前回までのあらすじ
竜介はエディと電話しています。銃の薬莢が送られて来たようなんですが、その数がルシールのボディの弾痕と同じだと言います!奴(レオン・サイクス)にバレたなとエディが焦ります…
コユキ、念願のテレキャスター入手!
エディは挨拶代わりに襲撃に遭いそうになります。ジム・ウォルシュの作ったダイブリのツアームービーにエディがルシールを使いコユキが歌う場面があるそうで、どこからか情報が漏れたのでしょう
コユキのバイト先(中華料理屋)に真帆とヨシトが現れます。ヨシトは今売れっ子の芸能人、5千円のコースを食べていきました。その後真帆達はゲーセンに行き、真帆が離籍した隙にコユキから電話が掛かって来て、ヨシトは今度のパーティーは仮装ではなく正装で来いと嘘を付きます
正装で行ったパーティーで門前払いを食らい、コユキは傷心の中ギターを弾きます。翌日イングヴェイ楽器に行くと例のテレキャスターが見当たらず、さらに傷心していると、高野に呼び出され、そこにはラウド・クライム・シティの片平達也がいます!
高野は平くんの手前コユキに譲ることを決めていたため、なんとか事は収まります。ラウドは今度の武道館で解散するようです
BECKのCDはまだ210枚も売れ残っています。なんとか完売させようとライブを頑張ります。ライブも盛り上がるようになってきます。するとシカゴのインディーレーベルの社長から一報入ります!なんとBECKの海外デビューが決まってしまうのです!!
コユキはついにテレキャスターを手に入れます!嬉しさのあまり一晩中プレイしてしまいます。学校でアコギを持つ益岡弘美と出逢います。保健室でビートルズの「ブラック・バード」を弘美の名前で替え歌して歌ってやり、喜ばれます。弘美は新体操部で、サクは前から目を付けており、ライブに誘います
桃子先生が昔ランパブで働いていたことが職員室でバレ問題になったのですが、風俗に理解のある斉藤さんの助けで二人は交際するようになります!
コユキと真帆はデートでジム・ウォルシュの映画を観に行きます。また、BECKのCDはアメリカではそこそこ売れているようです(印税契約を怠っていたようです…)。ラウンドハウスという昔ラウドも出演していたライブハウスで熱演、動員も伸ばします
平くんは竜介にルシールをどうやって手に入れたか問うと、車上荒らしだと答えます。サニーボーイ・ウォーターズの曰く付きのギター、竜介は気に入り、そこでベックも見つけます。その持ち主だったのがレオン・サイクスのようなのです!
動員を伸ばし上昇傾向のBECKですが…
名門・聖地と言われるマーキーでライブをするBECK、ライブの出来はイマイチでしたが、爪痕は残します。コユキは地道に作曲もしており、竜介に聞かせると、ダイブリに似ていると言われるものの、光るものがあると褒められ、一緒に展開を考えます
結局マーキーにも気に入られ、ウイスキーアゴーゴーというデカバコでもBECKは演奏することになります。コユキは弦を切ったもののまずまずのライブを見せます
弘美はライブにも良く来てくれ、アコギを教えるコユキは、自分が他人にギターを教えることになるとは…と感慨深い思いです。弘美はとても素直ないい子で、特にサクはお気に入りのようです
マーキーでのライブでは最早貫禄すら感じさせるステージ、コユキも雰囲気が出て来たと竜介は感じます。人気バンドのヒトデと対バンさせてみるかと店長は思案します
弘美にBECKのCDをプレゼントし、なんでBECKという名前なのか、他のミュージシャン等有名人の名前から来ているのか聞かれ、竜介の犬の名前から来ていると答えるコユキです
竜介はアメリカ盤のCDのジャケットを例の社長任せにしたため、竜介がルシールを弾く写真がデカデカとプリントされたCDだったことに気づき戦慄します!一か月後レオン・サイクスが日本に現れます
竜介の釣り堀にヘリコプターがやって来ます!その音にコユキも気づいたところでこの巻は終わります
まとめ
エディと竜介はアメリカで車上荒らしをしていた頃に偶然にルシールを発見し、盗んでしまいます。ルシールは非常に価値が高く、しかも音も抜群に良い名器、その持ち主だったレオン・サイクスに執拗に探し周られます
バンドはライブの出来で今後の展開が決まって来ます。特にBECKの連載されていた時代は今のようにネットが発達する前の時代のため、ライブに実際足を運んでもらい、口コミで動員を増やすという地道な活動を続けなければならず、それで結果を出しているのだから痛快としか言えません
動員が増えれば演奏するライブハウスの規模も変わって来ます。名門マーキーでも演奏することが出来たBECK、人気・実力共に上がっている証拠です。海外デビューも話題となっており、順風満帆か?と思われる中、例のルシールを探し周るレオン・サイクスの魔の手が忍び寄って来ます
釣り堀にヘリコプターが現れます!誰が乗っているのでしょうか?続巻のコミックスで答え合わせしましょう!!
おまけ
BECKには関連本として幾つか書籍が出ています。今回ご紹介するのはTHE GUIDE BOOK 0です。扉絵の元ネタの解説や、ロック界の偉人のエピソード、現クロマニヨンズの甲本ヒロトとハロルド作石の対談など盛り沢山の内容となっていますので、是非ご覧ください
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