前回までのあらすじ
回想ではユース時代この世代で俺達2人がダントツだとし、日本代表の中心になると志は高く、城西はずっと持田を待っていた花森がそれが叶わず孤独で責任も感じており、ここで前半終了します…

椿僅かな出場時間で結果出せず
ロッカーではブランが城西IN八谷OUTと告げ、焦る桐生に城西は相変わらず優等生発言です。世代交代を促進させ花森に日本のエースとして圧倒的である事を義務づけようとするブラン、城西は自分の世代が例の2人の天才に追いつけなかった事を悔い、まとめ役としてしかチームに貢献出来ない事を案じます
城西は自身の役回りを十分に理解しつつ、椿と窪田にどこかで出番があると声を掛けます。後半は完全に日本ペースで桐生の惜しいシュートが光ります。綿谷→畑のボレーはGKが止め、更に桐生のシュートもハサンに止められ鉄壁です
逆にカウンターを城西がイエローでピンチを救い越後が吠えます。ETUでは器用に海外サッカーも視聴する達海が俺なら選手代えるとし、事実ブランはアレックと椿を呼び出します。結果を出せていない桐生は焦り志村からのパスで突破、PKを捥ぎ取ります
強心臓の花森が沈め待望の追加点、海外組で結果を出した桐生を残し椿はアップに戻されます…椿は中の選手が必死になるよう出汁に使われたのです。結局後半46分にも桐生のゴールが生まれ3-0と2試合連続完封勝利でグループリーグ突破、椿は出場は出来たものの何も出来ずに終わってしまいました
グループリーグ3戦目:中国戦
3戦目:中国はヨルダン・クウェートと連破しダークホースとして2位につけており、これに敗れて2位通過となると開催国:UAEとの対戦が予想され完全アウェーの為避けたいところです。ゴロー宅では生中継視聴を母が深夜の為許さず、どうしても観たい2人は椿がスタメンだからなのです
上川・田辺・古谷・秋森・与木・八谷・城西・椿・浦田・窪田・アレックとスタメンを大きくいじってきます。対して中国は老いたとはいえイタリアが誇る名将:モレッティが相変わらず金の話でブランを挑発し、貰った額だけの仕事はする男だと豪語します
A代表で未だ結果を出せていない椿は勝利に貢献すると気張ります。多くの人が椿を応援しています。チャイナマネーで監督含め大物がゴロゴロいる中国ですが、代表は今一つパッとしません。田辺のクロスをアレックに合わせますが正攻法では中国の高さに打ち勝つのは難しいです
流れは日本で最後のところが決められないものの、守備力が増した中国に対し巧みなポジショニングでロングボール戦術しかさせず、モレッティが嘆く中才能というものは突然生まれると孟盛が超絶ロングで見せ場を作ります…既に3得点奪ってる大エースだけはあります
事実孟盛が豪快なヘッドを決めモレッティは金の力がカルチョの世界を面白くしているのも紛れもない事実だとにやけます。ところがこれは実はファウルでノーゴールとなり日本は助かります。惜しいシュートから空気が変わり、モレッティの暗躍光ります
椿・窪田に自身と持田を重ねる花森
モレッティは中国サッカーが近いうちにアジアの盟主になる為の礎を築こうとしているとし、ブランを蔑みます。ところがブランは中国の守備の綻びを見抜いており、田辺の中央突破から椿フリーでアレックは完璧に走り込んで来た窪田へ落としゴールが生まれ先制です!
ブランは今大会の日本選手をチェックするよう関係者に働きかけており、チームも引き締まります。後藤は現地観戦しているとリチャードを見つけます。前半40分浦田が決め追加点、椿は初アシストです。リチャードはアジアでの買い物はヨーロッパのクラブにとってギャンブルに近いと辛辣です
今回売り込みを自ら行ったブラン、ヨーロッパのそこそこのレベルのクラブスカウトやパイプのあるエージェントにメールを送っていたのです。リーグジャパンの後藤にとっては穏やかな話ではありませんが日本代表強化の為にそんな手まで打つのです
中堅クラブ止まりの二流監督だと思われていても野心はちっぽけな男ではないとブランは吠え、前半2-0で終了です。窪田との連携が冴える椿はフリーでシュートを阻まれコータとゴローは3戦目が一番面白いと一致します。花森は椿と窪田を自身と持田に重ねます
孟盛が下がり、一方日本の3人目は花森です。ウルグアイ戦でも良い連携を見せた3人は躍動、花森のゴールも生まれ4-0と圧倒的強さでグループリーグ3戦全勝で首位突破するところでこの巻は終わります
まとめ
各国の状況は刻一刻と変化しますが、チャイナマネーでアジアは中国の台頭著しいです。代表チーム強化にはクラブチームの底上げが必要ですが、悲しいかなお金にものを言わせ台頭したチェルシーやマンチェスター・Cのようにスター選手が集まる事で事実イングランドはレベルの高い環境にあります
この事から優秀な選手・監督を呼び込みチームの強化に躍起となっている中国ですが、自力で勝る日本の敵ではありません。中堅止まりと揶揄されるブランですが、逆にそういったコネクションは豊富で、後藤は複雑でしょうが海外移籍を促す姿勢は日本代表の強化に繋がります
2勝同士の日本‐中国戦は結果4-0と圧倒し、椿もスタメンとして特に窪田との連携に秀でたものを見せ躍動します。更にウルグアイ戦で見せたように花森とも共闘し、花森は2人を自身と持田に重ねます…代表はこうやって次の世代に託され繋がれていくのですね…50巻ではどんなお話が待っているでしょうか?
コメント