前回のあらすじ
しびれくらげは海中からダイの冠を見つけて来ます。ポップがダイの事を想い叫ぶと、その声がダイにも届きます。ダイは自分の居場所を知らせようと氷山の中から竜闘気を放ち、一筋の光が放たれ、ポップ達は居場所を突き止めます。しかし、それは魔物にも伝わってしまい、向かうポップ達の前に魔物が現れます…
極大消滅呪文・メドローア
妖魔士団のザボエラがクロコダインの前に立ちふさがります。その隙にポップはダイを捜索します。チウの窮鼠包包拳で氷山を破壊し、ついにダイに辿り着きます。ザボエラはそこでサタンパピーに自らをメラゾーマで撃たせ、マホプラウスで吸収し全員分のメラゾーマを放って来ます
しかしボーンのヒムが間に割って入り魔法をかき消してしまいます!ヒムはザボエラを連れ戻しに来たと言います。オリハルコンで出来た身体はどんな攻撃も魔法も受け付けないと言います。ザボエラを連れてヒムは去っていきますが、兵士(ボーン)の他に4人の仲間がいる…チェスの駒で兵士は最下位なので、さらに強い敵がいるということです
バーンの前でついにチェスの駒の5人の顔がお目見えします…兵士(ボーン)・ヒム、騎士(ナイト)・シグマ、僧正(ビショップ)・フェンブレン、城兵(ルック)・ブロック、女王(クイーン)・アルビナス…ハドラー親衛騎団です
5日後ダイ達はカール王国の廃墟から死の大地に乗り込むことに決まります。ロン・ベルクはヒビの入ったダイの剣の修理を依頼され、自身が作った最高の剣が傷ついたことに怒り、自ら剣を持ち、ダイに稽古を付けてやると言います
ポップはより強大になるバーン達に危機感を覚え、マトリフに教えを乞うと、マトリフは極大消滅呪文(メラ系とヒャド系の最上位を併せたもの)・メドローアしかオリハルコンの敵に通じる呪文はないと言います。マトリフはポップにメドローアを放ち、魔力で相殺して見せろと言うのです
ポップは咄嗟に魔力で対抗しますが、元々メラ系の方が得意のため、+のエネルギーの方が強く、右手が燃えだします!マトリフは右のエネルギーを上げろと言い、ポップはド根性で大きな光に包まれます…ポップは回を重ね、メドローアをマスターします
ダイとヒュンケルはロンと、マァムは一人で、そしてクロコダインとチウも、それぞれ特訓を重ねます
バーンの野望
ザボエラは魔牢幽閉され、バーンはキルバーンに眠れる竜を消せと命令します。最後の闘いに向け、ダイ達は勢ぞろいし、最後にアバンの書を持ち、魔軍掃討に向かいます
キルバーンはバランの元に現れ、バーンの野望・この大地のはるか下に広がる魔界を地上に復活させるために、それを妨害する可能性のあるバランを襲います。しかしバランはキルバーンを真っ二つに斬ってしまいます
バランはバーンがそのつもりならこちらにも考えがあると言い、去ります。しかしキルバーンは斬られた身体を修復してしまいます。ダイ達は大きな気球で談笑しながら移動します。それぞれの思惑を挟みつつ、その間死の大地が隆起し、天をつらぬく程の巨大な岩山が現れていました…
北の勇者・ノヴァ
荒れたカール王国に到着したダイ達は、到着の合図の信号弾を撃とうとしますが、アキームに止められ、サババの造船基地へ案内されます。サババは漁港で、ベンガーナ王の潤沢な資金で死の大地への移動のための大型船を建設中なのです
チウはゴメちゃんにクロコダインから貰った獣王の笛で魔物を呼び出し、倒せば仲間になるということで、翼竜系のモンスターを呼び寄せます…一足先に死の大地を偵察したいようです
各国の勇者が集結して来る中、サババがハドラー親衛騎団に襲われたと報告があり、ダイが向かおうとしますが、そこに北の勇者・ノヴァが自分が助けに行くと言います。ノヴァの傍若無人ぶりに嫌気がさすパーティー達でしたが、ダイは誰が勇者でもいい、強い仲間なら何人いたっていいと言います
ノヴァは単身サババにルーラします。ポップは新調した防具を身に着け、ダイと共にノヴァの後を追います。一足早く到着したノヴァの前に、ハドラー親衛騎団が現れたところでこの巻は終わります
まとめ
連戦続きだった中、なんとかダイが発見され、最終決戦に向けて各々修行を積み、実力を上げていきます。特にポップはヒムのオリハルコンで出来た身体に脅威を覚え、それに打ち勝てる魔法を求めて師匠・マトリフの指導の下、極大消滅呪文・メドローアを覚えます
メラ系とヒャド系を併せた魔法だけに、メラ系の方が得意なポップはその微妙な匙加減に苦戦しますが、マスターしてしまいます。ポップはどちらかというと普通の、人間らしさのあるキャラという立ち位置ですから、努力を重ね強力な魔法を扱えるようになる様は爽快感がありますね
バーンの野望も明らかになる中、バーンは密かにその邪魔になるであろうバランを亡き者にしてしまおうとキルバーンを刺客として送り込みます。バランは一刀してしまいますが、キルバーンは復活しており、この二人は今後の最終決戦に向けて、重要な立ち位置となってくるように思われます
傍若無人ぶりが際立ったノヴァですが、大言壮語するだけに、実力もあるのでしょうか?単身ハドラー親衛騎団に立ち向かうようですが、勝ち目はあるのか…次巻もコミックスで是非!!
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