「極黒のブリュンヒルデ」第4巻のあらすじ
柱谷小五郎が魔法を見に天文台に来ましたが、寧子と小鳥はハングアップしており、カズミのハッキングと佳奈の予知を彼は信じません
小五郎は魔法は嘘、鎮死剤作りは中止すると言い去って行きましたが、後で佳奈の予知が本当だと知りまた天文台に行くことにします
そして敵の組織は人の記憶を目から読み取ったり消してしまう視憶の魔法使い、奈波を刺客にしました
彼女は結花に良太を呼ばせ、彼の記憶から天文台の魔法使いを知り、そして良太の記憶を全て消してしまいます
はたして過去最高の強敵を前に良太たちの運命やいかに…
名シーンベスト3!
3位 奈波が操憶の魔法で見張りを無力化するシーン
「何も知らず
私を人が沢山いる場所に
連れ出した時点で…
あなたの負けなのよ」
奈波は自分の目を見た者から一瞬で記憶を読み取ったり消したりしてしまう視憶の魔法使いです
良太と会った土産物屋のおばさんから良太の容姿を得て、後は人通りの多い道で自分のスカートをめくったり下着姿になることで注目を集め見た人物の目から良太を探します
無事見つけたら今度は見張りを無力化させることにしました
見張りは銃を持ち、そして奈波の力が利かないようサングラスをしていたのですが、奈波は周囲の人を隠していた操憶の魔法で操ります
余裕しゃくしゃくだった見張りはあっという間にサングラスを外され奈波の記憶を消されるのでした
能力の便利さとそれを使いこなす発想が素晴らしい名シーンです
2位 奈波が体を売ったお金でケーキを食べるシーン
「ふむ
なかなかいいカラーじゃないか
グラデーションも美しい」
見張りと良太を仕留め自由になった奈波
彼女は魔法でホテルを無料で泊まったのですが、虚しさを感じその日1日は魔法を使わないことにします
しかしお腹が空いてもお金がないため、見張りにお金を借りることにしました
しかし彼は返せないのなら体を売れと言うと、彼女は50円で売ると言います
彼は安いからと1000円で胸を見せてもらうことにしました
奈波は実験で自分の体をさんざん見ただろうと言いますが彼はその記憶は彼女に消されて覚えていません
奈波はスカートをたくしあげて彼に見せると、彼は冷静にほめて1000円を払いました
1000円に喜ぶ奈波ですが、レアカードで喧嘩する子供たちのために1000円をあげてしまいます
また見張りに体を売りに行くと、今度は脇の下見せるだけでくれました
彼女は念願のチーズケーキを食べ生きてて良かったと感動します
無力な女の子が体を売ってお金を得てケーキを食べて感動するという、何とも不幸で切ない名シーンです
1位 奈波の最期のシーン
「私また…
忘れちゃいけないことを
忘れてしまった気がする…
涙があふれて止まらないの…」
寧子の優しさに敗北した奈波を良太らは天文台に案内します
丁度来ていた小五郎とともに首のビーコンを外そうとする良太ですが結局はイチかバチかの賭けになると言いました
奈波は自分のことを知るのは一部の人だけだからもう死んでいるようなものだとイチかバチかを受け入れます
みな同情し魔法使いたちは奈波と友達になると口々に言いました
しかしその時、日誌を見た見張りの手によりビーコンが起動します
融けていく奈波ですが、見張りにご褒美に友達が欲しいと言っていたことを思い出し、満足していました
良太はみな奈波のことを忘れており、彼女が友達を悲しませないようにしたと理解して嘆きます
しかし彼のかたわらに奈波はおり語り掛けてきました
なんと自分の人格を良太の記憶に書き込んでいたそうです
そして寧子は記憶を失っても奈波の死を悲しんで涙を流します
魔法使いの過酷な運命と、それとは逆に人の心の温かさを感じさせる名シーンです
次回の見どころ
次の刺客は佳奈以上の予知能力者!
拷問されて殺される未来を予知されたカズミは深く絶望します…
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