「ハイキュー!!」43巻の数々の熱戦と成長譚~日向ビーチバレー時代を経て日本帰国…プロとして影山と中学以来の公式勝負へ!オールスター勢揃いのそれぞれの進路と今~

前回までのあらすじ

及川は即ビーチバレーのコツを掴み、日向に絶妙なトスを上げ、辛い時もあるけどバレーは楽しいと忘れては思い出すと実感します。ビーチバレーは頻繁にコートチェンジが行われ、条件を一緒にする事が求められます。風を掴むことが重要で、みるみる良くなる連携、及川の向上心に日向も引っ張られます

結局勝ち飯を奢らせ、及川とは2年後の再開を喫して別れます。その後も日向は鍛錬に鍛錬を重ね、日本のニンジャと言われる程に有名となります…

日向、ビーチバレー時代を経て日本へ帰国

サンタナ・日向ペアは勝利し、日向のスポンサーについて聞くと、何と大学生株式トレーダー等の肩書を持つ狐爪の会社がスポンサーをしてくれています。サンタナは次の試合に勝ったらニースにプロポーズするつもりだと言い、日向も気張ります。日向のバレーへの熱心さがサンタナには理解出来ないようです

Solcardソルカードカップ最終日、カルバリョ・サントスペアと対決です。当然小さい日向狙いのサーブですが、日向は高い打点からスパイクを決めます。試合は進み1‐1で10‐9と競った展開、日向は「ポーキーショット」を放ち加点です。ビーチバレー独特の駆け引きがある中、日向はニンジゃと言われるだけある巧みさを見せます

ところがここから逆に猛攻を仕掛けられ、13‐14と相手マッチポイントです。老練なサントスは駆け引きが上手く、日向ペア善戦虚しく敗れてしまいます。するとニースは逆プロポーズしてきてサンタナは喜びます。日向はついに帰国を決め、日本でトライアウトを受けるつもりです

日向と影山、中学以来の公式勝負!

行先はMSBYブラックジャッカルで、選手にはあつむ木兎ぼくともおり、日向はチームに加入し、カメイアリーナ旧仙台市体育館仙台に向かいます。会場ではおさむは「おにぎり宮」を切り盛りし、大学4年の山口も現れます。相手はシュヴァイデンアドラーズで、日向影山中学以来の公式勝負なのです

月島仙台フロッグス谷地もおり、更に澤村宮城県警アパレルデザイナー菅原小学校教諭もいます。影山のチームメイトには牛島星海もいます。武田烏養はそのまま監督・コーチを続けており、この再戦に感慨深いです。更に日向側には佐久早さくさもおり、正にオールスターのようです

木下鉄道会社成田不動産会社に加え、何と清水潔子田中スポーツインストラクターと結婚、今日来れない縁下理学療法士はネットで見るそうです。選手紹介でADアドラーズ側には昼神もいます。ついに日向影山の再戦が実現します。鷲匠わしじょうも健在で、白鳥沢OBもそれぞれの道に進んでいます

実況では影山達から木兎ぼくと達までの三世代は妖怪世代モンスタージェネレーションと呼ばれていると語られます。スタメンは昼神MBソコロフMBロメロOH星海OH牛島OP影山S平和島Lに対し明暗MBアドリアMB木兎OH佐久早OH宮侑S犬鳴L日向OPと並びます

影山の鬼サーブを完璧にレシーブした日向は挨拶代わりの超絶跳躍からスパイクを決め観客は「おかえりーーっ」と迎えます

進化の止まらない日向

あつむのサーブは際どく外れ、今度はロメロのサービスエースが決まります。兄弟はおさむが高校でバレーを辞め飲食の道に進むと宣言し今があります。ここで日向は変人速攻を行い、影山は咄嗟にレシーブしますが、お株を奪うあつむとの連携が決まります

日向はレベルを上げはやく・高く跳び長くとどまるという高次元です。木兎ぼくとの元気サーブ星海が納め日本の主砲:牛島の強打が炸裂します。全ローテ鬼サーブの中、日向あつむ佐久早さくさで仕留め、影山は完璧にレシーブしたかに見えましたが佐久早さくさ手首の動きスナップで様々なコースを打ち分けるのです

4‐4で日向サーブは鬼ジャンプサーブになっており、ギリギリ外れます。対して星海サーブから佐久早さくさアタックも繋がれ、ロメロが振り向きざま叩き込みます。ADアドラーズブレイクで日向ロメロの攻撃を封じたつもりが逆に速攻を決められ助走とレシーブ同時にやられます

世界的エースに注目が集まる中、日向はフェイントに反応し、アドリアで決めます。佐久早さくさの鬼サーブで加点、続いて星海は咄嗟に隙間ゾーンに打ち込みますが日向がオーバーで上げ木兎ぼくとです。日向の巧みな誘いからの反応に影山とうとう自分で自分を囮にした…と感じたところでこの巻は終わります

まとめ

高校生編のその後となる社会人編、正にオールスター勢揃いのそれぞれの進路でした。そのままバレーを続けプロにまでなった者もいれば、社会人として仕事をしている者も多く、彼らを繋いでいるのがバレーなのです

そんな中秀逸だったのは清水潔子田中が結婚している事でしょう。田中は脈アリな叶歌かのかという存在がありながら、一途に清水を想い続けたのです…前巻で荷物を持つことを了承した清水、この辺から二人の距離は縮まっていったのでしょうか?非常に清々しい未来です

高校生編のエース級メンバーのオールスター戦とも言えるこの試合、日向影山にとっては中学以来の公式勝負なのです。日向はビーチバレーで遠回りしたかに見えましたが、全体的にスキルが向上しており、決してこの時間が無駄ではなかった事が証明されます

攻撃時の囮に留まらず、守備時にも巧みに誘い込み影山にして自分で自分を囮にしたと言わしめます。何時までも観ていたいこのドリームマッチ、44巻ではどんなお話が待っているでしょうか?

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