「BLAME!」第10巻のあらすじ
シボを連れたネットスフィアの代理構成体の女性は珪素生物にやられネットスフィアに戻りましたが、自身の存在が消える危険性を冒し基底現実に戻りシボを救います
しかしセーフガードユニットに襲われ、その女性が身動きできないでいるところに霧亥が助けに入りましたが、女性が自身を犠牲にすることで霧亥はセーフガードを倒しました
女性は霧亥に自身とシボの遺伝子でできた胚が納められた球体を託しシボとともに死亡します
霧亥は左脚を失いつつも球体を運び都市の外を目指すのですが、あるセーフガードユニットに頭を撃たれ動けなくなりました
その時、霧亥の周囲に水が満ち、彼と球体を押し流して行くのですが、そこで彼を待っていたものとは…
名シーンベスト3!
3位 巨大なセーフガードユニットとの激闘により霧亥が右目を失ったシーン
「もう上に着いたってことか…
どうした?」
霧亥は高速エレベーターに乗り、巨大な空間の上部に着くと警戒しだします
その様子をいぶかしむ保存パックに黙るように言い、銃を構えながら出口に近づくと、突然その扉が爆発し巨大な4つ足のセーフガードユニットが襲い掛かりました
吹っ飛んで立とうとする霧亥の頭を右前脚で地面が陥没する力で潰し、さらに胴体を咥えて噛み、投げ飛ばして壁に叩きつけます
血を流し気を失っている様子の霧亥に、さらにそのユニットは獣のような状態からローブをまとった男性のような姿になり、腕の重力子放射線射出装置のようなものを霧亥に向けて放ち、壁にはセーフガードのマークの跡ができました
そんな猛攻を受けた霧亥ですが、彼は起きて重力子放射線射出装置を撃ち一撃で相手を倒します
相変わらずの霧亥のタフさにはほれぼれさせられますが、なんとこの戦いで右目を失ってしまいました
あっさりしているようで凄まじい戦いだったことが分かる名シーンです
2位 サナカンが球体を霧亥に託すシーン
「キリ…イ
球体を…守って…
感染しない…場所が…あ…る…
そこ…まで…持って…いく…」
シボを連れて行ったネットスフィアの代理構成体の女性の正体はかつて霧亥とシボの敵だったセーフガードのサナカンでした
彼女は珪素生物にやられましたが、自身の存在が消滅する覚悟で基底現実に戻してもらいシボを助けます
しかしすぐにセーフガードユニットに拘束され、シボの球体が破壊されるのを見ていることしかできないでいましたが、その前に霧亥が助けに来ました
霧亥もまたユニットに拘束されますが、サナカンがあらゆる攻撃をはねのける左手を飛ばし霧亥を助け、彼はユニットを破壊し大爆発が起きます
サナカンは自身とシボの子となる球体を霧亥に託し死亡し、シボも灰となって散って行きました
かつての敵と仲間との完全な別れ、そして霧亥に新たな旅の目的ができた名シーンです
1位 都市の果てで球体が目覚めるシーン
セーフガードとの戦いで左脚を失った霧亥は水が降り注ぐフロアにいました
今までのように再生しないため義足で補った左脚でひたすら進む霧亥
そこに現れたのは跡を追って来たセーフガードユニットです
霧亥は頭を撃たれつつも相手を倒しましたがもう身動きはできません
そんな彼の周りに水が満ち、彼と球体を流して行きました
そこは海草のようなものが繁茂する巨大な水槽のようなフロアで、球体は霧亥から離れ中でなにやら反応しているのを霧亥はじっと見ています
なんとも神秘的な名シーンです
そのすぐ後にノイズが走り、次のシーンでは霧亥は険しい顔で何者かに重力子放射線射出装置を撃っていました
背後にはガスマスクをつけた子供がいます
おそらくはそれが球体が成長した姿、シボとサナカンの子で正常なネット端末遺伝子を持つ存在なのでしょう
正常なネット端末遺伝子を持つ子がいるならばすぐにネットスフィアと交信し、セーフガードを手懐けて珪素生物を駆逐して敵なしになるのではないでしょうか?
それとも何か条件がいるのでしょうか…
なんとも謎に満ちているけども希望を感じさせるラストでした
ちなみにこの後の世界は短編集「ブラム学園! アンドソーオン」に収録されている話しに描かれています
霧亥も少しだけ登場しているので気になる方はぜひ読んでください
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