前回までのあらすじ
スカした剣士が自身が無敵だと豪語し歩いています。きのこに馬鹿にされつつ先を進むと、野球をしているアラレ達と遭遇、何でも投げられたものを壊していくので、段々エスカレートし、最終的にはアラレがお手本で月を割ってしまいます…
怪盗ほよよ団
怪盗ほよよ団の回では、ほよよ団のあかね・アラレが豪邸で焼き芋を貪っている博士に予告状を送ります。タロウ達刑事が張り込む中、あかねは宿題を忘れていたことを思い出し、ガッちゃんに予告状を明日に変更と再度送らせます
翌日道路を封鎖したタロウですが、ヘリコプターが現れ撃ち落とすと、それはタロウの父でした。その隙にアラレは堂々と侵入、刑事達は取り押さえようとしますがずんずん進んでしまうので、やむを得ず発砲しますが、全く効きません。金庫は超硬金属製ですが、アラレは怪力で焼き芋を盗んでしまいます
アラレ達に掃除をさせるも掃除機で遊ばれ、毎日バケツラーメンばかりの博士は現状打破のためお手伝いロボット「アキコさん」を発明します!ところがアキコさんは破天荒で、博士の髪を刈り上げ、アラレと死闘、挙句の果てにカップラーメンしか作れません
早寝早起きを強制され、アキコさんに嫌気が刺した博士はスイッチを切ってしまおうとしますが、逃げられ、翌日アキコさんはコーヒー・ポットで働いていたというオチです
長編、ペンギン・グランプリ開催!!
ペンギン・グランプリの回では、作者がレース賞金3000円と吹き込むと、アホばかり話に乗って来ます。ペンギン村を一周するコースで、出場者は①スッパマン、②博士、③タロウ、④ニコチャン大王チーム、⑤アラレ、⑥山吹先生、⑦マシリト、⑧きのこ、⑨ふくすけくん、⑩パーザンとなります
スタートとなり、⑤がかっ飛ばし、続く④はゼンマイ式のため止まってしまい、結局リタイアとなります。その後①、⑩、⑧、⑨と立て続けにリタイアし、レーサーは5人になってしまいます
第一関門・池で先頭の⑤はラッシーと遊んでしまい、その隙に③、②、⑦と池を渡ります。⑥は何とあかねと替え玉をして一躍トップに躍り出ますが、第2関門・崖を渡れずリタイアします
再度トップになった③ですが、⑦のミサイルで大破・リタイアとなります。崖を②、⑦が渡り、その後遊び終わった⑤が猛烈な追い上げを見せます
第3関門は雪山です。②、⑦とも変形して進み、やや優勢だった②は最後の難関・地雷地帯で爆発します!⑦はウンチを出し猛追してくる⑤の気を逸らし、単独で徒歩で向かう②を抜くためにエロ本を設置し作者の気を逸らし近道します
最終的に②、⑦、⑤の3人が同時ゴールで、写真判定で優勝は⑤になったと思いきや、作者が先にゴールしていると言い張り、村人全員にインチキだと追い回されて終わります(笑)
マシリト、キャラメルマン3号で復讐も…
ペンギン村というド田舎に来た事に妙に感動している女子二人組がいます。あん子はコンタクトを落としてしまい、メガネを掛けるとアラレそっくりなのです!あん子はアラレと勘違いされ、散々な目に遭い、もう田舎はこりごりだと感じます
あおいが車の免許を取ったということで、運転が危うい中アラレを連れてドライブに向かいます。強盗が車を奪おうとしますが、逆に轢かれてしまい、何とか車に乗り込むも、あおいの破天荒な運転等で散々な目に遭い、結局諦めます。最終的には迷って月まで来てしまったというオチです(笑)
博士はミニチュアの家を発明します。ガッちゃんが指を突っ込むと実際の家に穴が開き、どうやらミニチュアで起こった事は実物にも起こるようなのです!博士は博士と山吹先生のミニチュアで思い描いた絵を描こうとしますが、邪魔され、結局博士の人形は猫に食べられ、30分後本当に山吹先生が現れます
マシリトはキャラメルマン3号を発明します!ガッちゃんに食べられた苦い経験から硬質ゴムでできたハサミに閉じ込める作戦、更にアラレ対策にウンチロボット等新装備も増え、準備万端です。スッパマンが平和のために地球防衛隊を組織し、アラレ達が隊員になります
隊員の中のブタに脅威を覚えるマシリト、ニコチャン大王達を仲間にします。きのこの家が攻撃され、地球防衛隊に投書し、翌日やっと出動、スッパマンは銃で応戦しますが、キャラメルマン3号には効きません
頼みのアラレも光線にやられ、スッパマンは寝返ります。ガッちゃんが登場しますが、例のはさみで包み込まれてしまいます。ブタは結局何も出来ず、マシリトの勝利かと思いきや、アラレが復活、光線も避けまくり、近づくため、例のウンチロボットで気を引きます
立ち止まったアラレに光線の照準を合わせたところで、ブタが竹やりでタイヤをパンクさせ、アラレの体当たりでガッちゃんも開放、キャラメルマン3号は食べられ、マシリトは車に轢かれたところでこの巻は終わります
まとめ
今巻では1話完結ではなく複数話の回が幾つかあり、これもギャグ漫画の枠を超えた趣向で読者を飽きさせません
怪盗ほよよ団の回(2編)、ペンギン・グランプリの回(4編)、ペンギン村ウォーズの回(3編)となっており、物語として1話では表現しきれなかったものも話数を増やすことで盛り沢山の内容となっています
特にペンギン・グランプリの回では賞金3000円という中アホな参加者が10人、デッドヒートを繰り広げる訳ですが、それぞれの特徴を活かした白熱の(笑える)レースとなり、オチも含めて楽しい内容となります
ペンギン村ウォーズの回ではマシリトが対策を練ったキャラメルマン3号を発明し、遂にアラレ達も封じたか?と思いきや、何も出来ないと思われたブタの活躍で(笑)、またしても藻屑と消えます。マシリトはこのままやられっぱなしなのでしょうか?
勿論1話完結のショートストーリーも面白い内容です。この楽しいペンギン村での出来事、ずっと見ていたいですね。9巻ではどんなお話が待っているでしょうか?
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