前回までのあらすじ
<四大天使>の二人は姿を変え、エスタロッサたちの後を追います。エスタロッサは混乱しており、メリオダスに成り代わったと思いきや突如墜落、エリザベスが救うと逆に首を絞めてきます…
煉獄
エリザベスがエスタロッサを振りほどくと、そこは天空演舞場跡で、三千年前の事を思い出します。エリザベス救出にキング・サリエル・タルミエル・デリエリで向かいます。エスタロッサはメリオダスがエリザベスとの仲を取り持ったと誤解して錯乱しており、取り込んだ三つの戒禁が拒絶反応を起こしているのです
エスタロッサの邪悪な闇にエリザベスは取り込まれ、キャメロット城ではメリオダスが順調に戒禁を吸収しつつあります。一方煉獄ではバンが苦しみながらメリオダスを捜しています。突如闇の化け物に踏み潰されますが、起き上がり、若返って戦います
煉獄では時間軸が異なるようで何十年も戦い老い、気づくとその化け物はメリオダスに変わっています。二人は再会を喜びますが、ここから出る方法が分かりません。煉獄には二種類の化け物がおり、在来種から獲れる素材狙いで襲いますが、メリオダスは実体化しておらず感情の姿の為強くありません
結局バンが倒し素材を手に入れます。素材を吟味しながら煉獄からの脱出口は魔神王の手元にある?と感じます。装いも新たに脱出任務開始と二人は息巻きます
聖戦のキッカケとは!?
煉獄の化け物を「全反撃」・’’乱獲’’で始末し、食事をし生を実感する二人、メリオダスはバンに煉獄で耐え抜いた経験はお前の肉体と精神に爆発的な変化を与えていると言います。現世に戻ると意気込む二人に刺客が現れ、魔神王の下に案内するというそれはホークそっくりなのです‼
弟がホークだと確信し涙するワイルド、熱砂の嵐が来た為豚舎に連れて行かれます。ワイルドはマイルドが800万年以上前にこの世界と別の地に飛ばされたと言い、ホークがブリタニアで目覚めたのが16年前なので、時間軸的に辻褄が合います
煉獄の魔神王が息子のオレを監視する為にホークを選んだのだと理解します。ホークの事を語らい、ワイルドは一時ショックで過呼吸になりますが(笑)、ワイルドはかわいい弟に他ならないとします。兄弟の話からメリオダスの兄弟の話になり、メリオダスが次期魔神王候補と呼ばれ<十戒>を統率していた時の事を語ります
真面目なゼルドリスは既に護るべき大切な存在がおり、メリオダスもエリザベスと共に魔神族を裏切った為それが聖戦のキッカケとなったのです。その裏切りの余波でゼルドリスは自分の手で恋人を殺す羽目になり、メリオダスは懺悔します。エスタロッサの事は思い出せず、そこに魔神王が現れます
理性を取り戻したメリオダス、珍獣が案内役で扉の存在に気づいたとし、ワイルドが突っ込みますが魔神王に阻止されます。魔神王はとんでもないパワーを誇り、バンの’’身体狩り’’も逆に力を吸われます。ワイルドの’’雷光猪’’・’’回転猪’’も効きません
魔神王の攻撃をメリオダスは「全反撃」ではね返しますが効かず、その名を「支配者」と言います。魔神王もエスタロッサの事は思い出せず、知る者全てが謀れている…メリオダス同様<十戒>の裏切者…ゴウセルによってと言うのです
<十戒>エスタロッサ=<四大天使>マエル
ホークに乗ったゴウセルは父から聖戦を終わらせる為に禁呪を発動させると言われ、力を貸していました。キングたちは天空演舞場跡に着き、禍々しいエスタロッサを見つけます。サリエルたちがマエルの顔を思い出せない中、戦いながらエリザベスの記憶で実は三兄弟ではなくエスタロッサは飼っていた犬だった事が判明します
ゴウセルも到着し、他の者が苦しみだし共有する認識が決壊し、彼を知る全員の記憶があるべき姿に戻る…魔神族としての記憶は女神族としての記憶に、兄メリオダスとの思い出は兄リュドシエルとの思い出に…と。万が一の時は命に代えて止める…それがゴウセルと共に背負った俺のもう一つの罪と責任だとします
<十戒>エスタロッサは端から存在せず、正体は<四大天使>マエルだったのです。いつしか「最強の<四大天使>「死の天使」と魔神族に恐れられ、想い人のエリザベスは魔神族メリオダスを選び、マエルからエスタロッサにすり替わり戒禁を取り込み<十戒>となってしまいます
全ての責任は俺にある、だから俺をー壊せとゴウセルは言います。聖戦の発端は魔神族と女神族の力の均衡の崩壊で、崩れた均衡を保つ為にマエルを引き込んだのです。女神族は常闇の棺を発動せざるを得ず、聖戦は終結、人形のゴウセルにどう復讐しろと?とエスタロッサが凄むとキングが加勢します
<七つの大罪>の掟で仲間を全力で助けると誓うキング、エスタロッサとやり合い、’’飛び回る蜂’’→’’救済の矢’’→’’裁きの槍’’と死闘を演じます。サリエルはマエルは同胞なのにキングに加勢すると言い、救うんだ…同胞としてと向かいます
キングは大切な誰かを失う悲しみを知ってるなら簡単に死ぬなんて言うなよとゴウセルを諭し、サリエルたちも加わり四対一の構図となったところでこの巻は終わります
まとめ
煉獄でバンは理性のあるメリオダスと会い、ワイルドと共に煉獄脱出を謀ります。三人兄弟と思われていたものの、エスタロッサは実は<四大天使>マエルで、すり替わり<十戒>となっていた事が分かります。エリザベスの記憶で実は三兄弟ではなくエスタロッサは飼っていた犬だった事が判明します
聖戦の発端は魔神族と女神族の力の均衡の崩壊で、崩れた均衡を保つ為にマエルを引き込んだようで、この複雑な関係性が露わになります。ゴウセルは自身を蔑みエスタロッサに復讐させようとする中、キングが応戦、そこにサリエルとタルミエルも加勢し四対一の構図となります
煉獄でのバン・理性を持つメリオダスが魔神王からの脱出を試みる中、現実世界ではエスタロッサがマエルだと判明し、非常に複雑化する人間関係、「死の天使」マエルとの死闘に決着はつくのでしょうか?混迷を極める七つの大罪、34巻ではどんなお話が待っているでしょうか?
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