前回のあらすじ
段違いのパワー・スピードになった悟空はベジータを圧倒するかに見えましたが、ベジータは一蹴し、悟空も界王拳が解けます。ベジータの圧倒的なパワーに悟空がワクワクしてきます…
ベジータ、異次元の強さ
ベジータの気はまるで台風のような気候変動を及ぼす程です。悟空に3連打を加え、エネルギー波を放ちますが、悟空は界王拳2倍で避け、更にベジータの次のエネルギー波をギリギリ避けます
悟空は禁じ手の界王拳3倍に挑戦します。ブルマのスカウターが壊れるくらい戦闘力は上がっていきます。強さを増した悟空はベジータを圧倒し、ついにベジータも血を流します
プライドが傷ついたベジータは悟空を地球諸共葬り去ってしまおうとギャリック砲を放ちます。悟空は3倍界王拳のかめはめ波で対抗します
二つの閃光がぶつかり凌ぎを削り、悟空は界王拳を4倍に増し、ベジータごと吹っ飛ばします!悟空は身体を酷使し過ぎたと感じます。しかしベジータはまだ生きており、月を見て大猿化して襲おうとしてきます。しかし月はピッコロに破壊されているためどこにもないのです
ベジータは月についての講釈を垂れ、なんと自ら小さな満月を作りだしてしまいます。大猿化したベジータは10倍の強さを手に入れ、スピードも速く、悟空は最終手段・元気玉のために隙を作るため、太陽拳で目つぶしします
少し距離を取り、ベジータが目が眩んでいる隙に元気玉を放つ準備が整います。しかしベジータは口からエネルギー波を放ち、悟空の元気玉が消えてしまいます
元気玉の行方は!?
悟空の気はどんどん弱まり、悟飯とクリリンは救援に向かいますが、風前の灯火です。悟空はイタチの最後っ屁だとエネルギー波でベジータの片目を潰しますが、最早力は尽き、ベジータに握り潰されようとしています
クリリンは悟飯とヤジロベーにベジータの気を引かせ、その隙に気円斬でしっぽを斬ってしまおうとします。しかし避けられ、万事休す…というところで、なんとヤジロベーが刀でしっぽを斬ってしまいます!
ベジータは元の姿に戻りますが、悟飯もクリリンもやられ、最早打つ手なしです。ベジータがいたぶり殺そうとする中で、悟空の想いを継いだ悟飯が気力を振り絞りベジータに立ち向かいます。その隙に悟空はクリリンに元気玉を託します
悟飯と格闘中のベジータに当てるのは至難の業です。ここでクリリンに界王様が念話で悪の気を感じ取って放つのだと諭します
クリリンはついにベジータの隙を見定め、元気玉を放ちますが、ヤジロベーが大声を挙げたため、ベジータに気づかれてしまいます。咄嗟に避けたベジータの先には悟飯がおり、悟空は悟飯に悪の気がない者なら跳ね返せると念話します
悟飯は咄嗟に元気玉を弾き飛ばし、元気玉はベジータに当たります!
悟飯も大猿化!
ついに終わったかに見えましたが、ベジータは生きており、ボロボロの戦士達に止めを刺そうとしてきます。悟飯のしっぽが再生していることを悟ったベジータは悟飯に止めを刺そうとしますが、ヤジロベーが後ろから刀で斬りつけます!
一瞬怯んだベジータですが、ヤジロベーも屠り、最早誰も動けません。すると悟空は悟飯に空にある光の玉を見ろと言い、悟飯は大猿化します!大猿化してしまうと理性を失ってしまうのですが、悟飯は僅かながら心が残っており、ベジータに向かっていきます
ベジータは悟飯のしっぽを斬ってしまいますが、元の姿に戻りかけた悟飯の体当たりをモロに食らいます。ベジータは虫の息で、端末を操作し小型宇宙船を呼び寄せるところでこの巻は終わります
まとめ
ドラゴンボールは毎回過去最高レベルの敵が現れ、際限のない強さの限界まで挑戦する姿が人気な訳ですが、このベジータは最強のサイヤ人として、強烈な印象を読者に残します
悟空との頂上決戦も、一進一退、何度も逆転に次ぐ逆転で、特に少年誌に週刊連載だったせいか、この毎回どう転ぶか分からない攻防には一瞬も目が離せません
今巻ではヤジロベーとクリリン、そして悟飯がキーマンで、ところどころ顔を出していたところが伏線として繋がります。ヤジロベーは良い意味でも悪い意味でも目立っており、重要な役目を果たします
また悟飯はその秘められた潜在能力と言い、大猿化というサイヤ人の血を持つ者特有の能力(しかも若干理性もあるのです)でベジータを追い詰めます
クリリンも元気玉を悟空の代わりに放つという重要な役割を担います。この悪に立ち向かう戦士達の奮闘には心熱くなる場面が多々ありますね
瀕死のベジータは小型宇宙船を呼び寄せ、宇宙に引き返そうとしています…気になる続きもコミックスで是非!!
おまけ
コミックスの巻末には毎回扉絵がまとめて載っています。この大迫力の扉絵、構図といいロゴといい、毎回思考を凝らした内容になっているため、コミックスの締めに是非ご覧になって頂きたいです
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