「ろくでなしBLUES」42巻の数々の喧嘩と青春物語~最終巻!悪の権化・白井に前田、正義の鉄槌!無事卒業し、数年後、前田・世界戦で成吉と再戦で大団円~

前回のあらすじ

小兵二白井の拳を潰そうとしますが、千秋白井もボクサーだからと止めてしまいます。つくづく甘い女だと白井小兵二を殴ったため、千秋は好きなようにして良いからもう止めてと言います。仕方なく白井にキスしようとしますが、そこまでさせる千秋の純情さに白井はキレて叩きます

前田シンコーに着き、そこにやられた小兵二を見つけます…

決着

小兵二はあくまで千秋前田の事を想い自ら進んで白井の元へ行ったと言います。シンコーの連中と白井・千秋を見つけた前田は、後先考えずに突っ込み、大立ち回りで粉砕していきます。前田白井以外全員倒しますが、千秋の夢を捨てないでという言葉も、白井は合法的に人を殴れ、金と女が手に入るなら願ったり叶ったりだと言い切ります

前田は涙を流し逆上しますが、白井は強く、まずは鼻からと意地悪く攻撃してきます。前田は倒れ、次は目だと言われますが、前田はボクシングを舐めるなと関西弁になり構えます

しかし白井は強く、ダブルアームスープレックス前田を倒します。千秋は金属バットを持ち立ち向かおうとしますが、シンコーの連中に止められます。前田は最後まで千秋の事を信じ、「俺の女じゃ!」と渾身のライトクロスを決めます!

白井が脚にキテいるところを更にアッパー・スクリューフックと畳みかけ、最後は渾身のストレート白井を沈めます。シンコーの連中は訴えてライセンス剥奪させてやると去って行きます。千秋前田に謝りますが、前田千秋が無事なら良いと言います

白井は結局千秋とは何もなかった、シンコーの連中もこのことを表ざたには出来ないだろうと言います。その場を去り、今は何も考えられないと言うと、前田千秋に「噛むなよ」と言ってキスをします

お咎めなし!

一件落着し、入院中のヒロトの元に海老原達が行くと、快方に向かっているはずが、いきなり狭心症で心臓マッサージが始まり、大パニックに陥ります。ところが当のヒロトが現れ、どうやら病室が変わったらしいのです

松村は一計を案じ、ヒロトの病室にひなのと二人っきりにさせると、まだ誤解しているひなのヒロトだけなんだよとキスを迫ります!しかしそこで海老原達が現れ、ヒロトの隠していたラブレターを持ち出し、作戦は失敗します

勝嗣達は前田の今回の件について話していると、千原兄弟が現れ、小兵二軍団に加入すると言います。前田も今回の小兵二の活躍をある程度認めているのです。公園でたこ焼きを作る島袋と口論になり、自分の正当性を主張すれば問題ないと諭された前田は、日本ボクシングコミッションに事情を説明に行きます

普通なら即ライセンス停止ですが、白井が事前に事の顛末を話していたようで、前田にはお咎めはありませんでした。前田は6階級制覇してやると豪語します

前田千秋とデートをします。こうやって学校外で二人でデートをするのは初めてです。千秋が感慨に耽っていると、勝嗣和美を見つけます。何と和美が妊娠したかもしれないと産婦人科に行くところでした。その産婦人科にはマサがおり、何と子ども(3つ子)が産まれるというのです!

夢を追いかけ

結局和美は妊娠2か月で、勝嗣は腹を括り家族を持つと豪語します。卒業式の日、膨れ上がった小兵二軍団が式をジャックするのでは?という噂が流れます。マサの子どもは難産でまだ産まれていなく、それでも巣立つ生徒の方が大事だと卒業式を選びます

前田井岡が昔浅野から聞いていた髭のある男と一緒になると子宝に恵まれないという話から、マサの髭をカッターで切り、一人スクーターで病院に向かいます。するとそのスクーターがトラックに撥ねられます!

卒業式では一人ずつ生徒が呼ばれ、ろくでなしBLUESを振り返るようなキャラ総登場で沸かします。マ行なので最後の前田が呼ばれると、何とギリギリ体育館に入って間に合います!トラックの相手はなんと浜田で、そのまま浜田に病院に送ってもらい、無事出産に立ち会い、式に戻って来たのです

小兵二軍団継承式が行われる中、前田達は後輩に「楽しかったぜ、またな」といって学校を去ります

時が経ち、ヒロトも卒業の日を迎えます。勝嗣一家の子どもも大きくなり、千秋も社会人です。前田の世界戦の日で、皆それぞれ感慨深いものがあります

前田は16戦16勝15KOという好成績です。相手はなんと成吉、5度目の防衛線です。会場は当初武道館が予定されていましたが、二人の希望で後楽園ホールとなりました。ようやく借りが返せそうだと前田が鋭いパンチを振るったところでろくでなしBLUESは終わります

まとめ

ヒール役を貫いた白井、本当に悪の権化のような奴でしたが、それでも前田千秋の純愛だけは崩せませんでした。千秋は頑なに潔白を通し、前田は正攻法からシンコーの連中を倒し、白井とタイマンに持ち込みます

流石に喧嘩慣れしている白井は強かったのですが、ボクシングをしているのも合法的に人を殴れるからというのは頂けません。前田のような夢がある者には許されない考えです。結果前田渾身の4連打が決まり、前田は勝利します

本来ならプロですからこのような喧嘩沙汰を起こしてはライセンス剥奪なのですが、白井自らの訴えもあり、前田はお咎めなしとなります。千秋と学校外で初デートをし、二人の絆はより深いものとなりました

卒業式では一悶着ありましたが、歴代キャラ総登場で盛り上げ、前田もギリギリ間に合い、無事卒業することが出来ます。数年後の世界戦で前田成吉後楽園ホールでの再戦という展開も熱いです。どんな結末だろうとも、男の道を代言してきた前田は胸を張って生きていくことでしょう

終わりに

ジャンプ黄金期を支えた漫画(ドラゴンボール・スラムダンク・幽遊白書・ダイの大冒険…)の中でも、喧嘩・不良・ボクシングものとして人気を博したろくでなしBLUES、如何だったでしょうか?

前田の筋の通った生き様、何かついていきたくなる漢気が非常に魅力的でしたね。喧嘩ばかりではなく、ショートストーリーで笑わせる要素も多々あり、バラエティーに富んだ内容が人気作となった要因でもあるでしょう

時代は移り変わりますが、前田達のような不良がいた良き文化というものも、忘れずに生きていきたいものですね!お付き合い頂きありがとうございました!

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