「ベルセルク」33巻の数々の激戦と成長譚~艦隊戦はロデリックに軍配!膨れ上がる光る鷹と闇に投じたガニシュカの一大決戦、迫る…~

前回までのあらすじ

ファルネーゼシールケと魔術で幽界での体、光体に分離する体験をします。毎日欠かさず鍛錬した成果です。ここが魔術世界の入口、ファルネーゼは魔術師としての本当の第一歩を踏み出します。お互い居場所を見出した者同士、部屋を出て、船の上まで飛び上がります…

艦隊戦はロデリックの勝利!

ガッツロデリックキャスカとの関係を話そうとすると、その場面に出くわしたファルネーゼは正気に戻ってしまいます。その隙にキャスカはマストに登ってしまい、誤って海に転落してしまいます!ガッツはすぐに飛び込み、キャスカを救います

義手の重さを感じながら、ガッツキャスカと水辺にいるといつも何かが起こる事を思い出します。助けられたガッツは、落ちたキャスカに咄嗟に出した義手の事から、無くしたものに無理矢理継ぎ足しても元には戻りゃしねェと自戒します

シールケガッツに護符を施しながら、ガッツキャスカへの想いと自身が既にガッツと特別な繋がりを持てていることを実感します。ファルネーゼキャスカの邪神はないものの気ままな態度に腹を立てます

ロデリックは3隻の武装商船を発見します。戦闘配置に付けると、その商船は旗を海賊旗に変えます。以前シールケに絡んだ海賊の御頭の船なのです!本業のロデリックは自信たっぷりで、一同を休ませます

ロデリックの船は大砲を通常の倍の射程で正確に、何射も撃っていきます。海馬の船首象のイース軍船はたった一隻でチューダーの軍船5隻を負かしたという噂があるのです!まさしくロデリックイースの航海王子の海馬号なのです!

ロデリックは2隻を沈め、なお不利と思われる風下で有利に展開します。いつの間にか風上に旋回し、大砲をぶっ放し、ケリを付けます。艦隊戦はロデリックの圧勝で終わります。ガッツは船倉で休んでいますが、悪夢を見ているようです

ガッツの奥底に眠る野犬がいつか鎖を食い破ってやると息巻いています。ガッツは起き上がりますが、その夢が思い出せません。イシドロの勝報で船員とラム酒を飲む一同、楽しそうです

やつれたマニフィコエルフヘルムで一山当てようとロデリックに持ち掛けますが、パックを妖精の王にしてやると言い、パックも満更ではありません(笑)

マストの上に上がったファルネーゼを心配しに見に行くロデリックファルネーゼは先程の浮遊体験と自分の無力さを説きますが、ロデリック船員それぞれの役割からキャスカの面倒を見ているファルネーゼこそ皆から信頼されていると返します

ウインダム脱出決行!!

鷹の団の噂話をしながら、フォスは悦に浸っています。子ども達が皆同じ夢:光る鳥の夢を観たと言います。黒い影が太陽を隠しますが、光る鳥が大きな嵐を呼んで黒い影を吹き飛ばし、本当の夜明けが来ると目を輝かせて話します

グリフィスシャルロットの婚礼の儀を行うまでは死ねないと気を張る法王猊下ソーニャは嫉妬の嵐です(笑)ロクスは少ない兵員動員を冷静に見極めています

ガニシュカダイバの忠告を聞かず、グリフィスの存在を恐れ、自らが使徒を超越するしかあるまいと術式を行い、屹立する魔神の降臨を見上げよと気を吐きます。魔子宮の転生器・人造のベヘリットに真の転生者が身を投じる…更なる転生がなされています

ラバン団長はウインダム市民を夢の掲示に従い王都より脱出させると言います。獄舎に向かうラバン達、奥には多くの裸の女がいます。女達は皆夢のお告げを見ており、その数は凄まじいものがあります

フォスクシャーンの一団と見間違いますが、ラバンの一計により扮した女達だったのです!ウインダム脱出を決行します。クシャーンの関所では危ういところを鷹の団の工作部隊のジャリフに助けられ、通過しようとします

そこにバーキラカが立ち塞がります!ジャリフは逆にバーキラカに仕えないかと諭します。この戦は国家奪還のための解放戦争(レコンキスタ)でも、異なる神を掲げる二大民族による聖戦(ジハード)でも無い、我々は今何か途轍もない人智の及ばぬ巨大な流れの中に在るのだと…それを導く者がだと説きます

その先には誰も見たことのない新しき世界があるというジャリフバーキラカは見逃してやると言い、新しい世界が訪れるか見届けさせてもらおうと言います

ラバン達は無事脱出し、オーウェン卿に会い、大将・に帰還を御報告下さいと言われます。フォスは跪き、麗しいグリフィスが現れます

世界の理が終わる…!?

ガニシュカは魔界の深淵に至り力を手に入れたと、その肥大した身体で街を飲み込んでしまいます!ダイバガニシュカが最早魔界そのものだと感じます。不吉な暗闇から、ソーニャは世界の理が今終わると予言します

一方船では、一同が思い思いに時を過ごす中、ベヘリットが不気味に震え、キャスカは烙印のうずきを感じます

ガニシュカは膨大に膨れ上がり、街を飲み込み、天高くそびえ立ち、人々を踏みつけてしまいます。ソーニャはあれを終わりの魔獣と言います。法王猊下は災いの化身した魔獣の闇は必ず吹き祓われる、光のによってと説いたところでこの巻は終わります

まとめ

自信たっぷりだっただけに、ロデリックの艦隊運用は素晴らしいものがありました!海賊相手とは言え、3隻同時に、いとも簡単に攻略してしまうのですから、イースの航海王子という異名も伊達ではありません!

基本的にベルセルクガッツ中心のバトルシーンが多い作品ですので、今回の艦隊戦はまた違った角度からの戦闘シーンが楽しめて面白いです。ロデリックファルネーゼの憂いも、船員一人一人に役割があってこそ、一つの大事が決まると諭します。世の中の理のようで、非常に考えさせられる一幕です

今回も絡んできた海賊の御頭ですが、いいキャラをしていて、今後も参上しそうなので覚えておきましょう(笑)

光るの夢の掲示と言い、膨れ上がる鷹の団と、それに対するクシャーンガニシュカの対戦が目前に迫って来ました!ウインダム市民をも脱出させ、更に膨れ上がる鷹の団、対するガニシュカは魔子宮の転生器・人造のベヘリットに真の転生者が身を投じる…更なる転生がなされ、こちらは個体として膨張していきます

ソーニャは世界の理が今終わると予言します。このガニシュカグリフィスの一大決戦という体で進んでいくのか気になるところです

その気を感じながらもガッツ達は船旅を続けます。こちらもエルフヘルムへ無事に辿り着けるのでしょうか?続巻もコミックスで読みましょう!!

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