「ハイキュー!!」38巻の数々の熱戦と成長譚~両エース奮闘も会場はさながら木兎劇場!本物の’’小さな巨人’’=宇内と会い、現在の’’小さな巨人’’対決開幕~

前回までのあらすじ

木兎ぼくとが「本気には本気で応えなくては」と思わせる人だと感じる赤葦あかあしの反撃の狼煙となるツーを完全に読んでいた臼利うすりは狡猾で、’’手堅く・ミス無く’’タイプの赤葦あかあしを惑わせます。ここで木兎ぼくとが覚醒し、超インナーを放ち「皆のおかげのエース」だったけどただのエースになるよと仲間に語ります…

絶好調男:木兎ぼくと

木兎ぼくとの進撃は止まらず、貉坂むじなざか優勢ながら徐々に追い上げていきます。木兎ぼくとに引っ張られるように士気が上がる中、僅かながら赤葦あかあしが乱れ、反則を取られます。山本は烏野戦で一瞬練習試合やってるみたいな感覚になった事を挙げ、’’良い試合’’なんてそういつもできないと狐爪も納得です

赤葦あかあしを一旦ベンチに下げ、木兎ぼくとの「今まで負けてもいい戦いはあった?」という言葉が反芻します。木葉はセッター並みのナイスセットを見せ猿杙さるくいで加点です。ベンチから戦況を眺め、赤葦あかあしは自身が烏滸おこがましい…と感じます。結局第1セットは23‐25で貉坂むじなざかです

赤葦あかあしは’’いつも通り’’ならできますと’’タスクフォーカス’’の考えで重要なのは常に「次自分にできる・・・事とすべき・・・事」と自戒します。赤葦あかあしはネット際巧みにリバウンドとし、態勢を整え木兎ぼくとのドンピシャアタックが決まります。木兎ぼくとは絶好調でノリ、スパイクにサービスエースに獅子奮迅の活躍、セットポイントです

更に桐生をブロックし第2セットを25‐22でものにした梟谷、第3セットが勝負です。桐生木兎ぼくとの怖さを感じながら、自身は仲間に恵まれたと気張り、逃げ出すくらいなら自惚うぬぼれろと強烈なスパイクでブロックアウトです

梟谷がベスト4へ!

桐生は苦手とする木兎ぼくとに逆に引っ張られる形で調子が良いです。木兎ぼくとは巧みにリバウンドとし、赤葦あかあしは過去の出来事を思い出し木兎ぼくとの貪欲さを感じます。木兎ぼくとは今度はフェイントで加点、脅威となります。桐生は付いて行く事で精一杯とアタックしますがこれもレシーブ、お互い木兎ぼくとに引っ張られ良いプレーです

猿杙さるくいが決め21‐19とし、貉坂むじなざか2回目のTOタイムアウトです。お互い確認し、木兎ぼくとは今度はフェイントサーブで乱し鷲尾が決めます。ここで桐生の圧を利用して臼利うすりがツーで返します。桐生の鬼サーブを木兎ぼくとがナイスレシーブするとそのまま後衛ながら攻撃参加、赤葦あかあしはバックアタックを選択します

桐生は何とかレシーブしますが大きく、相手コート外にOUTです。ついに梟谷がマッチポイントとし、桐生の奮闘虚しくセットカウント2‐1で梟谷の勝利です。健闘を称え合い、桐生木兎ぼくとがどこまでも前だけ見よんと感心します

反省する赤葦あかあし木兎ぼくとはフィードバックはいつもの事だろと論破し、今日は反論に反論できる!’’ムリ’’ではなく’’ムズカシイ’’であると前向きです

準々決勝:VS鴎台かもめだい

ベスト8まで進んだ事を喜びながらも、相手は難敵・鴎台かもめだい、伊達工以上の鉄壁ブロックに加えユースクラスのエースが居るチームで苦戦は必至です。影山はバレー日誌を書いており、日向はその貪欲さを羨み、それでも倒すと豪語、谷地はそのゲンキにも程がある…と呆れ顔です(笑)

冴子日向に本物の’’小さな巨人’’(=宇内うだい)が来ていると告げ、日向は彼に憧れてバレーを始めたと興奮気味です。彼は現在はバレーは引退しており、冴子日向のテンション下げちゃったかなあと心配しますが、日向はあんまがっかりしてないと気丈です

鴎台かもめだいには203cmの白馬が君臨します。烏野(宮城・5年ぶり9回目)VS鴎台かもめだい長野・3年連続15回目)の準々決勝となります。武田は相手は最強ブロックチーム、でも彼らの最大の天敵になるとすれば数々の’’殴り合い’’を制してきた君達以外他に居ない、烏野こそ空中戦の覇者であると証明してきて下さいと檄を飛ばします

日向は早速速攻を決め、白馬に以後お見知りおきを‼と自信げです。相手が警戒する中影山は敢えて見せつける為の一発を選びます。影山の鬼サーブから星海は非常に高い跳躍を見せ3枚ブロックの上から決めてみせます

日向の囮から田中ですがどシャットされ、影山はまだ「日向びっくりタイム」で居ろよと呆れます。鴎台かもめだいブロックの要’’不動の昼神’’が君臨し、俺達の前でチョロチョロ・・・・・・しても無駄だよ~と日向を牽制するところでこの巻は終わります

まとめ

盟友:梟谷は木兎ぼくとが絶好調で両チームを牽引します。同じくエースの桐生ですら木兎ぼくとの勢いには敵わず、圧倒され正に木兎ぼくと劇場です。赤葦あかあしは途中調子を崩し一旦ベンチに下がりますが、復調し勝利に貢献します

赤葦あかあしのように淡々といつも通りが出来る選手は貴重ですが、そんな彼でも揺らぐ事もあるのです。なんだかんだ言ってまだ高校生、メンタルが完成されていなくて当然です。そんな中ノッテいる時の木兎ぼくとのようなチームメイトがいることは梟谷にとっては大きな強みだと言えます

刺激を受けつつ連戦に疲労困憊の烏野、いよいよ準々決勝で’’小さな巨人’’対決です。本物の’’小さな巨人’’=宇内うだいにも会い、日向は逆に気張り得意の速攻が決まりますが、鴎台かもめだいは動揺すらせず、囮にも反応しない鉄壁ブロックで立ち塞がります。ノーガードの殴り合いが信条の烏野、この高い壁を越える事は出来るのでしょうか?39巻に続きます…

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