「GIANT KILLING」4巻の数々の激戦と成長譚~達海の奇抜なアイデア、今度はスタメン争奪ゲーム大会!?反目するCB陣が出した答えとは…開幕5連敗で因縁の不破率いる負けなし名古屋戦へ~

前回までのあらすじ

チームはバラバラでそのまま試合終了、倉茂は新チームの脆さが出たかと評し、達海は会見でもまともな事は言わず、藤澤が鋭い切り口で質問すると怒ってるの?とおちょくり、藤澤が私の一年間は賭けられないと感じる中、いいよ、期待してくれて大いに結構と達海が返します…

スタメン争奪ゲーム大会

広島にも惨敗し、連敗で無得点というのが松原の胃をキリキリさせます。チームバス内の雰囲気が悪く、笑った奴に怒る黒田、相変わらず赤崎とやり合いますが、村越は静観を決め込みます。空気最悪の中、達海松原にゲーム何が好き?と問い、何か閃いたようです

クラブに帰ると、達海後藤解任まであと何連敗出来る?とあっけらかんです。杉江黒田がレギュラーから外され、これは先日のサッカーテニス大会での振る舞いからです。同じポジションで組ませ、勝つ為にやると聞き村越は気張り、賞品が何か思案するジーノ達海は次の試合の出場権だと言うのです!

清水戦で世良の得点がありますが開幕3連敗、黒田は移籍をほのめかします。杉江緑川にその事と達海の真意を問い、達海なりの考えがあるのでは?と言われ、もう一つ何か・・聞きます。今回もスタメン争奪ゲーム大会だと言う達海黒田は怒り去り、達海は試合に出て勝ちたい奴はガキみたいに一所懸命遊ぶ事と笑顔です

ついにはベンチ外の黒田杉江はスタンドでカップ戦を見守ります。杉江黒田の熱さが羨ましいとし、先日の緑川にもう一つ問うたのは2人が出ていた試合と出てない試合を後ろから見ててどう違ったかだとします。緑川2人の場合時間が止まってる、チームが前に進んでるのにお前達はそれでいいのか?と話します

杉江世良が点を取っている、ディフェンスライン若手はビビりながらも高く保っているとし、チャンスが増えていると評価します。椿は相変わらず不安定で、ジーノにも見切りを付けられそうですが、達海はピッチの中で答えを見つける方がいいと寛大です。逆にCBはどちらが先に答えを見つけるか…そろそろ時間切れだぜとします

変わり果てたゴール裏

スタートダッシュは良かったものの、開幕戦の1点目のラッキーゴールで俺達は腰が引けたんだと杉江は語ります。変わった気になってるだけだった、このままじゃ若手にポジション取られるぜと杉江です。達海のゲームの意図は「負け癖」からの切り替えでしたが、ここでPK献上です

シゲちゃんが怒声を上げると、スカルズが怒り心頭でリーダーに報告しとくと喧嘩寸前です。緑川は古巣相手だけに蹴り辛くさせ、事実止めますが押し込まれ、気落ちする亀井に切り替えて点を取りに行くぞと前を向きます。黒田杉江はこれ以上緑川に恥をかかせられないと決心します

老舗のラーメン屋の店主の話がやけに耳に痛いものだった2人、達海に意気込みを語り、ETUのフットボールもお前達から始まると期待されます。次節2人は気合のこもった集中したプレーを見せ、スカルズも気張る中、ゴロー達は勝手に応援しており昔こんなにギスギスしていなかったと回顧します

達海全盛期の頃は選手もスタンドも一緒になって楽しんでおり強かった、今はチンピラみたいのが牛耳ってまるで勝ててないとし、達海が帰って来た今俺達はあのスタンドを取り戻すべきなんじゃねえか?とシゲちゃんは真剣です。セットプレーで石浜はマークが甘くヘッドで得点を許します

ところがディフェンスが崩された訳じゃないとCBの2人は前を向き達海も戦えるチームになって来たと期待します

因縁の不破率いる名古屋戦

結局開幕5連敗、椿は自身の責任では?と感じる中、達海だけは名古屋戦の準備だと切り替えが早いです。副会長が荒れる中、チームバスにサポーターが詰め寄り達海に物申すと怒声を上げます。村越が向かおうとすると矢面やおもてに立つのも俺の仕事だと達海が制しますが、後藤が自分の仕事だと命懸けで達海を信じる男気を見せます

名古屋はブラジル人トリオの大型補強に成功、リーグ戦含め未だ負けなしで不破も次節古巣相手もにやけています。フロントとの確執が絶えず、今は水を得た魚状態です。後藤達海を信じ首脳陣も結果を出すしかないと腹を括ります。椿達海に直接聞こうとして勇気が出ず部屋を後にし、村越に何故先発で使って貰えるのか問います

チームの為というより今は自分の為にプレーしているとブレない村越、失敗も含めて今のうち経験値上げとけ、そうすりゃ見えなかったもんが見えて来るかもしんねえぞと返し、有里は今まで椿みたいな選手はいなかったと期待しています。達海は徹夜して名古屋を研究、何か突破口を見出します

藤澤は記者仲間からバカにされる中、達海の顔が試合を追うごとにいきいきしてきてると記事にし、カメラマンの久堂は同意します。不破は3人のブラジル人を評価しつつもルーズさだけは計算外で、ペペカルロスゼウベルトも試合前に自由気ままです

子供が蹴ったボールが来ると超絶リフティングからボール回しを始め、不破の雷が落ちます。板垣はエースは俺だと気を吐きます。監督挨拶でも達海は強気で、先日の件からかスカルズが大人しい中シゲちゃん達は気合を入れます。選手各々の思惑が入り乱れる中、ジーノ村越不破の因縁をおもんばかります

不破はETUの暗黒時代を作った元凶で、選手は前を向いて闘おうとしてる、俺達が声出さねえ訳にはいかねえとスカルズは物凄い圧で応援します。余裕のトリックプレーを見せ、ゆったりペースから牙をむく時は一瞬だとブラジルトリオは躍動、達海がかかってこいと対するところでこの巻は終わります

まとめ

これまでも奇抜なアイデアでチームを混乱させてきた達海、今度はスタメン争奪ゲーム大会だとサッカーテニスをさせます。流石に堪忍袋の緒が切れた黒田は反目し移籍までほのめかします。達海としてはチームの「負け癖」からの切り替えが意図としてはあったようですが、CBレギュラーだった2人は葛藤します

ついにはベンチ外となり、スタンドからチームを見据えると見えて来るものもあります。杉江緑川に問うていた件から自分達が例のラッキーゴールから及び腰になっていたと悟り、これ以上緑川に恥をかかせられないとスタメンに復帰、達海も期待します

それでもチームは敗れ開幕5連敗、泥沼ですが達海は未だ負けなしの名古屋戦に向けて前を向きます。長いシーズンの中でチームは好不調の波を繰り返し、それでも勝ち進んだチームだけが優勝出来ます。ジャイキリが信条の達海は、ETUを2部降格の屈辱に招いた不破相手に一人気を吐きます

サポーター達の確執等も描かれ、様々な角度からサッカーの醍醐味を感じさせてくれるGIANT KILLING、5巻ではどんなお話が待っているでしょうか?

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