「新宿スワン」14巻のアンダーグラウンドな夜の街の光と闇~ウィザード・宝来会・警察の鉄壁トライアングル!ヒデヨシの姿に扮した洋介の真意とは!?~

前回までのあらすじ

山城はいきなり宝来会を動かすとは思わなかったと悔いります。今紋舞会に横浜進出が伝われば紋舞会は間違いなくバーストを見捨てると…に帰ってくるように伝えろと指示を出しますが、は下っ端にウィザードの事務所の場所を聞き出しています…

警察まで味方をするウィザード

ウィザードの事務所で暴れ、その隙にタツヒコを救い出す作戦を思いつきます。真虎からすぐに新宿に戻れと指示がありますが、ウィザードの連中に囲まれています。モリケン山城が横浜にいるバーストのスカウトマンはクビだと言っていたと話します

そこに横浜中央署生活安全課の砂子が現れます。助かったかに見えましたが、なんとに手錠を掛けます!は咄嗟に砂子に体当たりし、鼠賀井出を逃がしますが、鼠賀は脚を怪我しているため、と一緒に署まで連行されます。ウィザードの連中はなんと被害者として事情聴取するというのです!

タツヒコを逃がす代わりに一つ頼みを聞いて欲しいと言います。タツヒコは拒否します。タキ砂子から電話が入ります

ミネルバ本部にハネマンが来ています。ミネルバ幹部は乗り気でしたが、社長は用は無いと一蹴します。社長真虎と会っています。社長は「社長(山城)は元気か?頼むぞ」と言います

井出は逃げながら現状を山城に報告します。タキモリケンにダーツで耳を刺します!部下がモリケンを擁護するとダーツで刺し、「ケーサツやヤクザを使うときもどんなに些細なことでもウィザードの名前語るときは必ずオレに話通せや!」と凄みます

タツヒコアリサ)に連れられ、南ヒデヨシに会ってほしいと言われます。そこにはヒデヨシそっくりの洋介がいます!「こりゃあなんのジョーダンだ!やっと忘れたことぶり返すなよ!」と凄むタツヒコですが、洋介は自分がヒデヨシだと言い切ります

モリケンは新宿の風俗店で話をしています。ウィザードは横浜の会社だからケツモチは宝来会、新宿ではその後ろ盾は使えないという店長に、モリケンは「次来たときは喜んで首を縦に振りますよ」と言い残します

ヒデヨシになりきる洋介

タツヒコが逃げたことをタキは悟ります。タツヒコアリサ洋介の変貌ぶりについて聞かされます。洋介はシャブの売人で、重度のシャブ中のようです。タキは再び新宿に行き、5000万でこれからやることに目を瞑ってほしいと天野に言います。モリケンは先程の風俗店の内装をメチャクチャにしてしまいます

アリサ洋介を横浜から逃がしてほしいと言います。タキ洋介をシャブで縛っています。大事なシャブの売買を新参の洋介に一任している点が解せません。洋介が絶対に裏切らないのを知っているのです。タキが現れたため、アリサタツヒコを裏から逃がします。洋介が何故ヒデヨシになりきるのか?ヒデヨシを殺したという罪悪感からくるものなら納得がいくとアリサは言い残します

弁護士の黒川に会っている山城は、傷害罪で捕まっている鼠賀は横浜中央署に拘束されているが、保釈金の話になると、「それが妙なんですよねえ」と言います。に面会したタキは「新宿ウィザードを立ち上げバーストの全てを頂く」、に「オレの元に来い」と言います

砂子と通じているタキを釈放させ、山城に自分の力でを釈放させてやったと言います。山城が寝返ったかと思います。鼠賀は無事釈放されます。一旦鳥居の店に行き、井出と再会します。ケーサツが家宅捜索で店をメチャクチャにしており、ウィザードとケーサツがガッチリ組んでることが分かります

井出の携帯からタツヒコに電話を掛けます。は「第2ラウンドからの男だからよぉ!」と息巻きます。タツヒコも合流し、タツヒコは一旦新宿に帰って幹部会に出ると言います。アリサタキに凄まれ、「次余計なことしたら殺すよ」と言われます

幹部会でがどーやって横浜攻め崩すか話をしようとすると、山城に「クビだ。今すぐここから出ていけ」と言ったところでこの巻は終わります

まとめ

ウィザードの連中と揉め、警察が現れ助かったかに思われましたが、警察はウィザードと通じていて、鼠賀はあべこべに捕まってしまいます。ウィザード宝来会、そして警察というトライアングルに死角はないのでしょうか?

真虎は様々な場面で暗躍していますが、今度はミネルバ社長と密会しています。彼の真意はどこにあるのでしょうか?気になる動きです

ヒデヨシの姿をした洋介に会うタツヒコ、以前横浜で見かけたのはこの洋介の姿だったようです。思い出したくない過去をぶり返されて、タツヒコは戦慄します。洋介はシャブ中で、シャブの売人、なぜ新参の男にタキは大事なシャブの売買を一切任せているのでしょうか?何か裏がありそうです

タキ天野と通じ、ウィザードの新宿進出を進めます。また、タキを自分が釈放してやったと山城に電話を掛けます。そのことが内部分裂となり、折角釈放され、第2ラウンドだと息巻く山城にクビだと言われてしまいます。ここまで完全にタキの思惑通りの展開です。バーストの、タツヒコの反撃はあるのでしょうか?次巻も読みましょう!!

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