「MASTERキートン」第7巻の目次
CHAPTER:1 エルザ・ランチェスターの思い出
CHAPTER:2 エルザ・ランチェスターの復活
CHAPTER:3 瑪瑙色の時間
CHAPTER:4 匂いの鍵
CHAPTER:5 デビッド・ボビッドの森
CHAPTER:6 デビッド・ボビッドの帰還
CHAPTER:7 黄金の鐘の夢
CHAPTER:8 出口なし
「MASTERキートン」第7巻のおすすめエピソードベスト3!
3位 CHAPTER:4 匂いの鍵
「…と狂喜するはずが…
私達は茫然とした
私達は陽の下にさらされたモグラだったんだ」
西ドイツにてバーを経営する一人の老人が心不全で亡くなりました
彼の死を不信に思ったハイネンはキートンに彼の死因を調査するよう依頼します
キートンは死体の発見者、生きている彼を最後に見た者、そして検死した医者を周りますが不審なところはありません
ハイネンにそのことを伝えるのですが彼は信じず、3日前に出会った時は死の匂いがしなかったと熱心に話し、キートンはある閃きを得るのでした
東西ドイツの統一を喜ぶ人々の裏で孤独と命の危機に怯える人々を描いた切ないエピソードです
2位 CHAPTER:8 出口なし
「今度は…
ハッタリじゃ、なかったんだ」
イギリスの湖水地方でキートンは大怪盗ブルース・ケンドルを捕まえました
ケンドルは元々鉱山会社の一労組役員でしたが、その地方一体の鉱山を支配する財閥の事業縮小と労組委員長の殺害から立ち上がります
その財閥の銀行やショッピングストアを襲い湖水地方の失業者にばらまきました
そして彼は湖水地方のヒーローとなり労働者階級に助けられて逃亡しますが、実は財閥と損害保険金を山分けしているという疑惑が出たためキートンに捕らえられます
問題は湖水地方をどう抜けるかで、地元の彼のファンが銃を持ってキートンを脅しに来ました
しかし彼らはアマチュアで、キートンの銃口に指を入れると暴発する、ショットガンは人体を貫通して後ろにいる人間まで貫くというはったりに騙されてしまいます
そしてキートンが最後に語った銃のはったりとは…
銃の迷信のうんちくが面白いエピソードです
1位 CHAPTER:5 デビッド・ボビッドの森
「いい奴らだった、この頃は…
戦争がいけなかったんですよ
フォークランドの馬鹿げた戦争がね」
フォークランド紛争の英雄3人が麻薬密輸に手を出し莫大な利益をあげました
しかし、財テクを担当したラッドは自殺をし、逃げたベイリーとウッズは財産はラッドの家族の元にあると狙いをつけます
ラッド夫人と息子ケンはラッドの元部下のマドックにより森の一軒家にかくまわれましたがすぐにその場所はかぎつけられました
キートンはマドックの依頼で森に助けに行きますが罠により腕を負傷します
絶体絶命のピンチに陥った彼らにケンは言いました
デビッド・ボビッドが助けてくれると…
デビッド・ボビッドはラッドがケンのために描いていた絵本の主人公です
キートンは窮地を脱することができるのか、デビッド・ボビッドの正体とは、そして隠し財産の行方は…
フォークランド紛争で傷ついた兵士たちの末路を描いた悲しいエピソードです
「MASTERキートン」第7巻の他のエピソード
他には映画館で起こったいないはずの女の事件の話し、幼かった頃のキートンの友情の話し、そして寂れた村で夢を追う男にキートンが一肌脱ぐ話しが収録されています
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