「GIANT KILLING」32巻の数々の激戦と成長譚~狂気じみたペペのハットトリックで名古屋プラン通り…カルロスの不調を見抜いた達海も黒田退場で絶体絶命!夏木、得意のアクロバティックなスーパーボレーで反撃の狼煙~

前回までのあらすじ

川瀬が効いておりカウンターからゼウベルト→谷→ぺぺで同点です。ぺぺの狂気じみた凄みにMr.グランパレスの川瀬の暗躍でETU危機です

これ以上失点は許されない中、ぺぺの超強烈ミドルが決まります…

凄みを増すぺぺに達海が出した答えは…

3分で2ゴール決めて試合をひっくり返したぺぺ、最早ハットトリックも夢ではありません。藤澤はETUがあくまで変わろうともがいている段階に過ぎないとし、1‐2で前半折り返しです。川瀬椿に気を使われ若い頃の自身に重ね若いうちは我が儘にプレーしろ、こんなもんじゃないだろと声を掛けます

達海は俺好みの燃える展開になって来たと凄みます。青ざめる会長兄弟を尻目に後藤は目立つブラジル人を活かす為のプレーを他の選手が懸命にこなしており名古屋は一丸となって準備をして来たと諭します。ロッカーで赤崎は吠え、黒田が反撃し揉める中杉江がまとめ達海がゲームプランを話します

ぺぺはもう止められないとし、ガチガチに守りながら相手のガチガチの守備を崩すと作戦を伝えます。一方不破は勝っていてもねちっこく選手を責める中例の3人ブラジル人トリオはゴールパフォーマンスの練習をしており不破は彼等に甘くブラジル人には自由、日本人には規律とあからさま川瀬は後半も続投で気張ります

ETU側は入場が遅れ、バッタバタの中金田は周りの気持ちも十分受け取った上でやるのは自分達でしかないと選手が理解していると語ります

カルロスが本調子ではない?

ジーノは異次元の脳内を披露し(笑)、チームは一つにまとまります。それなりに盛り上がるけど間違いなくオシャレさは失っている新チャントに戸惑うサポ達(笑)、会長は選手に優劣を付ける分業制のサッカーを志す不破が名古屋で理想の形に近付いていると感じます

達海はハーフタイムでカルロスの相棒が川瀬な点に疑念を抱き、カルロスが何らかの問題を抱えたままピッチに立っていると推察します。明らかに接触プレーを避けており、替えて来ないのはもう1点獲って1点のリードじゃ不安という理由があるのかもしれないと…

下がってボールを受ける椿にバイタルで粘られる方が厄介だと川瀬が自由にさせるとジーノ→赤崎カルロスに突っ掛けます。案の定寄せが甘くシュートは防がれますがガブ→椿→赤崎でファールを貰いいい位置でFKです。ジーノのFKは辛うじてGKが触りコーナーも名古屋がはじき返します

カルロスの腰の状態を案じる不破は連戦がもう一試合残っている中もう少し様子見するとします。お互い引いている為カウンターが出来ず、笠野椿川瀬の出来について感じるところがあり、椿王子ジーノのパスが来るタイミングが微妙に遅いと事情は察しつつ対応を早急に考えねばと思慮します

ぺぺハットトリックも夏木反撃のスーパーゴール!

熊田→赤崎→ガブのシュートはGKに弾かれ更に夏木→椿のヘッドもETUのファウルです。杉江SHサイドハーフの2人の運動量が落ちており、不破がテコ入れする前に同点に追いつかなきゃと焦ります。川瀬の泥臭い体を張ったプレーに若手も感化されます。後藤ジーノの頑張りを認めつつ昨季までの彼を思い出し達海の判断を案じます

焦れたペペは下がりカルロスが上がりぺぺ→ゼウベルト→カルロス→ゼウベルトで危機です!湯沢が釣られたところを折り返されそこにはぺぺ石神を抜くと黒田がファウル、イエローでPK献上です。ぺぺがハットトリックとし、不破のプラン通りの展開で亀井をCBに下げ椿を一列下げざるを得ません

山井達海に手厳しい中、ここでカルロスはお役御免で板垣・西村投入とトドメの采配です。ゴローはこの苦境の中吠え、他のサポもまだ諦めておらず、前を向きます。有里雨の試合が1分け3敗とジンクスとしては最悪でも雨止まないで欲しいと意味深です

状況は今季最も絶望的な中私達ETUが本当に強くなる為に変わった所を見せつけてやろうと気張ります。ここでガブの折り返しを夏木は浮き球にしアクロバティックなスーパーボレーが決まり2-3と試合が分からなくなったところでこの巻は終わります

まとめ

今巻のぺぺは狂気じみた凄みを持ち、最早誰も止められません。事実ハットトリックと手が付けられず、達海も完全にお手上げです。対してカルロスが本調子で無い事を見抜き、そこから突っ掛ける等の対策を講じて行く監督の駆け引きが見事に描かれます

既にイエローを貰っていた黒田が痛恨のPK献上で退場、1-3で10人・雨と最悪の条件が重なる中、前巻でチームとして大きな転機を迎えたETUはこの苦境にも前を向き、サポも諦めていません。事実カルロスは下げられフレッシュな板垣等が出て来ますがキーマンは1人減りました

そんな中得意のアクロバティックなスーパーボレーを夏木が決め2-3と試合が分からなくなります!劣勢で10人のETU、椿は事情を察しつつ王子ジーノのパスが微妙に遅いと感じており、絶対不可侵な王子ジーノに物申すか迷っています…苦境から追い風が吹き始めたETUのジャイキリに期待したいですね!33巻ではどんなお話が待っているでしょうか?

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