前回までのあらすじ
バンパイアの襲撃で命を落としてしまう玄野。転送が始まるとホストと女の子がメンバーにくっついて一緒に転送されてしまいます…
Prologue~大阪チーム
大阪で関西弁の男子・吉牛の店員・CDショップの店員・漫画家・塾講師等の日常生活の場面が写されます。最初の関西弁の男子はトラックに轢かれて死んでしまいます。すると部屋に転送され、先程出てきた人間がガンツの住人だったことが分かります
転送されてきたホスト達は…
転送されてきた坂田や加藤は西に玄野が殺されたことを話します。加藤は玄野を生き返らすと誓います
おっちゃんにホストが、レイカに女の子がくっついて一緒に転送されて来ます。ホストは「ゴキブリどもの巣か…巣ごと絶滅させるぞ」と言います。部屋の中で戦闘が始まります。白熱の攻防戦の中、ラジオ体操の歌が始まります。加藤は黒い球を壊さないとメンバーは集まってくるのだと説きます。今回はぬらりひょん星人です
ホストにはホストざむらいというスーツが用意されています。ホストもガンツの住人になってしまったのです。ガンツの球の中の人間を殺そうとしますが、どうやっても殺せません。ホストは観念したのか、座り込みます
今回の舞台は大阪!!
タケシから転送が始まります。大きな泣き声が聞こえてきて耳を抑えしゃがみ込みます。すると和装の目のない女に追われます
タケシのことは風に任せ、また、ホスト達のことは置いておいて星人を倒して点数を稼ぐことに専念しようと加藤は説きます。既にリーダーの風格です。転送先は道頓堀…大阪なのです!今までのミッションで東京を出たことはなかったのに…一般人からもメンバーの姿は見えています
ホスト達も範囲外に出ると頭が爆発する仕組みを知ります
タケシは先ほどの女にかぶりつかれてしまいます。見様見真似で風の体当たりをして星人を吹っ飛ばします
レーダーを見ると今回も星人の数が多いようです。加藤は玄野を生き返らせられるかもしれないと期待します
タケシは所謂妖怪(今回のミッションの星人は主にこのタイプ)に取り囲まれてしまいます。
加藤達は同じ黒スーツを着た集団に出くわします。お互いが星人が化けていると思い、戦闘になりかけます。メンバーにレイカがいたため、ファンの男が話しかけてきて、何とかことが収まります
妖怪達は容赦なく一般人を殺戮します。しかし、別のチーム(大阪チーム)の連中は人助けどころか、薬物を使用して音楽を聴いていたりとメチャクチャです。業を煮やした加藤が人助けに行こうとすると、大阪チームの連中から手を出すなと言われます
大阪チームは見たことのない武器や、以前恐竜編の時玄野が使った乗り物に乗っていて、ゲーム感覚で星人を倒していきます。その残虐無道な姿に坂田は「戦争になりゃどこの国でもやってることだよ」と言います
迫りくる妖怪をなんとか倒してきたタケシですが、ついに大きな妖怪に食われそうになります。すんでのところで風が体当たりで助けます。大きな星人は非常に強く、風は倒されてしまいます。すると、タケシがまたも風の技で攻撃します
タケシの姿を見た風は、自分が強い敵にしか興味がなく、誰が一番強いとかいうことにこだわっていたことが本当にくだらないことだったのだと述懐します。タケシを守り、生きて帰るという目標が出来た風は、精神的にも成長し、大きな星人を倒します
正義感と現実で揺れる東京チーム…
星人を犯しているキチガイの大阪メンバーがいます。近くにいたメンバーがスーツの効かない攻撃をしてくる星人にやられてしまいますが、気にせず行為を続けます。そしてなんと裸のままその星人を追っ払ってしまいます
他のメンバーが和善の看板の上に格上と思われる星人を見つけます。先程追っ払われたスーツ無効化の星人がどんどん大阪メンバーを倒していきます。大きな銃を持つ大阪メンバーは1分以内に倒すと豪語します
大きな銃の威力は凄まじく、一発で大きな丸い痕と共に星人を倒してしまいます。勘の鋭い坂田は、何度も100点を獲って強力な武器を手にいれて一からやり直していると予想します。一般人を助けられる程の余裕がないと現実を見るレイカと、正義感溢れる加藤の意見が分かれます
玄野を生き返らせるといった加藤に、現実主義者の坂田は「何度も死んだり生き返ったり人間そんなチープなもんでいーのか?」と説きます。それで生き返った加藤は自分は何なんだよと自問自答します。レイカは玄野が生き返ったとしても自分には振り向いてくれないと嘆きます。桜井はそれでも坂田は自分を生き返らせたじゃないかと思案します
加藤は弟という守るべきものがある中、玄野のことは忘れて自分が自由になることに専念した方がいいのか…と正義感との狭間で苦悩するところでこの巻は終わります
まとめ
バンパイアがガンツの部屋に入って来てしまったのには驚きでしたが、ガンツはそんなことをものともせず、ホスト達までもメンバーとしてミッションに送り出してしまうことはさらに驚きでしたね。同じ条件で今度はミッションをこなさなければならなくなったホスト達の今後が気になります
今までは東京近郊が舞台でしたが、今回の舞台は大阪、しかも現地のチーム(チームとしての能力・経験値も格上)とも遭遇し、星人も妖怪メインというおどろおどろしい雰囲気もあり、一気に様相が変わってきました。大阪チームは場慣れしていることは勿論、何かゲーム感覚でミッションをこなしているようで、明らかに東京チームとは価値観のズレがあります。そんな中、東京チーム内でも意見の食い違いが生まれます。正義感溢れる加藤が今後どんな行動を起こしていくのかが肝となりそうです
今までのミッションが霞んでしまう程のスケールの大きさが感じられる大阪でのミッションも、予想不可能な展開が待ち受けていそうです!次巻も読みましょう!!
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