「アイアムアヒーロー」第1巻のあらすじ
漫画の連載経験はあるもすぐ打ち切られ漫画のアシスタントをしている鈴木英雄
出版社に持ち込んでも相手にされず、恋人は元カレの漫画を絶賛しており鬱屈した毎日を過ごしています
いつかまた返り咲いてやろうと努力する彼ですが、彼を取り巻く世界は徐々に崩れて行くのでした…
本作は実写映画が作られた人気作品です
名シーンベスト3!
3位 鈴木英雄の初登場シーン
「アイ アム
ア
ヒーロー。」
我らが主人公、鈴木英雄は家に帰ると変なポーズをしながら入っていきます
家中をチェックしたらテレビを見ながら食事をとり、妄想の自分をほめたたえる人物に偉そうに女子アナを語り、幽霊を見たら本や銃で結界を作って目をつむって座りました
そして朝4時、セクシーアイドルが朝のあいさつにあいさつを返し、そしておやすみなさいと就寝します
そんな何とも言えない変な人物であると描写されている彼ですが、私も一人の時は人から変に思われることは多々しているので誰もがあんな感じなのかもしれません
克明にリアルな人物像が描かれている、これからが何とも楽しみになる名シーンです
2位 編集者が英雄の前で中田をほめるシーン
「でも
まあ…
あーいう人がやっぱりおもしろいもの
作っちゃうんですよ。」
英雄は漫画を編集者に見せますが相手にされません
けちょんけちょんに言われるのですが、そこに飛び込んで来たのは人気漫画家で英雄の彼女の元カレの中田コロリです
彼は英雄の漫画のファンで英雄のアイディアも絶賛するのですが、編集長が彼を止めます
中田は英雄をグラビアアイドルくずれの合コンに誘うのですが英雄は仕事を理由に断りました
英雄の担当編集者は彼がしゃべらなければ格好良く、そして超ボンボンであることを明かし、そんな人が面白いものを作ると英雄に言い聞かせます
人と人の差、残酷な格差が表れている名シーンです
1位 てっこが変貌して這い寄って来るシーン
「あっ。
いいよっ
寝てて…」
恋人のてっこに彼女の元カレの中田とまだ関係があるのではないかと尋ね彼女を怒らせた英雄
それからいくらメッセージを送っても彼女からの返信はありません
英雄が彼女の家のドアをノックしても返事はなく、地面を見ると蛆虫が這っています
嫌な予感がして郵便受けから中を覗くと、寝ていたてっこが這い寄って来て無残に変貌した姿でドアに体当たりをするのでした
少しずつ崩れて行く日常が決定的に崩れてしまった瞬間を描いた名シーンです
次回の展開
狂っていく世界…混乱する街を英雄は駆けて行きます
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