「ベルセルク」21巻の数々の激戦と成長譚~鋼鉄のモズグスを倒す突破口とは!?塔が渦で崩れ落ち、その先には生まれ変わった人型のグリフィスが!?それぞれの旅立ちと始まり…~

前回までのあらすじ

髑髏の騎士ルカを見送ると、その前にゾッドが現れます!。使徒のようなものは瀕死のキャスカの子どもを食べてしまい、私の内の新しき世界をゆりかごに夢をみるがいいと言い、赤子はその中でドクンと息づきます…

ガッツ、難敵モズグス撃破!

火あぶりの刑に処せられるキャスカの真上からイシドロが縄を付け飛び込み、キャスカを上まで引き上げてしまいます!モズグスが追ってきますが、ガッツが大剣を突き立て刺し倒してしまいます

モズグスは翼を大きな拳に変化させ、神!千手砲!と強烈な連撃を放ってきます!威力は使徒並み、更にゴッドブレスを口から放ちますが、身体は鋼鉄でも、口の中は脆いと見たガッツは大剣を口に突っ込み、刺し潰してしまおうとします

しかしモズグスはそのまま大剣をへし折ってしまおうとしてきます!すんでのところでガッツはナイフを目に投げ、その隙に大剣を引き抜きます

同時に残り2匹の拷問官は長いハサミのようなもので人を挟んで殺してしまおうとしています。ニーナは餌食になりそうになりますが、滑って下に落ちます。パックが一瞬の隙を作ると言いパックスパークで目くらませした隙にイシドロが得意の投石で目を狙い、落ちて来たところをジェロームが両首を斬って倒します

モズグス千手砲を避け切るのは不可能です。ガッツは身を挺して隙を伺います。ゴッドプレッシャーを食らいながら、ガッツモズグスの胸に亀裂があることに気づきます。ゴッドブレスを放ってくるタイミングで炸裂弾を放ち、誘発させ爆発させ、大剣を振るい、止めの突きを放ちます

最後の反撃のゴッドブレスを放とうとするモズグスを刺した大剣ごと背負い投げしてしまうガッツモズグスは塔から落とされ絶命します。民衆は怨霊の渦に飲み込まれていきます

人間の姿のグリフィスが降臨し…

民衆は塔の中に逃げ込みますが、全員が逃げ込む前に扉が閉じてしまいます。下に落ちていたニーナは逃げ惑う民衆の波に揉まれますが、ルカと奇跡的に落ちあい、ルカの案でニーナは樽の中に逃げ込みます。臆病者のニーナを勇気づけ、ルカは自力でなんとかすると言い張ります

渦に飲み込まれる中、モズグスの死体の火に渦は近づけないことに気づいたガッツ達は、渦に焚いた炎をかざし、渦をせき止めます。パックはこの怨念の渦がガッツキャスカの烙印のせいで膨張しているのでは?と感じます

ファルネーゼは迷いのないガッツの行動に心奪われていきます。ニーナは樽の中で渦に飲まれながら、怖いって生きたいってことなんだと悟ります

渦が大きく盛り上がり、塔の先端が腕のような形になります。ガッツの持つベヘリットと共鳴しているのです!ガッツキャスカは烙印に激痛を感じます。ついに塔は崩れ落ちます。その跡に陽の光が差し込みます

一夜明け、ガッツ達は無事に生還します。樽の中に隠れていたニーナも無事でした。ルカは咄嗟の判断で井戸に飛び込みこちらも無事見つかります。凍えていたルカニーナの温もりを感じ、生きていた甲斐があったと喜びます

そこをクシャーンの連中が襲ってきます。幸いガッツセルピコジェロームと手練れが揃っていますが、女子供を庇いながら、しかも眠れぬ一夜を過ごした身には酷な状況です。女性陣が縄で縛られるところをアザンが救います!不思議な縁で一緒に闘うことになります

そこになんとゾッドが現れます!更に髑髏の騎士が光の方を指さすと、なんと裸のグリフィスが現れます!ゾッドグリフィスの元へ行き、跪きます。クシャーンを率いるシラットは全軍でグリフィス達を狙えと命じますが、ゾッドが一蹴してしまいます

それぞれの旅立ちと始まり

キャスカグリフィスに意識が向いています。クシャーンゾッド達に向かっている隙に逃げようとする一同、しかしその前にクシャーン本隊の大群が見えてきます!幸いイシドロ達には気づいておらず、隙を見て逃げようとする一同、するとゾッドグリフィスを肩に抱え飛び立ちます

ガッツキャスカを乗せた馬でクシャーン本隊に単身突っ込みます!数々の修羅場を潜り抜けてきたガッツです、人間相手ならなんとかなるでしょう

娼婦仲間と落ちあい、イシドロは去り、ニーナは自分の弱さと醜さ、そしてルカの強さに触れ、ルカの元にいようと決心します。脚を冷やしに行くとそこにはヨアヒムがおり、話しかけて来ます。自分と同じ弱さを持ったヨアヒムに共感したニーナは、ルカ達の元を去り、二人で生きて行こうと別れます

縋る誰かより、誰かを赦せる自分が欲しいと感じたニーナは少し強くなり、また笑ってルカ達に逢えるように願いながら先を進みます

今回の出来事で信仰というものに疑念を感じたファルネーゼは改心し、僧籍を捨てガッツ達を追うことにします。セルピコが後を追い、アザンと別れます。ファルネーゼガッツこそが私の予言者なのかもしれないと感じます

髑髏の騎士が崖の上で佇み、その日辺境の地より生じた亀裂から、世界の形は崩れ始めたという文と共にこの巻は終わります

まとめ

最早使徒のような強さを見せたモズグスとの死闘、ガッツは傷つきながらも何とか突破口を見つけ、倒してしまいます。鋼鉄の堅さをみせたモズグスでしたが、前巻のガッツの鋭い突きで聖典で致命傷は避けながらも胸に亀裂が入っており、ガッツはそこに炸裂弾を誘発させ、再度突き刺して剣ごと背負い投げするのです

三浦健太郎先生はワンパターン化しない、様々な手段を思いつき、しかも毎回派手なバトルシーンなので、次はどんな倒し方をするのかワクワクしますね!

今回結局は起こりませんでしたが、発端だった塔の地下深くにいた使徒の強い怨念から起こった渦が大きな断罪の塔を崩し倒してしまいます。その後の陽の光の先には、なんと人間の姿をした裸のグリフィスが現れるのです!

グリフィスは自身の深い負の感情からゴッドハンドになっていましたが、今回の件で生まれ変わり、人間の形になり現れます。今までグリフィスを追いかけるために使徒を倒し続けてきたガッツ、新たな展開に戸惑いながらも、キャスカを連れてクシャーンを突破しようとしています

今回の生誕祭の章では弱いニーナと強いルカの対比という描写も際立ちました。誰もがルカのようでありたいと願いながらも、実際はニーナのように弱いのです。そういった普通の人という存在であったニーナは、同じ弱さを持つヨアヒムと旅立ちます

ファルネーゼは信仰を捨て、自分を導いてくれるのはガッツだと後を追います。更に急展開を迎えるベルセルク続巻もコミックスで読みましょう!!

おまけ

ベルセルクの新アニメのⅠ期はちょうどこの巻辺りまでのお話となります。初期アニメの剣風伝奇、そして映画3部作に続き、更に進化を遂げた新アニメ版も是非ご覧下さい

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