前回までのあらすじ
竜介はジムと電話で今回のMVのギャラは千葉のカンフー映画出演のギャラで相殺されると聞かされ驚愕します。そして今年の夏に復活するアヴァロン・フェスティバルにBECKが出演候補に挙がっていると聞かされます…
PVは最高の出来!!
NWFというイギリスでもかなり信頼のおける雑誌にもBECKは取り上げられています。BECK(MCS)はアヴァロン・フェスのワールドミュージック専用のテント(300人収容)に候補として挙がっているようです。モンゴルの民族音楽と思われているのです。裏ではレオン・サイクスや、他にも大物が暗躍しているようです
チャイニーズ・ブッキーの雄太と待ち合わせしてマニアック・レコードに行くと、チャイニーズ・ブッキーが大々的に取り上げられています。斉藤さんは桃子先生の浮気現場を目撃してしまいます。蘭はBECKが他紙に多く取り上げられ、気になるようで部下をライブの視察に向かわせます
マーキーは移転し、その最初のワンマンにBECKは抜擢されます。ソリッドロックの増刊号の特集にも取り上げられます。千葉のカンフームービーは差し替えられ、ニューヨークから届いた「OUT OF THE HOLE」のPVを流すと、とても素晴らしい出来栄えで、観客の度肝を抜きます!ジム・ウォルシュはノーギャラで完璧な仕事をしたのです
早くもMAXのボルテージ、BECKのライブは大盛況です。川久保が関係者と監督がジムだと話していて、蘭の部下経由で蘭の元に話が行き、蘭はキレ、全権力を使ってでもBECKを潰すと息巻きます
蘭との密会
アンコールの本気の催促、しかしコユキはチューニングがおかしいと竜介にどやされ、最後に水を刺されます。安定感に欠けるものの、客はまた脚を運ぶだろうと元店長は評します。打ち上げでセクシーコスチュームの国吉ちえみより真帆は魅力的なのか紗耶香に聞かれ、コユキは多分…と答えます
有名ミュージシャンも撮影する岸田桔平も撮影に参加し、BECKのインタビューは進みます。斉藤さんに証言して欲しいコユキは、桃子先生の件で途方に暮れる斉藤さんを見つけます。イングヴェイ楽器では蘭の刺客の魔の手が伸びています…
帰り道非通知で電話が掛かってきて、雨の中車に乗せて貰うと、蘭と栄二の待つ高級店に連れて行かれます。蘭はコユキにPVを観て気が変わった、詫びを入れるならこれまでのことを水に流してやってもいいと言います
蘭は自分がプロデュースしてやる、サクと千葉はクビだと言います。コユキはやばいところに来てしまったと述懐します
蘭の汚いやり口
蘭はメジャーデビュー後はコユキ中心のバンドにすると言います。コユキは蘭に詫びを入れる必要があるのはそっちじゃないのかと問います!蘭はコユキのギター(SG)を気にしつつ、部下はコユキにスウェットをプレゼントし、記念と言って写真も撮られます
コユキは蘭の汚い言葉を思い出しながら、ギターを置いて来てしまったことに気づきます。コユキは雨に濡れ、風邪を引いてしまいます。サクに今回の件を話したいコユキですが、直接会って話することにします。紗耶香がコユキの家に来て、料理を作ってくれます
すると真帆から電話があり、BECKのCDが発売日にちゃんとロンドンでも売っていると話します(紗耶香はここで帰ります)。すると蘭の差し金で、ソリッドロックの増刊号が発売中止になり、出荷された分が回収され、多くの損害が出たというのです
大手の芸能事務所の差し金ということで、蘭のなりふり構わぬ振る舞いにBECKメンバーは憤慨します。千葉は蘭のところに乗り込むと息巻きますが、川久保から応援してくれている人達もいる、全員で一致団結して全世界に立ち向かう姿勢が必要なんだと諭します
MMVに来てみると、ちゃんと発売日にBECKのCDを置いてくれており、アヴァロン・フェスへの出演も決まる等光もあります。蘭と部下はBECKを蹴落とすために汚い相談をしています。コユキが寝込んでSGのことを気にしているところでこの巻は終わります
まとめ
イギリスの有名雑誌に取り上げられ、マーキーの移転後初のワンマンにも抜擢と順風満帆なBECK、ジムの作ったPVも素晴らしい出来で、ライブも盛況に終わります。このいい流れの中、蘭がついに牙を剥きだします
蘭はコユキと密会し、BECKをプロデュースしてやる、サクと千葉はクビにしてコユキ中心のバンドにすると言います。仲のいいBECKですから、当然コユキは受け入れられる訳はなく、会談は破談に終わるのですが、ここでもいろいろときな臭い伏線を張らしながら、蘭はあの手この手でBECKを貶めようとしてきます
ソリッドロックの増刊号に大々的に取り上げられる予定だったBECKでしたが、圧力がかかり発売中止・回収という事態を招きます。蘭の汚いやり口にメンバーは憤慨しますが、川久保は味方もいる、全員で一致団結してこの事態を乗り越えろと諭します
風邪で寝込むコユキは今回の蘭との一件をまずサクに相談しようとしますが、まだ会えていません。ここで様々な伏線が数々の蘭の暗躍を招く事態となるのです…実際のショービジネス界でも普通に起こっていることなのかもしれませんね。続きもコミックスで読みましょう
おまけ
ハロルド作石先生のその他の作品をご紹介します。まずはゴリラーマン。一度はお聞きになったこともあるはず?いかつい主人公が織りなす、渋くて笑える学園もの、ハロルド作石先生の出世作です。是非ご覧ください
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