前回までのあらすじ
ジーニストが締め落とそうとする中コンプレス一世一代ー脱出ショウの開演です。スピナーはどさくさから死柄木に腕をはめ込み死柄木は覚醒、脳無達と脱出しこの体が仕上がったらまた会おうと出久を飛ばし、出久が死柄木の顔が救けを求めたように感じます…

タルタロス襲撃
脳無に翻弄されつつ3体仕留め、しかし残り7体と共に死柄木一行は行方を晦まします。マキア・コンプレス確保で山荘でもリ・デストロ・外典・トランペット等会議に集まった構成員1万6929人確保も幹部含む132人を取り逃がします。麗日必死の救助に奔走しますが、ヒーローの中には最早諦めている者もいます
死柄木の執念により多くの者が散っていき、民衆も混乱しています。同日夜タルタロスに侵入した死柄木達はセキュリティレッド発令もお構いなしで俺の体を返せと監視塔崩壊です。これから始まる空位時代により完璧な魔王が生まれる…これは僕が最高の魔王になるまでの物語だと体を見つけます
タルタロス襲撃から6時間、ニア・ハイエンドとタルタロス脱獄者によって7か所の刑務所が襲撃され内6か所から受刑者が放たれます。死柄木は弔の想いを何より尊重しており、これから身体を休ませ完成させ、僕らの想いは成就すると凄みます
2日後爆豪は’’セントラル病院’’で目覚め轟は親父じゃやれねェ…燈矢兄は俺がやらなきゃと決意します。出久だけ一向に起きる気配がありません
苦しむエンデヴァーの元に轟一家集結
ホークスの回想を挟み生き残った彼は脳無から着想を得た仮死状態にする手術を受けたジーニストが荼毘に届けられ死んだと信じ込みホークスは効果的な時期でこっそり蘇生させたのです。食神BOYを繊維装填で捕縛し警察は脱獄の件で手一杯、サイドキックを配置します
自宅にはホークスの母はおらず、「鷹見」の抹消は彼と母の関係が消えるという事です。荼毘の語った轟家の話が本当だとしても…片付けなきゃいけない事が死ぬ程あると原点:エンデヴァーが困ってるとします。都市部はパニックに陥り大量の凶悪敵と脳無の存在が決定打となります
事件が全国で頻発しNo.9ヒーローヨロイムシャ瞬速の引退表明と奇しくも’’ヒーロー’’がその意味を今一度問われ、人々はその責任をエンデヴァーに向けます。エンデヴァーは後悔が…罪悪感が今になって…心がもうと泣き、轟家勢揃いで冷は皆あなたよりうんと抱えてると気丈です
’’個性婚’’で一緒になった冷は大丈夫じゃないから来たのと凄みます。燈矢の回想ではエンデヴァーがお前ならオールマイトを超えられると焚きつけ、結果彼を追い込み最高傑作が生まれ用無しとなり、失敗作だと荒み13歳冬それでも認めて欲しい燈矢は火が消えず冷の心は壊れます
おまえが最後の継承者になるかもしれん
夏雄はあんたが始めた事であんたが原因だが俺がぶん殴って燈矢兄と向かい合わせてやれてたら荼毘は生まれてなかったとし、冷はあなたは荼毘と戦うしかないの、焦凍が轟家のヒーローになってくれたと結束、皆で燈矢兄を止めに行こうとし、2人はその家族旅行に同行を求めます
外は地獄と化しヒーロー機能が失われ続々と辞職中、敵の活性化が進みこれが僅か2日で起きており、こっからはトップ3のチームアップだとホークスです。エンデヴァーは涙し’’ワン・フォー・オール’’って何なんですかね?という問いにデクの事を想います
病室で2人きりのオールマイトは出久が今先代たちと話していると悟ります。歴代の継承者勢揃いの夢の中出久は何とか話出来四ノ森は’’危機感知’’が個性で40歳で老衰で亡くなっています。老衰とはつまり複数’’個性’’を内包した力を所持するだけで命を燃やしていたという訳です
「OFA所持に伴う負荷」について四ノ森との違いをオールマイトは’’無個性’’で40年八木が保持したのは何の因果かー持たざる者が最も真価を引き出せる形となっていたのです。つまりワン・フォー・オールはもう譲渡出来ない=おまえが最後の継承者になるかもしれんと…
志村は死柄木を殺せるか問い、’’救けを求めているように見えた’’人間が救いようのない人間だった時に君は殺してでも止める覚悟はあるかと…出久は僕はあの子を救けたいと決意、志村は弟子に恵まれたと涙します。オールマイトは2人に全て話そうとOFAと出久について語ります
記者会見でエンデヴァーは家族の悍ましい過去を滔々と語り詫び、罵る記者を制しジーニストは雄英はじめヒーロー科の学校を指定避難所として開く事とし、すると置手紙を残して出久がヒーローアカデミアを去り、終章が開幕するところでこの巻は終わります
まとめ
今回の一件で死柄木側は真の肉体を手に入れ更に力増す中、荒れ果てた街は荒廃しヒーローの辞職が相次ぐ異常事態です。傷ついたエンデヴァー達も休まる暇なく前を向く他ありません。特に轟家の壮絶な生い立ちから燈矢が生まれてしまった事は何時までも暗く付き纏います
焦凍が架け橋となり結束した轟家、’’個性婚’’という遺伝子操作のような人間の範疇を超えた行いを人が行って良いものか…昨今の医学の目覚ましい発展と共に読者に投げ掛けているように思えます。親の遺伝子は強く子に影響しますが、自身の欲求で最高傑作を作る為だけに’’個性婚’’等して良いのかとー
同時に出久は例の夢で継承者勢揃いでワン・フォー・オールはもう譲渡出来ない=おまえが最後の継承者になるかもしれんとされ、それでも救いを求めていた死柄木を救けたいと決意します。ジーニストが会見でヒーロー科の学校を指定避難所にすると告げる中、そこに出久はいませんでした
敢えて仲間から距離を置き単身動こうとする出久、健気ですが、もっと仲間を頼って欲しいとも思います。この出久の行動から物語はついに終章が始まる訳ですが、ヒロアカは全42巻なので、それだけの熱量と中身の濃さがあると保証しましょう!32巻ではどんなお話が待っているでしょうか?
コメント