「ろくでなしBLUES」11巻の数々の喧嘩と青春物語~誠二の悪だくみも浜田・内定を蹴る漢気!成吉目を完治もライセンスが取れない窮地…千秋・真冬を巡る男達の恋の行方は!?~

前回のあらすじ

中島前田に起きることには従順に従えと諭し、井岡に焼きを入れられても手を出さずにいると、例の黒猫が現れます。猫をシドちゃんと呼ぶ猫の飼い主から真実を知り、何か踏んだ感触も実はクソだったと知った前田井岡中島にお礼参りをします…

誠二の悪巧みと田の漢気

ボクシング部に誠二が入部し汗を流します。前田を倒したいようですが、浜田は止めておけと言います。そんな浜田が一流ホテルに就職が内定した話で盛り上がります。進路指導の沼田浜田を使い前田の尻尾を掴もうとしますが、浜田にかわされます

沼田誠二にけしかけ前田の弱みを握ろうとします。誠二はあの手この手と企みますが、結局は前田の漢気に助けられる形となり、却って前田の株を上げてしまいます。再度沼田に呼び出された誠二は懇意にしている浜田の就職の件を持ち出され、前田のポケットにこっそりタバコを入れます

それを見つけた沼田校長が喚き散らしますが、何と浜田沼田を殴ってしまい、就職の話が白紙になります。浜田は漢気を上げ、学校を退学、前田はその後ろ姿を良く見ておけと誠二に言います

島袋赤城が荒れています。どうやら工藤静香の電撃婚約というスポーツ誌の見出しを見て荒れているのです。更に前田まで乱闘に加わるものの、前田はその記事の横の4コマ漫画が最終回で荒れていたのです(笑)

成吉完治も、ライセンス発行ならず!?

進級や就職の件でびくつく一同、あの真冬ですら就職に向けて髪をストレートにし、皆目を瞠ります。千秋成吉から手紙を貰ったと言いますが、前田は読もうとしません。すると翌日成吉が学校に現れ、前田は早速ボクシング勝負を持ち掛けますが、成吉はもうボクシングはやらないと言います

成吉は目は完治しましたが、一度網膜剥離になったボクサーはいくら完治してもライセンスを発行出来ないということなのです。JBCの言い分としては、再発を恐れての善後策のようで、成吉はボクシングを諦め、学校も辞める気です

そんなことお構いなしに借りを返したい前田成吉とボクシングをし、ついに顔面も狙えると粋がり、さらに逆にボディーにも入れる等絶好調です。千秋成吉の手紙を読み、その真意について考えます。本気を出した成吉前田を倒してしまいます

千秋成吉と一緒に帰りますが、成吉に腕を引かれ、嫌がります。成吉千秋前田が好きなことを悟ります

前田と成吉の間で揺れる千秋の想い

ボクシング界で今注目株の友利が就職活動中の真冬に目を付けます。真冬は荒れており、友利に当たりますが、友利は流石のボクシングの腕で、真冬の攻撃を全て避けてしまいます

すると成吉友利の相手をします!成吉は的確なガードとアタックで確実にヒットさせ、あの友利の上を行く腕なのです。会長がそれを見て目を瞠ります

前田は荒れており、打倒成吉を掲げアッパーを顎に決めてやるとスパーリングで汗を流します

バーで酒を飲んでいる成吉真冬が近づきます。懇々と成吉を諭していると、ボクシング協会会長のマンモス柴田成吉を復帰させてやると持ち掛けます。こしぬけヤローと書置きがあり、成吉はやっと女が真冬だったと悟り、復帰を決意します

コミッショナーに相談に行った成吉は、A級ボクサーと3R闘うことになり、友利が手を挙げます。美容室を態度が悪く出てしまった真冬が進路指導室から出てくると、成吉が現れ、真冬に試合を観て欲しいと持ち掛けます

成吉千秋のことを好きだと思っている前田千秋に応援に行けと言います。複雑な心境の千秋は涙し、前田のためにも試合を観に行くことに決めたところでこの巻は終わります

まとめ

誠二前田を再度貶めようと進路指導の沼田の悪知恵に乗ってしまい、あわやという場面を作ってしまいます。校長の伝手で一流ホテルへの内定が決まっていた浜田ですが、タバコを所持していたという前田を庇って沼田を殴り、浜田の内定の話は取り消されます

浜田は学校を去りますが、懇意にしていた浜田を裏切った形となった誠二は考えを改めざるを得ません。やはり人を貶めようとすると自分に返ってくるものですね

目を完治させた成吉が帰って来ますが、一度網膜剥離をやってしまった人間はライセンスを発行出来ないという事で揉めます。前田はやっと顔が狙えると粋がりますが、それでもやはり成吉は強いのです。友利とも互角以上の闘いを見せた成吉に、会長は興味を示します

何とかA級ボクサーと3R闘う手筈となった成吉成吉→千秋、千秋→前田、前田→千秋という構図も、前田成吉千秋への想いから千秋に試合を観に行けと相変わらず不器用で、千秋も複雑な心境です。ここに真冬の存在が大きくなってきた成吉、男達の恋の行方も気になってきましたね、続きもコミックスで是非!!

おまけ

ろくでなしぶるーちゅという単行本があります。こちらはろくでなしBLUESをコミカルに描写した短話集となっており、本編にもたびたび出て来る内容を一冊にまとめたものです。通常コミックスでは箸休めに丁度良く、また、単行本としても楽しめます

コメント

タイトルとURLをコピーしました