前回までのあらすじ
宇宙人に勝利しつつある地球人。加藤達は宇宙人の母船に転送して貰います…
真理の部屋での答え合わせ
宇宙船では宇宙人が蹂躙されています。以前大阪編でもあったような、戦争では日常茶飯事の光景です
見かねた加藤達は蹂躙している連中に手を出してしまいます。流石に見ていられなかったのでしょう
斎藤は奥のガンツの球のところで、これまでの疑問が全部解ける、人生観が変わると言います
加藤達は再度転送されます。そこは広い空間で、人型の大きな生き物が立っています
その生き物を見ていると、赤い涙が止まらないのです!不思議な感情に流される中、玄野2号はフリーライターの菊地と再会します
菊地はここが真理の部屋だと言います。どんな質問にも答えてくれると言うのです
玄野2号と加藤は何のために闘って来たのか問います。生き物は「ある惑星系が消滅の危機にあった。地球が移住先に定められ、もう30年以上前から少しずつ移住が始まっていた」と言うのです
生き物はさらに「我々は地球より前に移民先に選ばれた惑星の住人だ。彼らは撃退され、次のターゲットが地球になった。地球に最低限の軍事技術を信号で送った」と言います
菊地はその情報をドイツの富豪の娘にキャッチされ、富豪は自らの資産であの球を作り、世界中に設置したと言います
ガンツのゲームのような要素は地球人が勝手に変換したもので、球の中の人間は只の通訳で、ランダムに選ばれた人間の複製にすぎないということです
皆で感謝を告げますが、生き物は感謝の必要はない、我々には人間特有の感情というものがないと言うのです
蟻の命と人間の命は重さが違うと人間は思っているが、それはとても傲慢な考えで、神など存在しないと…
感情や思考などは只の微弱電気の流れによる現象でしかないと言う生き物に、加藤は、玄野2号は異を唱えます。人間の命は価値があるのだと…!!
現実を見せてやると言う生き物は、なんとレイカ、岸本、女(おこりんぼう星人時の玄野の彼女)、おっちゃんを再生させます。一瞬会話が出来ますが、生き物は即座に4人を殺してしまいます
レイカのところへ行きたいと願う玄野2号は激昂して突っ込みますが、殺されてしまいます
逆上した加藤をメンバー達が必死で止めます。人間の魂とは存在しないのか?と問うと、人間が死ぬ時約21gの情報が分離し異次元に移動する、その情報のことか?と言うのです
輪廻転生を繰り返し、この次元で関わりのあったものは永遠に関係が続いていくと…
生きものの講釈が終わり、元の部屋に戻されます。ガンツに日本に転送して貰おうとしますが、この辺りの黒球は全部停止しているようです。地球に帰ることが出来ないのです!
本当のラスボス、イヴァ・グーンド
アメリカチームの球が生きているということで、現場に向かう加藤達。そこでは宇宙人との白兵戦が繰り広げられています。奥には親玉の軍神イヴァ・グーンドもいます
その模様は世界中継されています。ガンツの球で転送待ちの列に加藤達も並びます
中継の模様を見ていた多恵は玄野に、何故同じスーツを着ているのか問います。玄野は今までの経緯を説明します
凄い身長差がありますが、人間が有利に闘いを展開していきます。勝利は目前です
玄野と多恵は奈津と彼氏に発見されます。多恵を救ってきたことを驚愕されます。感嘆され、玄野は穏やかにありがとうと答えます
あとちょっとで転送の順番が回ってくるところで、戦闘の影響でガンツの球が飛ばされてしまいます
親玉のイヴァ・グーンドが出てきます。今まで優位に戦闘を続けてきたアメリカ人が瞬殺されます。流石にラスボスだけあり、どんどんアメリカ人を倒していきます
風はなんとかメアリーと共に転送されます。単騎では敵わないと悟ったアメリカ人が集団で攻撃しますが、全員やられてしまいます
イヴァ・グーンドは、「ここに来い、クロノ ケイ」と言います。玄野は液晶ビジョン越しにそれを見ているところでこの巻は終わります
まとめ
真理の部屋では、今までの様々なGANTZの謎の答え合わせがあります。異星人からの侵略にあったため、地球に軍事技術を送り、それが元でGANTZが作られ、ゲーム感覚の狩りが行われていたというのは、最早SFの壮大な展開で驚きでした
今まで様々な謎がありましたが、ついにその全貌が見え、スッキリされた方もいることでしょう
後はラスボスのイヴァ・グーンドを倒すのみ…というところで、弟を殺された恨みからか、玄野を指名してきます。最終決戦となるのでしょうか??
これまで壮絶な世界観で魅了してきたGANTZも、次巻でいよいよ最終巻となります。最後まで見届けましょう!!
まとめ
人気コミックスは大抵文庫化されますが、GANTZも文庫版が出ています。迫力がある戦闘シーン等はどうしても大きな誌面で読みたいものですが、文庫だと収納スペースの節約になるし、巻末に特別寄稿文があったりと楽しめます。こちらは全18巻です。興味がある方はこちらもどうぞ!
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