「のだめカンタービレ」5巻の数々の恋模様とクラシック音楽の光と影~学園祭で峰率いる和装ビッグバンド大成功!千秋、本祭でミルヒー指揮のピアノ協奏曲を熱演!大反響・多くの人の心を動かし…~

前回までのあらすじ

のだめは最後にバルトークを彼女流に演奏しニナは驚き、3人は車で帰る中、千秋ミルヒーと新幹線で帰京します…

学園祭

は学園祭で仮装オーケストラをやりたいと騒ぎ、真澄もドレスを着たいと同調します。千秋はAオケでピアノ協奏曲をやるためミルヒーに厳しい指導を受けます。オケとも合わせ、ミルヒー観客への魅せ方も大事な勉強だと諭します

仮装オケの方はそれぞれ衣装を考えながら、指揮は大河内で落ち着きます。ミーナミルヒーに生徒も学園祭もなめないでと釘を刺します。クラシック・ライフに先日のニナ・ルッツ音楽祭の記事が載っており、いつの間にか千秋も注目株となり、彩子の目にも留まります

学園祭前夜祭では結局たちは和装に落ち着き、のだめはマングースの着ぐるみです。彩子千秋が急に遠くに行っちゃったみたいと話し、明日オペ研で10時から舞台があると伝えます。千秋は物の試しにSオケを観に行くと、照明が暗く、着ぐるみののだめが登場しラプソディ・イン・ブルーをピアニカで吹き始めます

そこから和装のビッグバンドが登場、なかなか様になっています。千秋たちの「魅せる」演奏を参考にします。公演は大成功に終わり祝杯をあげ、千秋は本祭のトリとして良い刺激を受けます。あれだけ煽っておいてミルヒー千秋に自分なりの演奏をしろと話し、これで日本ともしばらくお別れだと言うのです

本祭でミルヒー指揮のAオケで最高のピアノを披露する千秋

客席は満席で、カッコよくキメた千秋ラフマニノフの2番という超有名曲のため聴衆の耳もシビアになる中、圧巻の演奏で一気に聴衆を引き込みます。本物の巨匠が織りなす「本物」の演奏は素晴らしいものがあり、千秋終わってほしくない、もっと教えてほしいことがあったと感じます

大喝采を浴び、千秋ミルヒーは全てを出し切り、タバコを求めるミルヒーにもういい年なんだから酒とかタバコとか女とかてきとーにして長生きしてくださいと本音を漏らします。千秋の熱演は多くの人間に影響を与えます

のだめは夢でミルヒーにもっと音楽に正面から向き合わないと本当に心から音楽は楽しめませんよと言われます。千秋は気づくと女たちとベッドの上で、学祭から4日間ミルヒーの豪遊に付き合い、流れで六本木で飲んでこの醜態です。ミルヒーエリーゼに連れて行かれたようです

彩子は何かと菅沼と比べられ嫌気が差します。菅沼はテノールで一番の山本に恋をしているようでダイエット中です。谷岡千秋から風邪でレッスンを休むと電話で話しており、口実にして彩子千秋に会いに行きます

千秋は風邪というより二日酔いで、彩子のオペ研での歌唱についてもっとその底意地の悪い性格をさらけ出すようにしたら歌にも幅が出るんじゃないの?とアドバイスします。彩子千秋と長い付き合いですが、常に音楽が優先の千秋とはソリが合わず、わたしが音楽をやめればもっとうまく付き合えるんじゃないかと感じます

のだめ千秋のコンチェルトに刺激を受け、寝ずに猛特訓しており、風呂も食事もせずに没頭していたため、千秋は風呂に入れリゾットを作り無理矢理食べさせ、彩子はあの女なにー!?と騒然とします

それぞれが触発され化学反応を起こし…

のだめは本気らしいので、学校へ行ってピアノ2台で千秋がオケ部分を弾き、のだめは普通にピアノ部分を弾くことになりますが、のだめはテンポや音数も自在、たまに作曲とやりたい放題で最初からキレており、衝動で弾いているのか凄まじい超絶技巧を見せます

結局2回演奏しのだめは力尽き、千秋はこいつ…どうすればいいんだーと困惑します。彩子菅沼に陰口を言われており、そのことから発奮し、様々な恋をしたが千秋に勝る者はいなかったと自身の感情を爆発させた歌唱で大絶賛されます

のだめにCDと楽譜を渡した千秋ですが、オーケストラでやりたいと言っていた割に千秋との共演でもう満足しており、真澄たちと遊びに行くと話し千秋が呆れるところでこの巻は終わります

特別編読切

12歳の千秋はウィーンのコンクールで優勝しますが、父(有名ピアニスト)が来なかったと嘆きます。千秋の父から友人が指揮するコンサートに行かないか?とチケットを一枚寄越され、指揮者がヴィエラの人気公演に出向き、衝撃を受けます

千秋ヴィエラの弟子になると決め、練習に潜り込みますが、体よく追い出されます。しかししつこく懇願し中に入れて貰え、得意のヴァイオリンも披露し、ヴィエラあの子の表現しようとしていることはヴァイオリンだけでは収まりきれないのかもしれないと感じます

千秋は父が浮気して家を出て行ってしまったことを包み隠さず打ち明け、少しスッキリします。ヴィエラと人生ゲームをやって盛り上がった後、指揮者としてはまるで別人のように没頭する姿を見て、千秋は以前父から受けた最初で最後のレッスンを思い出します

唐突に母からアメリカに行くと言われ、千秋ヴィエラの元に向かいそばにおいてと迫りますが、体よく断られます。父と母は正式に離婚し、NYの父のマンションを慰謝料としてもらっていたのです。空港にヴィエラが現れ、チャイコフスキーの総譜を渡され、キミはわたしの弟子だからねと言われ別れます

その時の飛行機は日本の空港で胴体着陸しトラウマとなり、二度と飛行機に乗れない身体になってしまったというくだりでこの読切は終わります

まとめ

音楽でもスポーツでも仕事でも言えることですが、やはり人間が単独でやれることには限界があり、どれだけ物事を極めようとしても上限があります。ライバル・競い合う人がいることで、切磋琢磨し(時にそのことで消耗し…)お互いを高め合うことができるのです

音楽、特にオーケストラのような大所帯の場合はそれが顕著に現れるでしょう。また千秋の活躍は他の人間にも良い相乗効果を生み、のだめ彩子は刺激を受け発奮します。音楽は、人間はこのように他者から影響を受け、更に向上するという側面もあり、程よい加減であれば刺激し合う関係性も大事でしょう

読切では千秋の若かりし頃の様子が拝めます。師匠・ヴィエラとの馴れ初めから何故飛行機に乗れなくなったのかも明らかになり、物語の外堀も埋められていきます。6巻ではどんなお話が待っているでしょうか?

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