『MASTERキートン』第11巻おすすめエピソード3選|ある人物が遺した中華料理の秘密の隠し味をキートンが見つけ出す!

「MASTERキートン」第11巻の目次

CHAPTER:1 帰郷

CHAPTER:2 天使の両翼

CHAPTER:3 フェイカーの誤算

CHAPTER:4 鉄の砦

CHAPTER:5 特別なメニュー

CHAPTER:6 聖夜の邂逅

CHAPTER:7 雪山の審判

CHAPTER:8 家族


「MASTERキートン」第11巻のおすすめエピソードベスト3!

3位 CHAPTER:3 フェイカーの誤算

「先日、麻痺した右手に熱いお茶をこぼしましたね
意志で動かせなくても不随意筋による反射は残るはずです
あの時、熱に反応すべきでしたね」


ロンドンの路上でランベス大学のベニントン教授は男性を引いてしまいました

しかしその男性、トラヴィスは当たり屋で彼を診察した医師ギャラードもグルです

彼らは裕福なベニントン教授から金銭を搾り取るつもりでしたが、なんと教授はレニヤード文庫という高額な本を買ってしまったためお金がありません

当てが外れた彼らは教授を学長選に勝たせようとしますが相手のステファン教授も曲者です

はたして彼らは無事金銭をゲットできるでしょうか?

当たり屋一味が私心のない教授に振り回されるユニークなエピソードです

2位 CHAPTER:6 聖夜の邂逅

「あの時、これを見て初めてものごとを突き放して見ることを学んだような気がする」


クリスマスの夜のイギリス、エセックスのレストランで寄宿舎学校で同室だった新進作家のグラディ・エヴァンスと出版代理人のフレディ・マーチンが食事をします

フレディは次回作を尋ねるとグラディはひ弱な少年が寄宿舎学校で暴力を受けるがガキ大将に助けられるものの、彼の裏切りから聖夜の礼拝堂で彼を殺すことを決意するというものです

フレディはその話を聞いて自分たちをモデルにしているのではないかと青くなりました

グラディはそれを肯定し、なぜ殺さなかったかを語ります

思春期の頃、ちょっとしたことで大きく絶望し、そして救われることもあることを描いたエピソードです

1位 CHAPTER:5 特別なメニュー

「祖父伝来の我が家の月餅…
しかし、父は私に作り方を告げずに亡くなってしまいました
あれから三十年、何度かこの手で作ろうとしてなし得なかったあの月餅が…
今、ここにある…


イギリス、ソーホーの中華街にキートンがおすすめの中華レストランに相棒のダニエルを連れて行きました

そこは頑固親父が経営していますが味は絶品ですが、イギリス人には中華料理は作れないと勤めているイギリス人のテディには厳しく接しています

ある日、テディが勝手に厨房を使ったことに激怒し彼をクビにしました

バーでその話しを聞いた2人はテディと頑固親父の娘さんのためにひと肌脱ぐことにします

ポイントは頑固親父が言っていた特別な日のこと、そして料理の秘密の隠し味です

キートンが父の太平を動員して調べた結果、イギリス、中国、そして日本を結ぶある事実を見つけるのでした

まるで「美味しんぼ」みたいな展開でしたが、美味しそうな料理が魅力的なのはもちろん、意外な歴史上の人物に関連してくるところが面白いエピソードです


「MASTERキートン」第11巻の他のエピソード

他には旧東ドイツの共産主義者の男の息子が資本主義の西側で成功して戻ってきた話し、ロンドンの新米警察官と新米警察犬のコンビの話し、イタリアでマフィアのカモッラに追われた判事がキートンと共に戦う話し、会社のトップの座を争う男女3人がキートンの指導の元に雪山をサバイバルする話し、東ドイツの落ちぶれた金メダリストが家族を得る話しが収録されています

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