せんせーのマンガでもう外歩けません(笑)
激しく悪戯し逆鱗に触れ本格的な夏の始まりです。烏間の暗殺訓練中間報告では磯貝・前原のコンビネーション、カルマが目立ち、女子は岡野・片岡が優秀です。寺坂・吉田・村松は体格が良いだけに本気を出せば期待出来ます。そんな中渚には得体の知れない気配を感じます
烏間の状況打破の為人員追加で適任の男=鷹岡は生徒をモノで釣り、訓練は今後すべて鷹岡が行う事になり極めて危険な異常者です。見事に生徒の心を掴み軍隊とちゃんと区別出来ているようで新時間割は訓練だらけになり遊ぶ時間もありません
平気で暴力を振るい家族のようで暴力的な父親の独裁体制で短期間で結果を出して来たのです。神崎が反発すると殴られ、殺せんせーキレますが危害は加えられていないので手出し出来ません。烏間は鷹岡に本物のナイフで一人選べと言われ、渚に相手させます
殺せんせーが泳げないという致命的弱点が露見
最弱クラス・運動能力平凡で女子並みの渚を選んだ意図は渚の普通に歩いて殺気を隠して近付き、殺気で相手を怯ませ、「本番」に物怖じしない才能です。烏間も感じたように暗殺の才能があるのです!「弱そう」な事はむしろ立派な、暗殺でしか使えない才能です
鷹岡に出て行って下さいと答えを出し激昂も烏間が抑え、理事長がクビにして烏間復帰です。真夏にクーラーもないE組、プールは本校舎なので炎天下の山道を1km往復=「E組 死のプール行軍」と呼ばれています。すると殺せんせーが裏山の沢をプール同様にしてくれこれだから先生は殺し辛いのです!
自由に満喫すると殺せんせーは口煩く指導、プールマナーにやたら厳しいです。流れで殺せんせーが泳げないという致命的弱点が露見、水殺がこの夏の研究の一つになりそうで、茅野が溺れ片岡が救い水の中なら出番かもねと不敵な所でこの巻は終わります
まとめ
本レビューでも多く取り上げて来た学園ものの野球描写、私がレビューを書いた作品でも
等がありますが、学園ものに野球は鉄板ネタでどれも面白いので是非掲載記事探してみて下さい!今回杉野が進藤にリベンジを決められて良かったですね。トリプルプレーは滅多に拝めるものではありません
鷹岡の高圧的な指導は当然反感を買い、殺せんせー激怒も彼に危害は加えられてないので手出し出来ません。烏間は渚の暗殺の才能見出し理事長は鷹岡を失脚させ平穏が戻ります。いくら暗殺教室で生徒を訓練とはいえ体罰はいけません
劣悪な環境にあるE組にプールを用意する等殺せんせーはやはり生徒想いです。このギャップがあるから暗殺の使命があっても殺せんせーを憎めないのです…ここで実は殺せんせーが泳げない事が判明、致命的弱点に泳ぎ得意の片岡不敵です。何を閃いたのか、6巻で答え合わせしましょう!
おまけ
暗殺教室はアニメ化されています。Ⅰ期(全22話)、Ⅱ期(全25話)となっており、そのクオリティは高く今なお愛される名作です
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