「七つの大罪」23巻の数々の激戦と成長譚~蘇ったザラトラスとメリオダスの記憶に入り込むエリザベス…自身の出生の秘密と<七つの大罪>結成の経緯が明らかに!敵なしかに見えたエスタロッサの前に<傲慢の罪>エスカノールが立ち塞がり~

前回までのあらすじ

キャメロットよりやや南西の地ではアーサーたちが抗っています。ななし・・・の活躍もあり、キャスがいる限りお前は死なないと言われアーサーは奮闘します。白夢の森南東側ではある男が彷徨い黒い影ホークママに死を覚悟し、気づくとそこは移動酒場でエリザベス給仕ウェイトレスしています…

<七つの大罪>結成の秘密

ある男ゴルギウスが<不気味な牙ウィアード・ファング>であることを見抜いていたホークたち、エリザベスは生きてさえいれば誰かのために戦い守ることも苦しみや悲しみを共に分かち合うこともできると説き、眠るメリオダスにあなたがいない世界で生きていくのは…耐えられないと抱きしめます

噂されていた’’さまよう銀の騎士’’が現れ、それは謀殺されたはずの聖騎士長ザラトラスなのです‼どうやら<十戒>の魔力によって一時的に蘇ったようで、傷は完璧に治したものの心臓は止まったままのメリオダスに会い、死者の都に行っても会えなかったというエリザベスを諭します

ザラトラスは術でエリザベスたちとメリオダスの記憶に入り込み、そこは滅びた直後の荒れたダナフォールです(過去の記憶のためエリザベスたちの姿も声も周りには届きません国王と若かりしザラトラスメリオダス赤子を見つけ、メリオダスはオレの女に気安く触るなと凄みます

国王赤子エリザベスが自分の三人目の娘になる予兆を見て、養女にしたいと言い、メリオダスは実力からザラトラスの推薦もあり王室付きの聖騎士となったのです。その後国王は七人の大罪人がリオネス王国の守護者となる予兆を見て、大罪が戒めを討つ時だ…と<七つの大罪>は魔神族<十戒>を討つために選ばれた者たちだったことが判明します

場面が何回か飛び、城では幼いエリザベスにオレはどんな場所からだって必ず生きてお前のもとに戻ると諭し、現実に戻り、エリザベスメリオダスが必ず戻ってくると涙します

超越した強さを誇るエスカノール

煉獄に来たメリオダスは「敬神」と「慈愛」の戒禁にかかったものの<十戒>を倒すか死かで戒禁は解け、それでも呪いのおかげで何度でも蘇ると皮肉ります。我は感情を養分に失われし力を蓄え、貴様はかつての最凶の魔神に再び近づくことが出来る…喜ばしかろう我が息子よ?とメリオダスは言われ、怒って特攻します

エスタロッサは一行の前で魔神の王より「慈愛」の戒禁を与えられし者とし、何も出来ない一行に迫るとそこにエスカノールが現れ、抱くのは憐れみとし、それが<傲慢の罪このわたし>だと返します。エスタロッサは一方的にエスカノールを攻撃しますが、逆にガードした一撃でエスタロッサは膝をつきます

外界シャバはいいなあとエスカノールの一撃を’’全反撃フルカウンター’’で返すエスタロッサ、即座に傷は回復し、エスカノールは本気を出すと気張ります。まともには死ねないとエスタロッサをぺーネスの湖畔に飛ばすと、’’無慈悲な太陽クルーエル・サン’’→’’炸裂する傲慢ブライド・フレア’’で湖を一瞬で蒸発させます

それでもエスタロッサは死なず、’’暗黒回帰ブラックアウト’’で魔力を無力化し、「全反撃フルカウンター」で物理攻撃を全てはね返します。ところがエスタロッサの胸が斬られ、’’無慈悲な太陽クルーエル・サン’’で「決めるのは我だ 死ね」とエスカノールは凄まじい一撃を放ちます

メリオダス復活!?

ゼルドリスが後を追いますが、その威力は凄まじく、エスタロッサは爆炎に包まれます。残されたデリエリたちは騎士を操りギルたちを殺そうとしますが、デンゼルが現れ、剣の中に何かを宿す中、顕現したのは何と女神族で、デリエリが私が殺ると向かいます

デンゼルに女神族<神兵長>ネロバスタが憑依し、事情を察したネロバスタは離脱し’’聖櫃アーク’’で血路を開くと、デリエリが立ち塞がり、怒りから一閃してしまいます。国王の様態が優れない中、ドレファスフラウドリンデンゼルは死んだ、お前たちもすぐに後を追わせてやるとにやけます

エリザベスたちは魔神族に襲われますが、ザラトラスが「浄化パージ」し、ホークママの突進からホークが魔神の肉塊を食べ「変身トランスポーク」します。ところがデリエリたちに見つかり、ザラトラスに「連撃星コンボスター」を放つとエリザベスは’’聖櫃アーク’’でデリエリの腕を破壊します

怒ったデリエリが反撃の一打を放つと何者かが割って入りデリエリは沈み、エリザベスが抱きかかえられ何とメリオダスが戻って来たところでこの巻は終わります

まとめ

謀殺されたはずのザラトラスは<十戒>の魔力によって蘇り、エリザベスと共にメリオダスの記憶の世界に入り込みます。そこでエリザベス出生の秘密と<七つの大罪>結成の経緯が語られます

国王は予兆を見てそれを実行に移すのですが、エリザベスは実は養女で、また、こちらも予兆から魔神族<十戒>を討つために選ばれたのが<七つの大罪>だったことが判明します。メリオダスの過去の伏線が少しずつ少しずつ回収され、辻褄が合っていく様は爽快です

エスタロッサの前にマッチョ化したエスカノールが現れ、<傲慢の罪>として桁違いの強さを誇ります。最弱→最強という肩書のエスカノールの変わり身は痛快で、あの<十戒>すら太刀打ちできません。デンゼルに女神族憑依という場面もありますが、デリエリに一閃されてしまいます

エリザベスも見つかり、あわや…というところを救うのが何と死んだはずのメリオダスなのです‼やはり主人公、簡単には死んでくれませんね…24巻ではどんなお話が待っているでしょうか?

おまけ

アニメ版の3期は七つの大罪 神々の逆鱗として放映され、全24話となっています。主題歌はOPにUVERworld・シドが起用されこちらも人気を博しました

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