前回までのあらすじ
組み合わせは①メリオダス&バン、②ヘンドリクセン&グリアモール、③キング&ディアンヌ、④トーラ&ジグモ、⑤エスタロ&アーバス、⑥アーサー&ななし、⑦ハウザー&ソラシド、⑧スレイダー&ハイファン、⑨ギル&ギルフロスト、⑩ホーク&エスカノール、⑪ゴウセル&ジェリコ、⑫マトローナ&オスローと決まります
更にキリ良く16組作りたいと⑬シルバー&コアツォ、⑭ドルツォ&カルツォ、⑮ドロールゴーレム&グロキシニアサーバント、そして最後の一組が何と⑯エリザベス&エレインに決まります…
タッグマッチで各々奮闘
大喧嘩祭りはルールその1:あらゆる武器・魔力の使用および汚い手を使うことを許可、その2:勝利条件は相手組の殺害または無力化または場外落下、その3:試合放棄は厳禁と決まり、⑯に早速④が襲い掛かります‼エレインは’’そよ風の逆鱗’’で軽くいなします
女子話が盛り上がる中、煙幕から④は我らマラキアの民の宿願のため死んでもらうにゃと’’毒蛇鞭’’をエリザベスに食らわす中、エレインは’’金風の逆鱗’’で④を屠り、毒が全身を巡ってとっくに死んでるはずのエリザベスは回復の波動で刺客を癒し、マラキアとリオネスは元同盟国だと優しさを見せます
最初のタッグマッチ勝者は⑯となり、続く①には⑭が対します。⑭は超スピードで①を襲いますが、お互い愛する⑯の事で言い争いしながらいつの間にか⑭を倒してしまっています。③VS⑮はキングが鼻血を出し、ダメージを食らうというよりディアンヌの胸に収まっている状況がそうさせています(笑)
キングも悶絶しながら戦いおっさんの姿になるとディアンヌに殴られ、そのままサーバントに捕らえられますが、第五形態「増殖」から第二形態「守護獣」の連撃で妖精王ハーレクインの面目躍如です。<十戒>は互いの代理の出力を全開にしますが、「守護獣」にはどんな打撃も通用しません
キングとディアンヌがお互い告白したいと話すとヌイグルミがやられてしまい、ディアンヌを襲いますが、キングは真・霊槍シャスティフォル 第二形態「守護獣」で神器開放します
たった一体の<十戒>に王都陥落
さっきまでとヌイグルミの形が違い、物凄い力を誇りますが、キングの消耗も激しいです。ディアンヌも蔦に囚われる中、キングの第五形態「増殖」で蔦を斬り裂くと、満身創痍ながら第一形態「霊槍」でグロキシニアサーバントは粉々になります
しかしドロールゴーレムの攻撃は凄まじく、今度はディアンヌが’’双子の巨像’’で対しますがやられてしまいます。キングは強く心に想うことで土人形に形と力を与えると諭し、’’土人形’’としてボクの大切な友達を思い浮かべ実像とします
エリザベス・メリオダス・マトローナの土人形はダメージを与えつつやられていき、残るはキングのみ、ところがキングは強くドロールゴーレムを突き破り③の勝利です
時は少し遡り、ゼルドンではデンゼルがグスタフ・ギーラと今後の作戦会議を行います。前巻でやられたかに見えたデルドレーたちはドゲッドの「爆進」で逃げおおせていたのです。デンゼルの「審判」を受けてドレファスも苦しむ中、この身体に愛着があるから手放したくないと言います
デスピアスが放った密偵によると、ブリタニア北部大小九つの町と村が<十戒>襲撃により全滅状態、南の王都が陥落、たった一体の<十戒>にやられたのです。更に大喧嘩祭りも<十戒>の罠だとし、<十戒>はもう一体おり、それはゴウセルで、討伐作戦を開始するとデンゼルは宣言します
心を手に入れたい非情なゴウセルにエスカノールが出した答えは!?
デンゼルはニッカが実はベロニカであることを見抜いており、無茶はするなよと釘を刺します
時は再び戻りーゴウセルは祭りに優勝して心を手に入れられればお前たちが死んだとして心から悲しむことができるかもしれないとし、ホークは雑魚だなとにやけます。ゴウセルとジェリコは言い合いをし、エスカノールは大事な仲間同士で戦えないと喚きますが、だからこそ面白いとグロキシニアは残酷です
’’仲間’’という言葉に揺れるジェリコ、ゴウセルは尚更心が欲しくなったと言い、仲間を蹴り飛ばし、ホークも屠り、’’傀儡縛り’’→’’悪夢語り’’で走馬灯から愛するマーリンに絶望を見せられ、エスカノールはマーリンは太陽そのものと振り切り、希望を見出し心を弄んだ大罪を身を以て償わせてあげようと巨大化します
エスカノールの闘級は2万8800にも達し、ゴウセルのメガネを取り視力を奪います。ゴウセルは’’傀儡乱れ打ち’’で暴れますが、エスカノールは神斧リッタを手にすると神器開放し、その特性「充填&放射」は彼の発する莫大な熱量を全吸収し蓄え任意で放つことを可能にするのです
ゴウセルは双弓ハーリット自動追尾モード’’大停電の矢’’で対し、逆にエスカノールを貫きます。ジェリコはエスカノールがお前に対して示した「心」だ‼とし、’’心を弄んだ大罪をーその身を以て贖いなさい…‼’’という言葉と共に<十戒>側が瀕死状態になっているところでこの巻は終わります
まとめ
変則天下一武道会のような様相の今巻ですが、七つの大罪らしい超人たちの超絶技巧が凄まじい筆致で描かれ、非常に読み応えのある内容となっています
途中場面が変わり、デンゼルたちが王都を陥落させたゼルドリスに宣戦布告する場面もあり、大喧嘩祭りを催す等<十戒>の傍若無人ぶりが目立ちます。仲間割れのような状態で戦わせられる中、ゴウセルは心を手に入れたいと相変わらずの唯我独尊ぶりですが、エスカノールは違ったのです
愛するマーリンの事を想いながら、ゴウセルを狙ったかに見えた会心の一撃はなんと<十戒>に放ったもので、自身も傷つく中、大喧嘩祭り自体の状況が一変します…22巻ではどんなお話が待っているでしょうか?
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