「進撃の巨人」15巻のレビューです
進撃の巨人 attack on titan15巻【電子書籍】[ 諫山創 ]
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調査兵団と憲兵団の戦いが続きますが、他の組織は、民衆はどういう選択をするのでしょうか
これまでのあらすじ
エルヴィンと調査兵団はリーブス商会のリーブス会長とその部下たちの殺害の疑いから憲兵団に逮捕されます
さらわれたエレンとヒストリアですが、リヴァイたちは救出しようとするも対人制圧部隊に阻まれて命からがら逃げたのでした
15巻の展開
エルヴィンは王の前に引っ立てられて死を覚悟します
リヴァイたちはエレンとヒストリアを追い憲兵団を襲うことにしました
ハンジたちは民衆を味方にするべく画策します
クーデターの行方は・・・
エルヴィンは王の前に引っ立てられました
そこでリーブス商会を殺したのはエレン、ヒストリアを誘拐を企てた何者かに殺された
調査兵団は王政に敵対していない
調査兵団の解体は不当かつ人類の損害であること
これらを主張しますが、リヴァイがストヘス区で憲兵を殺害したことにより説得力はありません
おまけに駐屯兵団のピクシス司令は調査兵団との関係を否定します
彼はエルヴィンとの会談で王政の隠し持つ切り札を継承できないのならば王政側に立つと言いエルヴィンの誘いを断りました
その時、ウォール・ローゼが突破されたとの報がもたらされエルヴィンの運命は変わります
果たしてこのことが人類にとって良かったことなのかどうかは分かりません
なんせ多くの人々にとって壁の外は未知の世界なので正しい判断はできなくて当然です
人類という総体は分からないから何も知ろうとはしないままでいることはできない種族なのでした
エレンは誰を食べたのか
ハンジはリヴァイたちにエレンが食われるかもしれないことを伝えます
ライナーたちの会話と行動から推察するに、巨人の力は巨人が食べることにより継承されます
それを聞いたアルミンは疑問に思いました
エレンはいつどうやって巨人になり、そして誰を食べて能力を得たのかと
その答えはロッド・レイスの力によりエレンは知ることになります
エレンが食べたのはあの人でした
しかしそうなると今度はあの人がなぜ巨人化の能力を持っていたのかが気になります
まだまだこの物語には謎がたくさん残っているのでした
最後に
個人的に見て欲しいところは
再登場したマルロとヒッチ
フレーゲルを追い詰めてほっとして泣く中央憲兵
声が小さいフリーゲル
ザックレー総統の笑顔
父と仲良さそうなヒストリア
普通の巨人になったエレン
というところです
ヒッチが意外と正義感が強く、そしてアニのことを心配していたところが微笑ましかったです
フレーゲルを追い詰めた中央憲兵ですが、ほっとして泣き出していました
彼を逃がしたら中央憲兵の命が危なかったそうで、彼らも普通に生きる人間なのだと哀れに思います
さてエレンに巨人になった時の記憶がよみがえって来ました
その結果、彼が何を得るのか楽しみです
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