前回のあらすじ
マグマが押し寄せる中、ダイ達3人が乗る岩をヒュンケルが持ち上げ、遠くに投げて助かります。ヒュンケルはそのままマグマに沈みます…ヒュンケルは最後の最後で改心したのです
6大軍団長の二人がやられ、なお息巻く4人、次はフレイザードがホルキア大陸攻略だと吠えます…
容赦ないフレイザード
ポップは恋のライバル・ヒュンケルに同情しつつも複雑な気持ちです。マァムの揺れ動く心にポップは振り回されます。ダイの防具を直したバダックは、火薬玉を放ちレオナに合図することを思いつき、神殿に向かいます
神殿の階段が瓦礫で塞がれており、ダイが火炎大地斬で吹っ飛ばします！綺麗に瓦礫は吹っ飛んだものの、火薬玉に引火し、打ち上がってしまいます。すると気球が現れ、パプニカ３賢者のエイミが現れます
事情を聞いたエイミは、レオナのいるバルジ島に一同を気球で連れていきます。バルジ島の塔でレオナはアポロ、マリンと待っています。そこに氷炎将軍フレイザードが現れます！フレイザードは熱波と冷気を交互に放ち衛兵を倒してしまいます
アポロとマリンはフレイザードの身体半分に逆の性質の魔法（アポロ→メラゾーマ、マリン→ヒャダイン）を撃ち込む作戦を立てますが、フレイザードは上手く逆の手で抑えてしまいます。呪文のエネルギーを吸い取って更なる息を吐きますが、アポロはフバーハで防ぎます
するとフレイザードはフィンガーフレアボムズというメラゾーマ5発分を同時に撃つ魔法でアポロ達を吹き飛ばします！フレイザードは女でも容赦なく、マリン・アポロに続き、レオナに手を掛けようとするところでダイがナイフを投げ救います
一時撤退…
ダイは得意のスピードで翻弄し、モロに受けたかに見えたマヒャドも魔法剣で吸収し、火炎大地斬で右腕を燃やします。しかしフレイザードはすぐ腕を再生し、甘く見ていた考えを改め、火炎爆花散で全員に激痛が走ります
更にこれは仲間への合図でもあり、島に炎魔塔と氷魔塔が現れ、氷炎結界呪法で結界陣の中にいるフレイザード以外の者は力も術もすべて封じ込められ弱体化します。手も足も出せなくなったダイ達、マァムの魔弾銃すら使えない状況のため、マァムは撤退を指示します
すると隙を見て、フレイザードがレオナを氷漬けにしてしまいます！ダイは怒りに震え善戦しますが、通常の5分の１しか力が出せず、フレイザードには敵いません。マァムは心を鬼にしてダイを後ろから殴り気絶させ、気球で脱出を試みます
フレイザードはメラゾーマを放ちますが、そこにマァムが魔弾銃のギラの入った弾を投げ誘爆させ難を凌ぎます。追手のフレイムが大量に現れ、エイミはヒャダインで応戦しますが、多勢に無勢、気球は徐々に高度を下げ、バルジの大渦に飲み込まれようとしています
そこに岩陰から光が放たれ、フレイム達は一掃され、なんとか気球は渦を避け着陸し、一同は先程の閃光の元を探ります。そこにはマトリフという大魔導士が待っていました。マァムと顔見知りで、なんとアバン達勇者一行の4人パーティ（勇者アバン、マァムの父の戦士・ロカ、マァムの母の僧侶・レイラ、魔法使い・マトリフ）だったというのです
仕切り直していざ塔破壊へ！
人間の醜態を見てきたマトリフはうんざりしており、隠遁生活をしていました。ダイの熱意にほだされ、ダイがアバンの最後の弟子だったと聞き、フレイザード攻略の策を練り始めます。禁呪法を打ち消すためには２つの塔を壊す必要があるのです
するとマトリフはポップに興味を持ちます。ハドラーはダイ達の真意を掴み、逆にバランには敢えてそこに向かわせず、カール王国に向かわせます。ハドラーはダイとバランを会わせたくないようなのです…
マトリフの特訓でルーラを体感し、その後も死に物狂いでついて行くポップ、必死に食い下がっていきます。ダイは目隠しをしてマァムに相手をしてもらい修行します。ポップは荒療治で置いてけぼりにされてしまいます
悪魔の目玉からレオナの生命力はもって明日の日没までだと言われ、バダックが用意した火薬弾を持って4人乗りの船で向かうため、ダイ・マァム・バダックとあと一人…というところでポップがド根性でルーラで戻って来て、4人目を勝ち取ります
ルーラは行ったことのある場所にしか使えないため、マトリフだと島に行ったことがなく、ポップだといきなり中央の塔に行ってしまうため、ルーラは使えません。4人を小舟に乗り込ませると、マトリフは魔法で船を浮かべ飛ばしてしまいます
しかし止まる方法を考えていなかったため、ダイが偶然バギを発動して速度を落とし、なんとか上陸に成功します。ダイとバダック、ゴメちゃんは炎魔塔、ポップとマァムは氷魔塔へと二手に別れます。そこにザボエラとミストバーン達が待ち構えているところでこの巻は終わります
まとめ
フレイザードの強さが際立つ巻となりました。ただでさえレベルの違いを見せつけていたのに、 氷炎結界呪法で結界内では通常の5分の１しか力が出せず、魔法も使えないという困難に陥ります。今までどんな逆境も跳ね除けてきたダイでしたが、これには打つ手なしです
マァムの気転で脱出出来ましたが、レオナは凍らされ、タイムリミットもあるため、再戦となりますが、マトリフという心強い味方も現れ、仕切り直してまずは2つの塔破壊を試みます
気になる描写としては、6大軍団長の一人・バランをハドラーはダイ退治には向かわせなかった点が挙げられます…これには何か訳がありそうです
フレイザード一人でも苦戦していたのに、そこにはザボエラ・ミストバーンという強敵も待っています。短期間の修行をしたとは言え、ダイ達は無事レオナを助け出すことが出来るのでしょうか？続巻もコミックスで是非！！
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