『アイアムアヒーロー』第22巻名シーン3選|最終回!決戦の後、英雄は一人東京をさすらう…

「アイアムアヒーロー」第22巻のあらすじ

ビルの屋上で人間たち、クルス、ZQNらの最後の戦いが行われます

比呂美は英雄への憎しみを増幅させ彼に殺意を向けます

英雄は小田妹に守られつつ誰に銃を向けるのか悩むのでした

そして戦いを終えた後…


名シーンベスト3!

3位 英雄が選択間違えたとつぶやくシーン

選択…
間違えたなぁ…


ビルの屋上まで追い詰められた英雄ですが、向かいのビルの屋上にヘリや人が存在することを知ります

そして自分が高所恐怖症であることを思い出し建設の足場の端まで追い詰められ選択を間違えたとつぶやくのでした

冴えない人間は自分が活躍できる場を逃してしまうから冴えない…

そんなことを思わされげんなりさせられる何ともこの漫画らしい名シーンです

2位 無口な子がクルスたちに生きてる人を助けようと提案するシーン

今、生きてる人を…
助けようよ。


無口な子はクルスにより目覚めさせられ巨大なZQNに変貌します

その力はクルスを超えその首をちぎって飲み込んでしまいました

精神世界は同調し、無口な子はクルスらが集う世界を訪れクルス本体は寝た切りの老人であることが明かされます

スコップの男はウイルスは絶望状態の人間には希望の光、自分たちは次世代の覇者に選ばれたと言いますが、誰も見ていない裸の王様だと卑下もしました

それを聞いた無口な子は、誰かに見られたいのなら今生きている人を助けることを提案します

そしてヘリをZQNの群れから助け、飲み込んだおばちゃんを若返らせて返すのでした

いくら強くても誰かがいなくてはそれは何の意味ももたらさないと言うメッセージを感じさせる名シーンです

1位 英雄が1人東京でサバイバル生活をして物語が終わるシーン

生きて英雄くん


比呂美の巨大ZQNに包まれ絶体絶命の英雄ですが、彼を憎む比呂美は彼が生きている方から苦しむと言い、正常な比呂美はただ彼に生きて欲しいと願うことにより助かります

そして1年後、中田らは離島に逃げ伸びて楽しく暮らしているのですが、英雄は東京で1人、独り言を言いながらサバイバル生活をしていました

助けがくれば自分は英雄として迎えられるはずと望みを抱きつつも食料の心配など不安はぬぐえません

しかし銃弾を自作し鹿を仕留めるなど喜びもありそれなりに楽しく暮らしているのでした

そしてこの物語は終わるのですが、はたしてこれはハッピーエンドなのでしょうか

ZQNの正体は?

様々な謎に満ちたままこの物語は終わります

寂しい幸せ、ノーマルエンドって感じの名シーンです


まとめ

あれだけ盛り上がったクライマックスなのですが、主人公はバトルの蚊帳の外で結末もどう解釈して良いやら迷うもので初めて読んだ時は呆気にとられました

比呂美は英雄に生きて幸せになって欲しい気持ちと生き残り苦しんで欲しい気持ちがあったようですが、はたして彼女の願いはかなったのでしょうか

ZQNの正体は宇宙人の兵器なのかどうか気になるところですが、単に大勢が集合して強大な個体になる、個体がそのまま強くなる、という人間の進化の形を示しているだけなのかもしれません

地球では何度も生命が絶滅寸前まで追い込まれる事件があったそうでこれもその一つなのでしょう

ZQNの精神世界で匿名掲示板のようなスタイルでコミュニケーションされていましたが、ネットの世界の匿名の群衆、SNSのリア充集団、1人で完結している人をそれぞれ描いたということではないでしょうか

私はどれが近いかと言うと、1人で完結している英雄タイプなので、彼には結構共感するところがあるのでした

そんなわけでラストにとまどいつつもかなり楽しませてもらった作品です

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