前回までのあらすじ
漆原はセクハラだのコンプラだの承知で無理を強要しており、古いTVマンとして終わってます。セクハラ騒動としてネット記事が拡散し、将来に不安を感じた吉住が気落ちする中ルビーが良い企画書持ってきたと助け舟を出します…
ルビーの暗躍
深堀れ☆ワンチャン‼の特別編はルビーからの持ち込み企画を吉住が推し例の騒動で炎上した子をスタジオに呼ぶ展開で取材対象は当番組とルビーです。メイヤに接触したルビーは上手く誘導し原因の究明と体制の改革を求めます。コスプレ版権問題で「東ブレ」の許可が降りなかった事を担当Dが謝罪します
何故版権が厳しいのかの深堀りリポーターは有馬でアビ子に直接聞きそこに愛があればOKだがリスペクトに欠けるものは許されないとなかなかデリケートな問題です。次に取材時の質問についてメイヤは下ネタは互いの信頼関係がある場合のみでリスペクトの無いものはただのセクハラだと言います
事情も鑑み再発防止の姿勢さえ見せて貰えればツイ消しして構わないとし、ここでルビーが担当Dの禊の時間だとガチコスプレさせ謝罪、鞘姫コスを自作させその苦労を共有、もし突然要らないって言われたらキレると同調させメイヤは矛を収めます
一連の出来事にルビーがどれだけ関わってるのかアクアは問い、ルビーは例の「今ガチ」の炎上を真似し漆原Dに大きな貸しを作って丸く収め、メイヤのリーク癖を利用し魔女裁判やってた頃から人間て何も変わってないとアイのスクープの件も掘り返します
アクアはお前が目指したアイドルはそんななのか?と激昂しますがママだって嘘吐きだったとし、綺麗にまっすぐこの世界で売れるなんて無理だと闇も見せルビーは急激に仕事を獲得していきます
主犯としてカミキヒカルが浮上
女性アイドルアワードにルビーが選出、「B小町」はチャンネル登録者数97万人にまでなり必ずドームに立つと宣言、MEMちょの努力も霞む程ルビーは輝き、動画撮影にルビーが居ないとコメ欄荒れる程です。ミヤコは大忙しで吉住をルビーのマネとしルビーの存在感が増しています
アクアはルビーの後を付け壱護に接触、入れ知恵している事を知っています。壱護はアイを殺した主犯を追っており、アクアが上原清十郎は故人だと言うと死んだのは引っ越しの前、時系列的にありえないと言うのです!托卵の可能性があり終わった筈のアクアは苦しみやっと普通の幸せを手に入れたのに闇落ちです
日本映画賞の授賞式に新人俳優賞でレッドカーペットのあかね、その夜会わない?と問うとアクアは人と会う気分じゃないとしあかねも心配します。白い薔薇を贈った奴がララライに居た人を騙す眼を持った役者にとって最高の資質の演技派で、その映像を見たあかねはアイの演技スタイルに非常に似ていると感じます
カミキヒカルはアクアと顔つきが似ており、アイ妊娠時15歳の中学生です。当時未成年の犯行の為実刑にならず復讐するなら直接的方法となり絶対にアクアと接触させちゃ駄目だ、この件は私だけでどうにかするとあかねは決意します
演技の話から油断した有馬に落とし穴⁉
あかねは徹底的に調べ上げ、アクアと電話しこのまま幸せを目指していいのか迷う彼の抱えているものを「一緒に」背負いたいとしアクアは感謝します。白い薔薇を持ったあかねが歩道橋を歩いていると突然突き落とされアクアに助けられ男は謝り去って行きます
実はアクアはあかねにGPSを付けており、「今ガチ」が終わってから犯人に接触した時の足取りが追えるようにしており、ナイフを隠し持っていたあかねに危ない真似はやめろ、二度とお前に関わらないと単独で動くと譲らず、カミキヒカルを復讐の相手としもう戻れないこの道を進むしかないと凄みます
吉住は妹の前世バレを気に病み顔バレしちゃったなら「B小町」入っちゃえばとルビーが提案、有馬はキャラ被ると危惧します。ルビーの腰巾着状態で何の為にアイドルを…アイツの推しの子になるなんてばかみたいと自虐するとアザミマコに呼び出されます
有馬が訪れたのは島政則監督が来るからで、今一番勢いのある映画監督です。ライン交換し好感触、食事に誘われます。アイドルは芸能界で最も人権がなくそれでも「苺プロ」は緩い方です。18歳の有馬は自己判断でシマカンと食事し、言ってる事に嘘はなく適度にクチが悪くて話が合います
創作論や演技の話に地に足ついてる感じがする有馬、次回作の構想を話されお開きとなり役者復帰の足がかりにする、今の話の続きをと迫ります。うちすぐそこだから来る?と言われ既婚者で仕事の話するだけ…大丈夫とシマ スタジオのマンションを訪れ第八章 スキャンダル編が始まるところでこの巻は終わります
まとめ
深堀れ☆ワンチャン‼の炎上騒動はルビーの機転から解決へと進みます。コスプレ界隈の込み入った事情も明かされ、見事に番組として解決に導いたルビーは急速に力を得て存在感が増し「B小町」の人気を決定づけます。後述しますが有馬はこの輝きに焦りを感じています
決着が付いたかに見えていたアイの死の主犯も実はカミキヒカルが関係している事が判明、やっと幸せを掴みかけていたアクアは再び闇落ちします。あかねは危惧し単独で動きますがアクアに監視されており、お互いの事を尊重するあかねは最早アクアを止められません
アイドルに恋愛スクープはご法度で、人権は無いという程の制約が設けられています。最初は順守しますが3年も経つと緩んでくるのが通例、身の固さで知られる有馬は油断し女優の道を諦めきれず新進気鋭のシマカンと接触、軽率にも彼のスタジオに赴きそこをカメラで抑えられそうです
昨今の週刊誌の報道は芸能生命が終わるかのような苛烈さを増し、一時の油断が命取りともなります。芸歴の長い有馬はルビーの活躍もあり焦っており、脇が甘くなっていたのです…第八章 スキャンダル編ではどんなお話が待っているでしょうか?11巻に続きます…
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