「BECK」29巻の人間とバンドの成長物語~規格外の規模のアヴァロン・フェス!ビリー・ライレーの3本ラインという助言にコユキは!?真帆とダートフォードで感動の再会~

前回までのあらすじ

千葉は「OUT OF THE HOLE」や「DEVIL’S WAY」で自分は何の役にも立っていない、お前に嫉妬していると正直に話し、アヴァロン・フェスで自分の存在意義を示さなきゃならないと話します。コユキは「DEVIL’S WAY」の歌詞についての千葉の助言を参考に、歌詞を仕上げます

いよいよアヴァロン・フェスに向けて日本を旅立ちます…

破格の規模のアヴァロン・フェス

ロンドンに着いたBECK達、貸し切りバスも用意され、好待遇も「DEVIL’S WAY」の噂のお蔭のようです。会場に到着すると、その規模の大きさに驚愕します。なんとメインステージは10万人規模なのです!広大な敷地の中、ジョディBECKが出演するレイライン・ステージを案内します

ここですら最大収容3万人というキャパなのです!ジョディは父の話をし、必ずエディの曲を聴きに来ると約束します。竜介は「DEVIL’S WAY」は演らない方向で検討しています。出来た歌詞はコユキが作った歌詞以外の何物でもないからです

コユキは一人深夜の会場をうろつきながら、なんと死んでいるはずのジョディの父、ビリー・ライレーを見つけます!ビリーはドロドロの靴を見て、次来る時は3本ラインで来るといい、その時は期待が持てると言います

翌朝バスで目覚めると、千葉始めBECKメンバー全員がまたゴミ拾いの夢を観たと言います。その夢にはエディも加わっていたのです!コユキだけ若干違う内容だったようで驚いています

真帆に会いに行くコユキ…

コユキレオン・サイクスから呼び出しを受けます。オバチャンから事情を聞いた竜介くんは俺達が付いていると勇気づけます。レオンケネスに舞台裏のマネーのやり取りから俺を破産させる気かと怒ります。するとケネスは本性を現し、レオンを銃で取り囲み、フェスに関する権利を全て譲渡してもらうと迫ります

コユキサクは時間まで近くのレコード屋で斉藤さんのリクエストのレコードを捜し、丘を登り感動します。コユキは夢にエディが出てこなかったと言います。3時にレオンとの約束と告げると、サクは事情を知っており、バックレてしまえと言います

コユキ達はパワーゲートガイ・セクストンのインタビュー場面に出くわします。エディを罵倒しており、罵られ、怒ったコユキは英語でまくしたてます!このセリフを真帆に教えて貰いながら何度も練習して覚えていたのです

その場面を見ていたノーマンコユキ真帆のことを話します。真帆は先日のBECKロック・パイルも観ており、約束のスタジオの前で待っていたのだと告げます(斉藤さんのガイド本が間違っていたことも判明します)。コユキは迷わずロンドンにヒッチハイクで向かいます

レオンとの約束には竜介が行くことになります。すると、ビクター・スレイターに会うことになります!

コユキ真帆の居場所がダートフォードだと分かり、とにかく駅に向かいます。なんの宛てもなく、駅のホームまで着くと、何と向かいのホームに真帆がいるのです!

3本ラインで来るといい…

電車に乗り込んでしまった真帆コユキはそのことに気づき、大急ぎで反対側のホームへ向かいます!何とダートフォード駅ホームでコユキ真帆は何の約束もせずに偶然再会し、抱き合います

街を散策し、泥だらけのスニーカーをアディダスの3本ラインに買い替え、楽器屋に入ると、そこでも3本ラインのムスタングを発見し、コユキは一発で気に入ります!ビリーに次来る時は3本ラインで来るといいと言われていたことが頭に残っていたのです

物凄い金額のギターなのですが、真帆経由でナフ・レコードピーターに交渉して手に入れられるようになります

ケネスレオンエディの最後の曲をアースに演奏させると用意した曲を聴かせます。レオンはがっかりし、コユキの歌う本当の最後の曲を聴かせます

ビクターに会った竜介は、ベル・アームが最後の曲を聴いたという設定で進めていると聞かされます。竜介グレイトフルサウンド(以下G.S)でレオンとした賭けの件を切り出し、また無謀な賭けを持ち掛けます

真帆は「DEVIL’S WAY」の歌詞を聴き、絶対にやるべきだと言います。その晩コユキ真帆の家に泊まるところでこの巻は終わります

まとめ

アヴァロン・フェスの規格外の規模に圧倒されるBECK達、出演するレイライン・ステージすら3万人規模なのです!大小30のステージがあるという、まさに世界規模のフェス、こんな晴れ舞台に出演出来るとは、まさにエディの最後の曲を知っているという噂の賜物です

コユキビリー・ライレーの亡霊に会い、次来る時は3本ラインで来るといいと助言されます。このことが頭に残っていたコユキは、真帆との感動の再会後、スニーカーとギターを3本ラインのものに新調します。このことが後程繋がって来ますので覚えておきましょう

コユキ真帆ダートフォードでの感動の再会は、ローリングストーンズミック・ジャガーキース・リチャードが再会した場所だったのです!ハロルド作石先生はロンドン取材をした際、この場所も視察し、この感動の再会という場面を再現したようです

竜介は相変わらず賭け好きで、今度はよりによってこのフェスのドン、ビクターにまたしても無謀な賭けを申し込むようです。G.Sの時と同じようなシチュエーションですが、今回は海外です。しかしエディの最後の曲を知っているのはBECKだという噂も一人歩きしています。賭けはどのような内容となるのでしょうか?

真帆と再会し、パワー充電のコユキ、果たしてステージに立つ気なのでしょうか?次巻もコミックスで読みましょう!!

まとめ

BECKの副読本シリーズ第4弾はAT LAST Volume 33 1/3です。こちらは最終巻と同時発売で、作者ロングインタビューや総括された様々な小ネタ解説等BECKファン必須アイテムとなります。是非お読み下さい

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