「のだめカンタービレ」20巻の数々の恋模様とクラシック音楽の光と影~コンクールで清良3位入賞!ターニャと明暗も、黒木、正直な気持ちを吐露…千秋との協奏曲での共演を夢見るのだめ、千秋と猛特訓~

前回までのあらすじ

結果はターニャ通過、ユンロン落選というもので、ユンロンは開き直り中国に帰ってピアノ教室を手伝うと言い、時代は中国だと話すので大不評です。清良は無事一次予選を通過し、は二次をこっそり観に行くつもりです。ユンロンは母へ懺悔の手紙を書き、ターニャが彼の分まで頑張ると張り切ります…

清良3位入賞

マルレ・オケのゲネプロ終わりで千秋黒木ターニャのコンクールに連れて行きます。ターニャシューマンを情感豊かに弾き切りますが、悪目立ちもし評価が別れます。二次予選結果発表で清良は合格し、陰でもガッツポーズし喜びます。ターニャは惜しくも落選し、部屋に閉じこもります

清良は本選に出場ということで、始め清良親衛隊が応援にはせ参じます。黒木の声掛けでターニャも思い直し一緒に向かいます。本選はオケ編成でベルクのヴァイオリン協奏曲コンチェルトをその音楽的背景からと2年離れていた自身と重ね、素晴らしい演奏を披露します

ターニャはこのコンクールに全てを賭けていましたが夢破れ、援助等の期待もできないため、母国に帰ると言いますが、ここでなんと黒木が生活くらい僕ん家でもすればいいだろとぶちまけ、流石に付き合ってもいないためターニャは混乱し結局逃げて行ってしまいます

清良に結果がどう出ても日本に帰ると告げ、翌日のピアノ本選にものだめは顔を出し、協奏曲コンチェルトは最終目標だと言います。素晴らしいオケとの演奏に酔いしれ、のだめは踊りイリュージョンのように消えます(笑)清良は3位入賞と特別賞で9000ユーロを獲得、これで箔が付きステップアップします

のだめの夢実現のため…

のだめは興奮して帰って来て、千秋といつかラヴェルのピアノ協奏曲コンチェルトト長調をやりたいと皆の前で弾き、その別次元の才能を発揮します。オクレールにやっぱりコンクールに出たいと告げますが、目の前の音楽にちゃんと向き合えてないのになんでコンクールの話なんかできるかな?とバッサリです

コンヴァトを見学するは、さっきまで生気に溢れていたのだめがミイラ化していることに驚きます。千秋はよりによって例ののだめが一緒にやりたいと言っていた曲をRuiと先にやることになり困惑します。清良はウィーンに寄るというので、千秋はR☆Sオケが現在松田が海外のため、代わりの指揮として片平ジャンを推挙します

のやる気120%でできてたオケなのだから、おまえがやるかやらないかじゃねーの?結局と発破を掛け、清良も燃えます。はR☆Sオケで千秋のだめと共演すれば良いと話しますが、のだめは早く満足して終わらせたがっているように感じた千秋はその真意こそわからないものの保留にします

のだめRui千秋の共演のことを悟り、先に決まっていたことなので仕方ないとしつつ、周りの変化も含め流石に気落ちし、千秋ももう焦るなとは言えないのかと感じます。千秋オクレールのだめのコンクール出場に賛同しない原因を突き止めるため、課題曲を弾かせます

千秋の猛レッスンに流石ののだめもぐったり…

千秋の猛レッスンは続き、のだめショパンの曲への意図も理解し始めます。千秋ジャンと約束していたイタリア行きをキャンセルし、のだめに付きっ切りで熱血指導します。没頭するのだめはいつしか千秋が三度の飯より楽譜が好きなのか理解し、変わり始めています

オクレールとのレッスンでのだめは上達した姿を見せ、レッスンは遅くまで続きます。千秋のだめが課せられた課題曲の多さと難易度から、急いでいるのはオクレールの方なのかと悟ります。千秋ベートーヴェンの背景や想いも踏まえて楽曲を読み込み、のだめは必死に曲を理解しようと頑張ります

没頭したのだめ千秋を起こすのを忘れ、曲への理解も彼女なりの表現で良く分かっており、お互いその理論や背景あっての曲なのだということを議論します。のだめはどう感じるかはのだめのものデスと語り千秋とキスし、更に曲を理解し千秋音が違う、こいつの感じる力は並じゃないからと感じます

ターニャ千秋のあまりの熱心さから黒木を重ね、黒木の元へ訪れ謝ると、黒木はコンクールに出たいのでピアノ伴奏をターニャに頼みたいと告げます。のだめ千秋があまりに熱心なので、そこまでしなくて良い、ウサギとカメの例えから自分の勉強をしてくださいと混乱するところでこの巻は終わります

まとめ

コンクール本選ではオケとの共演ということもあり、清良は善戦し3位入賞を果たします。コンクール入賞は箔が付くため、それを引っ提げて日本に凱旋できると喜びます。ターニャも奮闘しますが、明暗が別れてしまいます。ここで黒木ターニャへの想いを吐露し、ターニャも困惑します

のだめは特に協奏曲コンチェルトへの憧れから、千秋と夢の共演を果たしたい、コンクールに出たいと主張しますが、オクレールは乗り気ではありません。千秋のだめに猛レッスンを課し、作曲家の背景や曲への想いも踏まえた上での曲への理解が大事なことを諭します。例えば英詞の歌もその歌詞の意味をしっかり理解することで曲への理解が深まり歌に反映されるというのは定説です

ターニャ黒木の恋模様も気になりつつ、周りがどんどん変わる中、のだめにも残された時間は長くないと悟った千秋は妙に熱心で、流石ののだめも困惑してしまいます…千秋のだめが早く決着を付けて開放されたいと願っていることを知っています

幼稚園の先生になりたいと語っていた通り、のだめはその天賦の才能とは裏腹に、コンクールには無縁で、音楽で飯を食っていくという考えには鈍感なところもあります。夢である千秋との協奏曲コンチェルトでの共演は叶うのでしょうか?21巻に続きます…

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