「彼氏彼女の事情」第18巻のあらすじ
有馬総一郎は怜司のはからいで雪野を加え3人で夜の食事と彼のコンサートを楽しく過ごしました
しかし、突然怜司に帰るよう言われ総一郎は涙し叫びます
帰宅した総一郎は両親から怜司との過去を聞かされました
総一郎の義父、総司と姉、妹たちはその父の怜一郎とは似ず愛されているとも感じません
彼らが大人になると、怜一郎は愛人とその子供を引き取りました
彼女らは総司の姉の詠子に迫害され無理心中をし、残った怜司のことを怜一郎に頼まれた総司が世話をします
仲良くなった2人ですが、非凡な怜司の日陰ものにされていく総司はついに有馬の闇にとらわれてしまいました…
目次
ACT84★ラ・ヴィ・アン・ローズ
ACT85★カデンツァ
ACT86★ノクターン
ACT87★ゲーム
ACT88★The Way We Were
津田日記
名シーンベスト3!
3位 総司が怜一郎に激怒したシーン
「なんであんな言い方するんだよ
何様なんだよ!!
人の心も分からないくせに!」
第86話より
美しく聡明だけど妻と上手くいっておらず外に女を作る父、怜一郎
そんな彼の気を引きたくて一番頑張っていたのが総一郎に冷たく接していた総司の姉、詠子です
彼女は父に認められるため生徒会長を務め、成績はもちろん一番で深夜に肌のケアをしつつ勉学に勤しんでいました
そんな彼女は父に高校卒業後どうするのか聞かれると満を持して外科医になると宣言しますが、怜一郎は彼女に医者は向いていないから他のものにするよう言います
詠子はショックを受けて席を外すのですが、怜一郎はその意味が理解できません
そんな彼に総司は激怒し、そして姉を追いかけました
総一郎に冷たくあたるにっくき詠子ですが、そんな彼女も可憐な少女時代があったことが興味深いです
そしてそんな彼女にトラウマを与えた怜一郎に総司が激怒したのがすかっとした名シーンでした
2位 怒る総一郎を扉の外に感じ笑顔になる怜司のシーンン
「ふざけんな
知ってたくせに
僕があんたに魅かれてるってことくらい知ってたくせに
今さらそんな話するな
怜司」
第85話より
総一郎は怜司と過ごす日々を堪能します
彼からは同じトラウマを感じ、彼が本当の叔父だったら良かったと思いました
ある日、総一郎の義父、総司が訪ねてきたので会うと、怜司に魅かれている彼に自分も彼が身内で一番好きだからよく見ておくようにと言われます
その夜、総一郎が結婚相手のことを聞くと、怜司は母親に無理心中された時に生きるために相手の顔を何度も蹴って生き残り、その時壊れたと言いました
雪野を呼んで3人で食事し、そして怜司のコンサートを2人で楽しみます
その後、ホテルで怜司は突然総一郎に帰るよう言いました
とまどう彼に怜司は彼が望んでできた子じゃないと伝えます
総一郎は彼の頬を平手打ちし、そして閉められた扉に怒りをぶつけました
その叫ぶ彼と扉を挟んで立っている怜司が笑顔なことが印象に残る、、不器用な親子のコミュニケーションだった名シーンです
1位 総司が怜司に拒絶の言葉を吐いてしまうシーン
「悪かったねぇ
つまんないミスして
僕は君とは違うからさ」
第88話より
母を失い詠子に辛く当たられていた怜司
そんな彼が初めて信頼できる人間は兄の総司でした
2人は仲良くなりましたが、怜司が育ってくるとみんなが彼に夢中になり、総司は美しく優秀な父の影で惨めな思いをした幼少時代を思い出します
詠子に自分が怜一郎につかまって間違いを犯したように、彼は怜司につかまらないようにと忠告していましたが、怜司の非凡さに総司は追い詰められていきました
ある日、総司が院長を務める病院に行くと怜司が遊びに来ましたが、スタッフはみな彼に夢中になります
総司は自分が築いてきたものが彼の登場で一瞬で消えたことを感じました
そして彼に書類のミスを指摘されると、つい嫌味な言葉が口を出てしまい、これまでの関係が崩れて行きます
一体誰が悪いのか、誰もが被害者であり加害者で、人格者の総司もその連鎖から逃れられず加害者になってしまった名シーンです
次回の見どころ
総一郎が生まれ、総司に引き取られる経緯が語られます
そして怜司が帰国した理由も明かされるのでした
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