「ろくでなしBLUES」37巻の数々の喧嘩と青春物語~極東高校との大抗争ついに終焉!信頼が力をくれる…前田渾身のライトクロスで川島粉砕!師玉のショートストーリー5選で箸休め~

前回のあらすじ

四天王3人の活躍もあり、前田側優勢になりながらも抗争は続きます。畑山も倒れた中、鬼塚前田を想います…

極東との抗争、終焉

前田と対峙する川島の元に吾郎達が現れ、川島に謝罪しますが、川島は目もくれません。そこに畑山が運転する車が突っ込んできて、前田は倒れたヒロトを抱え何とか避けます!すると車は壁にぶつかり、停車しますが、ガソリンが引火し火が燃え広がります

スプリンクラーも作動する中、何と車内に残された畑山を救うべく川島は動き、救い出します。勝嗣達はあらかた極東勢を倒し、勝鬨を上げます。前田川島が本能的に何が大切な物なのか分かっていたと言います。服を破った川島とラストファイトとなります

前田は得意のローリングソバットで攻めますが、逆に川島に強烈な反撃を食らいます。ヒロトはメリケンで仕返しをしようとしますが、前田がやらなければ意味がないと思い直します。すると前田は立ち上がり、渾身のライトクロススクリューVer.)を決めます!

勝敗は決しました。仲間達が集結し、川島は力が信頼を呼ぶとまだ言いますが、前田はそうじゃない、信頼が力をくれるのだと諭します。極東の連中も現れ、畑山の暴挙もなかったことにすると約束し、極東は一つにまとまり、去って行きます

ヒロトをかばうひなの

翌日ヒロトは先日の武勇伝を大々的に皆に話周ってしまい、退学にリーチが掛かっている前田のクビが危うくなってしまいます。ヒロト竹原に呼び出され、負傷した首の件から前田を退学に陥れようとしますが、ヒロトは首に怪我など負っていないと言い張ります

柔道の授業で竹原ヒロトを徹底的に痛めつけ、首が痛むだろうと締め上げます。見かねた前田が乱入すると、そこにひなのが現れ、ヒロトの首は私がやったと言います。竹原が訳を聞くと、ひなのはメリケンパンチを放ち、竹原も納得します(笑)

野球部の三平太は成長し漢気を上げ、モテまくっています。見かねた小兵二は羨みますが、ここで三平太小兵二軍団に入れれば軍団のイメージアップになると企みます。三平太美香の入団を阻止しようとし、野球1球勝負をすることになります

美香三平太の気を引こうと小兵二軍団に加入しようとしていました。誤解が解けた三平太は、小兵二を勝たせてあげなくてはと焦りますが、小兵二渾身のフォークが絶妙に落下した地点でフルスイングしたため、大きな当たりとなってしまい、結局小兵二は負けます…

井の頭公園のボート

井岡前田とぶつかったのに気にせず涙しており、浅野に続き観月にもフラれたのでは?と噂されます。誠二は喜びますが、観月は展覧会出展の準備で忙しく、過労が祟って保健室で休みます。観月の作品を見た誠二は、井岡のムキムキの身体がデッサンされたものが無残に破られているのを見つけ、憤ります

ジョー井岡の真意を探らせ、罠に掛けると、案の定井岡は絵を見に来たため、誠二が殴りますが、観月が現れ、絵は実は全てデッサンで切り口も忠実に描かれており、全員驚きます!誤解も解け、最近の残業も井岡が送って帰しているという事実を知り誠二は凹みます…

勝嗣和美は喧嘩する度に井の頭公園のボートに乗り仲直りします。テレビでそのボートに乗ったカップルは別れると取り上げられ、和美は焦ります。このことを知っていた前田は頑なに千秋とボートに乗りませんでした

いつものように千秋前田のお弁当を作って来てくれて、前田は軽い弾みで「悪いな、彼女でもねーのに」と心にもないことを言ってしまいます。弁天様に謝罪した前田は、千秋にまだ付き合ってないからこそボートに乗ろうと誘います

しかしお賽銭を奮発したせいで金がなく結局ボートに乗れなかった二人でしたが、手を繋いだ千秋は乗れなくてもいいと上機嫌です

傘の件で他校の生徒と揉めた海老原ですが、喧嘩になりそうになると石松がいなく、危うく袋にされるところでした。これには理由があり、石松ある男を見かけたため逃げ出したのです。石松は因縁があり、過去一方的にやられ、石松がキレ、逆にの鼓膜を破ってしまったことがあったのです

は今も良く聴こえないと嘘を付き、石松を一方的に袋にしますが、海老原が返り討ちにし、鼓膜など1か月もすれば元に戻ると石松を助けます。石松は決して手を出さず、我慢の拳には血が滲んでおり、海老原石松に謝ったところでこの巻は終わります

まとめ

極東高校との大規模抗争もついに決着を見ます!途中畑山の暴走から自動車事故になり、引火し大騒動となりますが、何とあの川島が身を挺して畑山を救うのです…

前田川島のラストファイトも非常に鬼気迫るものがありましたが、最後は力で信頼を得るのではなく、信頼が力をくれるという前田の信念を体現するかのような渾身のライトクロススクリューVer.)が決まり、勝負ありでした

例によって大喧嘩の後は晴れやかな後腐れない結末を迎えるのがろくでなしBLUESの良いところ。極東の連中も心を入れ替え、団結していくのではないでしょうか?

ここから秀逸小話5選が続きます。ヒロトを庇うひなの、モテる三平太に嫉妬する小兵二井岡観月誠二の三角関係、井の頭公園のボートの因縁、そして石松の過去と師玉のショートストーリーが続きます

大きな抗争の後ということもあり、こういったほっこりする小話は小休止に持って来いですね!まだまだ続く前田達の学園ストーリー、続きもコミックスで是非!!

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