前回までのあらすじ
ガニシュカは実態がないのか、どの攻撃も効かず、逆に雷の餌食にしてしまいます。ガッツの目の前にゾッドが墜落してきます…
ガッツとゾッドがタッグを組む!
ゾッドに飛び乗ったガッツ、念話でシールケからガニシュカは幽体の周りに風と水の元素霊…水気を集めて姿を投射していると説明されます。ガッツとゾッドは何の因縁か、共にガニシュカに向かって行きます
ガニシュカの眉間に本体を見たシールケの指示の元、ガッツを乗せたゾッドがガニシュカに突っ込みます!遠く離れたガニシュカ本体にもダメージを与えたようで、霧も消え、クシャーンの兵も退いていきます。ゾッドはガッツとの決着を次の機会に持ち越します
ガッツ達は無事小舟からロデリックの船に移ります。小舟にはシールケとソーニャが海賊に襲われた時の髭の騎士の姿もあります
光の鷹こそ救いの御手!?
一難去ってまた一難、法王庁教圏連合軍がクシャーンの大群に包囲されます。数で圧倒するクシャーンは大量の弓を放ち、騎馬部隊と戦象部隊で蹂躙してきます。昨夜の襲撃は連合軍の指揮系統を混乱させる布石だったのです
するとアーヴァインの正確無比の矢がクシャーンを襲います!そして騎馬部隊と戦象部隊が突如乱れだし、混乱が生じます。グリフィス率いる鷹の団が現れます!鷹の団は僅かに数百騎なのに、クシャーン20万余を容易く切り裂いていきます
ガニシュカの前にグリフィスが現れます!ガニシュカはグリフィスに触れられ、以前ガッツと対峙した時のような妖魔の姿に変化します。グリフィスは風を巻き起こし、ガニシュカの妖魔を取り去ってしまいます
元の姿に戻ったガニシュカに、互いに手詰まりだというグリフィスは決戦は王都(クシャーンの魔都)にていかがかと問い、了承を得ます。クシャーン軍は撤退します。グリフィスの神々しい姿にオーウェンは戦慄します。グリフィスは出迎えに来たフェデリコに王家直属ミッドランド解放軍と言ってのけます
ミッドランドの亡命貴族と揉めていると、シャルロットが現れます!シャルロットはミッドランド王女として我が婚約者にして鷹の団団長のグリフィス卿をミッドランド正規軍総司令官に任命すると宣言します
オーウェンは同調し、意見が分かれる中、フェデリコは法王猊下の指示を仰がないかと提案します。すると準備良くソーニャとミュールに付き添われた法王猊下が現れます!
グリフィスを見た法王猊下は頂礼し、天啓が下された、光の鷹殿こそが我らが救いの御手だと説きます。場は一気に祝祭感に溢れます
魔術師への一歩を踏み出したファルネーゼ
ロデリックの船では、髭の騎士とイシドロが剣の稽古をしています。セルピコは髭の騎士がアザン副長だと気づいています
ファルネーゼはシールケと魔術で幽界での体、光体に分離する体験をします。毎日欠かさず鍛錬した成果です。ここが魔術世界の入口、ファルネーゼは魔術師としての本当の第一歩を踏み出します。お互い居場所を見出した者同士、部屋を出て、船の上まで飛び上がったところでこの巻は終わります
まとめ
ベルセルクにおいて数々の激戦を交わしてきたガッツとゾッド、なんと手を組みガニシュカに向かって行くとは驚きでした。最早お互い手段を選べない状況にあったため、一時的に手を結ぶことになります。この最凶タッグには流石のガニシュカも歯が立ちませんでした
ガッツ達は念願の船に乗り込め、いよいよエルフヘルムへと向かいます
一旦クシャーンは退きますが、翌日改めてクシャーン20万余の大群が攻めてきます!連合軍は敗色濃厚の中、僅か数百騎の鷹の団が状況を一変させます。その強さと言い、グリフィスの圧倒的な存在感と言い、他の追随を許さない鷹の団、なんとガニシュカの兵を退かせることに成功します
戦後、事の次第を聞き及んでいると、シャルロットが現れ、ミッドランド王女として我が婚約者にして鷹の団団長のグリフィス卿をミッドランド正規軍総司令官に任命すると宣言します。これは王女の宣言なので、流石に無下にする訳にはいきません
更に以前ソーニャ達が迎え入れていた法王猊下まで現れ、天啓が下された、光の鷹殿こそが我らが救いの御手だと説くのです!何か全てがグリフィスの描いた絵の通りに事が進んでいきます。神々しさもさることながら、その計算しつくされた演出に恐ろしさすら感じます
ファルネーゼは毎日欠かさず鍛錬してきた成果として、魔術で幽界での体、光体に分離する体験をします。シールケの助けがあったとはいえ、ファルネーゼもついに魔術師としての一歩を踏み出します。今まで何も出来ない自分の存在意義を懸案していたファルネーゼですが、これで更にパーティー内での重要性も上がっていくことでしょう
念願の船に揺られ、グリフィスとの闘いではなくキャスカの身を考えての旅を続けるガッツ達、無事エルフヘルムへ辿り着けるのでしょうか?続巻もコミックスで読みましょう!!
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