前回までのあらすじ
カウンターで沢北の河田へのアリウープパスを桜木が叩き落とします!桜木が流川に苦言を呈します…
エース沢北の逆襲
沢北にまで煽られ、流川は「ぶっ潰す」と息巻きます。オフェンスでは河田に赤木が付きますが、美紀男のスイッチで河田に桜木が付くことになり、フェイクに引っ掛かりますが、ダブルクラッチをした河田は空中に長く滞在する桜木に驚きます。ブロックにフルパワーでジャンプした後あれだけのダッシュは並みじゃないと感じます
安西は矢沢に「お前を超える逸材がいるのだ…」と心の声を発します。桜木のシュートが外れて流川のダンクが決まり、「二人同時にだ…」と呟きます
ついに8点差に詰め寄った湘北、しかしここからエース沢北の逆襲が始まります。流川のワンマン速攻からのダンクを止めると、3人をごぼう抜きし、桜木のブロックをひょいとかわすシュートを沈めます
流川もやり返しますが、隅に追いやられ、深津がパスカット、沢北の放り投げシュートを再度くらい、桜木は喚きます。日本一のプレイヤーになりたい流川に沢北は「夏が終わったらオレはアメリカだ」と答えます
「行く前に神奈川の流川という芽を潰しておかないと」と流川を挑発し、沢北は全開です。ダンクを決め、沢北の父親も喜びます。父のテツの回想では、幼い頃から1ON1をし続けてきた過去が明かされます。流川は勝てる見込みのない1ON1を挑み続けますが、沢北を抜くことが出来ません
1ON1もオフェンスの選択の一つにすぎねえ
リバウンドでは河田は桜木を飛ばせないように抑え、ボールが落ちてから拾えばいいと閃きます。沢北は3人がかりのブロックを華麗にかわしシュートを決めてしまいます!さらにスティールから沢北は流川のファールを貰いなおシュートを決めてしまいます
流川は仙道との1ON1の際全国に仙道より上のプレイヤーがいるか聞き、北沢と聞いていて、「沢北じゃねえかどあほう」と愚痴ります。流川は屈辱感より後から湧いて来る不思議な感情を抑えられずに笑います。「ありがてぇ…贋物じゃねえ」と
流川もアメリカに行くと言います。「今日ここでお前を倒して行く」と。19点差になり、ベンチも沈む中、流川は再度1ON1を挑みます。流川は仙道の「1対1もオフェンスの選択の一つにすぎねえ」という言葉を思い出し、赤木に絶妙なパスを出します!美紀男からカウントも貰います
フリースローは外れますが、流川は再度パスを選択、突っ込んだ宮城は美紀男を飛ばせて赤木にパス、加点していきます。2本のパスは布石となり、今度は抜けると安西は言います。沢北を抜いた流川ですが、なんとその先に桜木がおり、ぶつかってチャンスを潰してしまいます
流川は桜木のヘマももともと計算に入れてると愚痴りますが、桜木はキレずに堪えます。桜木は流川がパスすると思い、得意の右45度に行こうとしたのです!洋平は桜木がバスケット選手になっちまったのさと言います
借りは即返すと沢北が流川を抜きますが、美紀男の陰に隠れていた桜木が現れ、沢北がオフェンスチャージングを取られたところでこの巻は終わります
まとめ
安西が矢沢に「お前を超える逸材がいる、二人同時にだ」と語りかけるシーンでは、安西の監督冥利に尽きる言葉と、矢沢への悔いが感じられます。監督をしていると、何年かに一度このような逸材に出くわすと聞いたことがあります。安西は監督生活にピリオドを打てないでいる中、桜木と流川との出逢いに多くのことを感じているのでしょう
追い上げムードの湘北を黙らせたのはエース沢北でした。幼い頃から1ON1にこだわり続け、スキルを磨いてきた沢北には最早日本一の高校生と言っていい能力が身についています。例え流川でも、太刀打ち出来ません。今まで数々の修羅場をくぐってきた流川も今回ばかりは…と思っていたら、流川は不敵に笑うのです
仙道の言葉を思い出し、沢北にパスもあると思わせておいて、抜きにかかる流川ですが、桜木が邪魔してしまいます。流川に苦言を呈され、普段なら即キレている桜木ですが、ぐっとこらえます。人間としての成長、バスケットマンになったということが伺えます
借りは即返すと桜木がオフェンスチャージングを貰います。流川が打開策を見出しかけている中、この後どうなるのか?気になりますね!次巻も読みましょう!!
おまけ
SLAMDUNKの10日後を描いた10DAYS AFTERという作品があります。次巻で紹介するDVDにて記されていますが、教室の長黒板にチョークで描いた漫画です。本編では語られなかった内容となり、非常に貴重なものなので、ファンの方はチェックしましょう!!
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