前回までのあらすじ
宇宙人の要塞に連れてこられた多恵は、何か消毒液のようなものを浴びせられます…
謎の施設からの脱出へ
消毒液は服を溶かし、全ての人間が裸になります。そのまま屋内プールのような場所に追いやられます
玄野は多恵と同じように乗り物にワザと捕獲され、要塞に行きつきたいようです
捕虜になったのか?と各人が今後のことについて思案していると、水かさが増してきて流されます
部屋が分かれており、部屋を通り過ぎると、反対側では逆さ釣りにされ胸を割られ血が流れ落ちる幾人もの人がいます
何とかそこに行きつくまでにとあるおじさんが脱出し、多恵を助けてくれます
流れるプールを頭を使って工夫して横断し、向こう岸まで渡ります。壁をよじ登って活路を見出します
玄野も多恵同様消毒されますが、スーツは溶けませんでした
なんとか地獄から脱出した多恵は、救ってくれたおじさんに感謝します(おじさんはロリコンだったようです)
異臭がする中、虫を踏み殺して先に進みます。異臭の先には観たことのない大型の虫がいます
襲われる中、多恵はおじさんに連れられ、なんとか危機を脱出します
排水溝のようなところから、宇宙人の居住地に抜け出ます。宇宙人に気づかれ、その場を離れます
レストランのようなところで犬を連れている宇宙人がおり、犬に発見されますが、一先ず狙われずに済みます
しかし、犬の餌に目をやると、人間の死骸が混ざっているのです!
また、先程の虫に刺されたところが腫れてしまう人もいます
しかも、警官らしき宇宙人に発見され、ほとんどの人間が捕獲されます
多恵も絶体絶命のところで、先程のおじさんが自力で脱出し、多恵を連れて逃げ出します
玄野は多恵も行きついた大型の虫を倒して先に進みます
親切にしてくれたおじさんは昨日娘が亡くなり、多恵に似ていたと話しながら絶命します
多恵を助けたい玄野の人間的成長
玄野の声が聞こえてきた中で、宇宙人の子どもが多恵を見つけ、連れ去ってしまいます
多恵は玄野に気づいたのですが、口を押さえられ、玄野に気づいて貰えません
他の逃げてきた人に頼られ、玄野は渋々宇宙人を倒します。多恵を救うことが第一目標でしたが、成長した玄野は、一般人を見捨てることは出来ません
武装警官からの攻撃をかわしながら、人間を先導していきます
しばらくすると、追手は来なくなりました。場所が変わって動物園(見たことのない動物がいます)のようなところに行きつきます
すると、人間達が隔離されている場所を見つけます。宇宙人にとっては人間も見世物の一つのようです
その中に以前玄野が好きだった子とその彼氏がおり、玄野を見つけ助けを求めますが、玄野は複雑な心境で、なかなか助けに動こうとしません
しばらく悩んでから、銃で壁を破壊し、中の人間を助け出します。玄野は昔いじめられていた彼氏を助けることで、立場が逆転し、彼氏も複雑な心境です
多恵と玄野は再会出来るのか…!?
多恵は宇宙人の子どもに連れ去られ、その自宅に行きつきます。ペットのように飼われている動物のスペースに入れられます
中には犬やねずみのような動物がおり、ねずみは日本語を喋れます。すると、なんと中河駿という人間が中にいます
玄野の前に強敵が現れます。以前の負の感情がある彼氏は玄野を憎みますが、玄野が必死に闘っている姿を見て、顔色が変わってきます
強敵の顔を割り、倒したところでこの巻は終わります
まとめ
多恵が連れ去られた謎の施設では人間が容赦なく殺されており、命からがら逃げられましたが、まさに地獄絵図でしたね
なんとしても助かりたいという人間の生存本能や、無力さを感じさせる描写でした
玄野は基本的に多恵のことしか頭にないのですが、今までの数々の死線を潜り抜け、私怨もひっくるめてそれでも人助けをするという人間的な成長も見て取れます。青年漫画の主人公の模範のような姿ですね
なんとか地獄からは脱出できた多恵と玄野ですが、まだ各々完全に安全になった訳ではなく、予断を許さない状態です。今後二人は再会することが出来るのか…続巻を読んで答え合わせをしましょう!!
おまけ
GANTZの関連本の中に、GANTZ/MANUALというものがあります。シリーズ前半の詳細な解説や、ここでしか観れない裏情報が載っており、副読本として楽しめる内容ですので、是非読んで下さい。
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