前回までのあらすじ
タツヒコはこの店失敗したら平社員に降格してくださいと言います。ギャル系で揃えて欲しいということで、井出は得意分野と息巻きます。山城と関にコケたら平社員に降格の件を茶化され、タツヒコが「井出くん、これは生きるか死ぬかの戦争なのだよ」と凄みます…
バースト横浜進出へ…!
Nidは華やかなオープンを迎えます。好条件ということもあり女の子も集まり、順風満帆なスタート…と思いきや、いきなりタツヒコ、井出に退店したいと女の子から連絡が沢山入ります。理由はボーイの手際の悪さ、タツヒコはそこを指摘し、今後はそういうことが無いように指導します
するとまたトラブル、店の女の子が連れて行かれてしまいます。ヤクザ直系のアイフーマという店の男で、真虎は店長に身体を張ってでも止めるべきだったと言いますが、店長はオーナーにほっとけと言われたと言うのです!なんとオーナーは鳥居だったのです!
新宿で飲めない山城と時正は巣鴨で飲んでいます。いい穴場を見つけたと喜んでいると、若者とぶつかり、逆に伸してしまいます
鳥居とも会い、お金で解決出来ないかと言われ、まずは山城に連絡をと思ったら連絡が取れないため、保留にしようと真虎は言いますが、女の子のことを考えて、タツヒコは単身謝りに行きます。100万で穏便に済ませようとしたところ、山城から連絡が入り、金なんて払う必要はない、その組のヤツら全員ぶっ飛ばしてこいと言われます
タツヒコは社長命令に従い鉄拳制裁します。これには訳があって、山城は先程の若者が組の末端だったようで、拉致られていたのです!タツヒコはその憂さを晴らしてくれたのでした
真虎はタツヒコの最近の不出来から平社員降格の件を持ち出します。すると山城が鼠賀をタツヒコの部下に付けて、鳥居の横浜への新店出店に乗じて横浜バーストを立ち上げて来いと言います。タツヒコと鼠賀は牛尾のことは水に流して、横浜でデッカイ花火を打ち上げようと誓います
ウィザードと宝来会の関係性
葉山は真虎にバーストは横浜に進出出来ないと言います。あのミネルバすらつけ入る場所がない横浜独特の体質ータキ王国なのだと…タツヒコ、鼠賀、井出は鳥居の店で作戦会議します。ケツモチの紋舞会に任せようと言う井出に、鼠賀は横浜は特殊で、神奈川宝来会がハバを効かせており、外の組を神奈川に寄せ付けないと言うのです
では宝来会にケツもってもらえば?と言う井出ですが、鼠賀は宝来会同様横浜にはスカウト会社は一つしかないと言います。スカウト会社ウィザードとぶつかることになるタツヒコ達、鳥居を通して宝来会に話を付けようとしますが、宝来会には信頼できるスカウト会社は一つで十分、タキマサキという王がいるウィザードに付け入るスキがないのです!
打つ手なしに見えた3人ですが、鼠賀は横浜潜伏作戦を思いつきます。鳥居の店の専属スカウトという体で路上スカウトを始めると、警察に声を掛けられます。事情を説明すると警察はすんなり帰りますが、どこかに連絡を入れています
するとタツヒコが何人かに因縁を付けれら揉めようとしているところを鼠賀が専属スカウトだと頭を下げ、宝来会の下っ端は引きさがります。バーストのスカウトとしては立てませんが、宝来会がケツモチのロアゾ(鳥居の横浜の新規店)専属のスカウトなら街に立てるという理屈です
そこに車が何台も現れ、タキが登場します!タツヒコは以前横浜にヒデヨシを探しに行った際会っていると思い出します。ハネマンは事情を説明する鼠賀の脚をアイスピックで刺しますが、タキに殴られてしまいます。タキは井出に鼠賀を病院に連れて行くよう言いつつ、タツヒコは一緒に来いと言います
ケツモチを動かすウィザード
バーストにタキから電話が掛かって来ます。タキはタツヒコをボール代わりにサッカーをやっていたと言うのです!タキは新宿に話に来るということで、山城は関を横浜に行かせタツヒコを取り戻し、向こうのカードがなくなれば新宿にタキがいる間にウィザードを潰せると息巻きます
鼠賀はタキが交渉なんてできる相手じゃないと危惧します。タキは新宿に宝来会の若頭荒井を連れてきます。バーストが横浜を荒らすということは紋舞会が荒らすとおなじこと、結果紋舞会が不可侵協定を破る形になる訳だと荒井は詰め寄ります。山城はタツヒコ達が独断でやったこと、クビを切りますと苦杯を舐めます
山城はいきなり宝来会を動かすとは思わなかったと悔いります。今紋舞会に横浜進出が伝われば紋舞会は間違いなくバーストを見捨てると…関に帰ってくるように伝えろと指示を出しますが、関は下っ端にウィザードの事務所の場所を聞き出しているところでこの巻は終わります
まとめ
鳥居の新規店で紆余曲折ありながらなんとか上手く進めるタツヒコ達、鳥居の潤沢な資金もあり、横浜進出へと向かいます。途中ハメを外した山城がたまたま同じ組の者と揉めた所からタツヒコが暴れて憂さを晴らしたという負い目もあってか、なんと横浜進出をタツヒコに任せるのです!大抜擢です
鼠賀という頭脳を手に入れたタツヒコは、横浜という特殊な地で足場を作るために潜伏作戦(ロアゾの専属スカウトの体で路上に立つ)に打って出ます。初め上手く行っているかに見えましたが、タキ王国のウィザードは更に上を行く恐ろしさを見せます
タツヒコは拉致られボコられ、タキは宝来会の若頭を連れて新宿まで来て山城は萎縮します。しかもタキは新宿に来た目的は他にもあるようなのです!このタキの不気味さが光る回でしたが、バーストの新宿進出がなるかはこのタキ王国を崩さなければなりません。果たしてつけ入るスキはあるのでしょうか?続巻で答え合わせしましょう!!
おまけ
新宿スワンは実写映画化されています。綾野剛主演、シリーズ前半のヒデヨシとのエピソードとカエデとのエピソードを中心に、華やかで荒々しい、まさに新宿スワンらしい映画になっています。主題歌・劇中歌にMAN WITH THE MISSION、UVERworldが器用されている人気作です。是非ご覧ください
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