「ハイキュー!!」27巻の数々の熱戦と成長譚~初戦:椿原との死闘は徐々に環境に慣れていき…意表を突く姫川の天井サーブに苦戦!自力に勝る烏野が2セット連取~

前回までのあらすじ

神奈川第二代表で2年連続2回目の椿原と、5年ぶり9回目の古豪:烏野となります。椿原は本来なら白鳥沢と当たるところを烏野でラッキーだと前向きに考えています。試合が始まり、要チェックは190cmの寺泊てらどまりです。武田は空間認識能力が必要不可欠で、その影響を最も受けるのが精密を極める影山のトスワークと分析します

0‐3とリードされ、日向に合わせられなかった影山が修正する…と謝ります…

椿原と真っ向勝負

影山がトスの精査に苦労する中、田中・日向の身体を張った頑張りで何とか加点します。7‐11の場面で早めのカンフル剤:山口投入です。師匠から’’リセットの視点’’を伝授され、非常灯を見る事で心を落ち着け、乱しブレイクです

日向の猛烈なトスくれアピールから影山はついに照準を合わせドンピシャ速攻が決まります。実況でも日向は今大会のアタッカーで最低身長164cmだと語られます。武田はマイナス・テンポはまだ隠しておく方が良かったのでは?と問いますが、烏養見せておく・・・・・って大事なんだぜと説きます

日向の存在が際立ち、気を取られていると影山のツーが決まります!更に鬼サーブがチャンボチャンスボールとなりますが、態勢が整わないと思われた中西谷の絶妙トスから影山日向の速攻が鮮やかに決まります。武田は世界が影山くんを見つけますよ…!と喜び、大げさに感じた烏養も同調します

椿原はTOタイムアウトを取りチームとして勝ちに来たと確認し、越後→寺泊の平行が決まります。対して烏野ものバックアタックで派手な殴り合いです。日向がサーブに周ると今度は前衛に月島のねっちこいブロックのターンです。物凄いラリーが続き、寺泊に3枚ブロックでストレートは日向が身体を張って上げます

姫川の天井サーブ

が上手く押し込みブレイク、同点に追いつきます。西谷日向が今わかって・・・・あそこに居たぞと評します。椿原のバックアタックは月島が読みプッシュとなり、日向はここでも身体を張って上げます。崩しますが椿原もワザと1stタッチを影山に返す狡猾さです

月島は最大限の’’丁寧’’で高いトスを上げ、感動するはブロック3枚を弾き飛ばし加点します。武田は各選手の成長を嚙み締めます。月島は連続ワンチとノッて来て、日向の’’ウシロ・マイナスマイナス・テンポのバックアタック’’は弾丸が如しで20‐18です。椿原2回目のTOタイムアウトで落ち着かせます

一進一退の攻防で23‐21の場面で木下投入です。コースは良かったものの長くOUTになりますが、あの木下も気張り烏養そうだ、欲出してけよと感じます。烏野セットポイントで影山の鬼サーブはネットに掛かります。ここでデータに無い姫川が投入されますが、ド緊張しています

すると姫川は何とアンダー・ハンド・サーブすくい上げるように下から打ち出す初心者が多く使うを放ち、味方寺泊の後頭部に当たり烏野が1セット取ります。徐々に暖まり第2セット開始です。15‐14という場面で再度姫川が投入、するとやはりアンダー・ハンドから何と天井サーブなのです!

烏野、1回戦突破!

スピードも威力もないサーブですが、澤村は目が眩みオーバーでミスし大佐渡椿原の椿原はアリでしょとご満悦です。ここですかさずTOタイムアウトを取る烏野は対応の確認をしますが、この天井サーブは次はお見合いを誘い2連続サービスエースで逆転です

更に守備がウリで入ってきただけありレシーブでも魅せる姫川寺泊のスパイクが決まり15‐17、たまらず烏野2回目のTOタイムアウトです。姫川は武者震いし再度天井サーブを放ちますが、西谷が冷静にレシーブ、のバックアタックが決まり改めてこれが全国かと悟ります

田中のジャンプサーブもいよいよ全国デビューです。日向を警戒せざるを得ない椿原は影山の巧妙なトスワークに翻弄され、2回目のTOタイムアウトです。寺泊・旭の両エースが渾身の鬼サーブを決めどちらも引きません。ここで越後はツーの意外性で同点に持ち込みます

月島へのトスが長いものの澤村がカバーしついにはマッチポイントです。菅原がINし、得意のセッター出所へサーブし乱し、田中のインナースパイクは貝掛リベロの好反応からラリーとなり、丸山の特性を把握している菅原がナイスフォローから最後はで締め、2‐0で烏野が勝利するところでこの巻は終わります

まとめ

今巻では天井サーブについて取り上げたいと思います。本レビュー筆者はメインは他競技に所属していましたが、特性的にバレーが合っており、体育の選択種目で必ずバレーを選ぶ程得意としていました。上背は無いものの、瞬発力が優れていた為、むしろバレー部に入れば良かったと後から思うくらいです

そんなバレーの中で、最初はカッコ良さからオーバー・ハンドのサーブを打っていましたが、安定感がなく良く外していました。悩んだ末アンダー・ハンドに転向したところ、見事にハマり得意技となりました。天井サーブは自分には非常に相性が良く、自分の腕力的にもちょうど相手コート内に決まる絶妙の塩梅でした

取る側は非常に高い位置を目で追うことになり、かなりの確率でミスを誘っていました。バレー部の連中や対応が得意な者には上手く捌かれましたが、自分の得意技として非常に活躍してくれました。大佐渡椿原の監督は春高初戦で東京体育館というお互い不慣れな空間で、これが得意な姫川を起用します

世界一のセッター」と称された猫田勝敏が編み出したというこの天井サーブ、プロや代表戦等ではめったにお目に掛かれないとは思いますが、非常に懐かしい思いになったので、今巻で語らせて頂きました。初戦突破を果たした烏野、清水谷地と念願のお風呂に入れたでしょうか?28巻に続きます…

おまけ

ハイキュー!!のアニメ4期は全25話構成となっており、コミックス22~33巻の内容です。OP曲はBURNOUT SYNDROMESSUPER BEAVERが、ED曲をChiko with HoneyWorksSPYAIRが担当し人気を博しました

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