「新宿スワン」27巻のアンダーグラウンドな夜の街の光と闇~新宿帰還のタツヒコ達、歌舞伎町の勢力図にも異変が!?ケツモチなしで寂れたシマでスカウト開始!!~

前回までのあらすじ

駅のホームで寝そべっている男がいます。ぬいぐるみを抱えたマオが話しかけるとお互い変わってると意気投合します。男の名前は真虎なのです!

歌舞伎町に帰って来たタツヒコ

マオが5年ぶりに口を聞き、ある人物を助けて欲しいと言います。また、ヤクザからとあるブローカーに高級車を3000万で買わないか持ちかけ、実情はヤクザからパクった車を福建マフィアに転売し、福建マフィアからパクった車をヤクザに転売したという話を2回も聞きます

辰巳は問題の男、真虎と会います。トラブルの片付け屋と自任する辰巳は、真虎に「賭けないか?」と持ち掛けます

歌舞伎町レクイエム編第一章~舞台は現代の歌舞伎町に戻ります

鼠賀葉山に話しに行きますが、まともに取り合って貰えません。葉山は社長になり、ケツモチの美竹からシャブの売買を持ち込まれ、スカウトより力を入れています。バースト本部長の時正葉山はもーかる方に流れる性分だと言います

スカウト通りで「ナリナリ」言ってる妙なヤツにカラんだら10人やられたということで、鼠賀達は観に行きますが、そこにはタツヒコがいます!葉山に会ったタツヒコは、バーストを譲って貰いにきたと言います。シャブで痛い目を見て来た人達のことを思いながら、てめーが腐らせたバーストバーストネオが立て直すと息巻きます

タツヒコバーストネオという看板を引っさげ歌舞伎町に帰って来たという噂はみるみるうちに広まり、ミネルバ幹部の耳にも入ります。真虎馬頭までも味方にしたタツヒコに驚きます。馬頭は三聖会老板の馬頭にオレらに何かあったら一期会の日下田会長にこの情報を渡して欲しいと言います

バーストの幹部会では時正タツヒコを潰すことに決まります。葉山美竹も、紋舞会も動かせる今のバーストが歌舞伎町で最強だろうと豪語します。タツヒコ馬頭が持ってきたケツモチの話も蹴って、自分で身体張っていくとケツモチなしで行く気です

ケツモチはオレだ!

タツヒコがパチンコを打っていると、ウィザードハネマンが現れます!横浜から3か月くらい前から都内に進出したと言います。ハネマンの情報だと、歌舞伎町のスカウトはミネルババーストウィザードなどちゃんと会社として登記されている組織、ヤクザ直系のハウンドなど、そして、アングラ系という無登記のモグリ会社が増えていると言います

モリケンリモーラと言う会社を立ち上げ、渋谷のパラサイツと組んで新宿に新しいアングラ系スカウト会社フィラリアを作ったと言います。パラサイツからは鈴木トナミというヤツがアタマになって引き継いだと言います

ハネマンタツヒコに組みましょうと持ち掛けると、タツヒコは承諾します。あくまで葉山一人を追い出すことが目的のタツヒコは、まずフィラリアを潰すと言います。森長トナミと因縁があるらしく、刺青を入れてくれたのがトナミのようです

灰沢宝来会横須賀2代目希崎組組長希崎一國モリケンを紹介します。フィラリアのケツモチをお願いしているようです

スカウト通りで揉め事を起こしたタツヒコは、バーストの主要メンバーに啖呵を切ります。時正はスカウト通りの一部をやると譲歩してきます。馬頭は話がうまく進みすぎだろうと言います。スカウト通りの歌舞伎町に一番近い場所をバーストが簡単に手放すのでしょうか?

森長トナミを呼び出すようにと下っ端と喧嘩を始めます。そこは森長、どんどん伸していきます。ユータ森長の言葉を携帯越しにトナミに伝えます

馬頭時正が簡単にシマを手放したカラクリを悟ります。ミネルババーストのシマでふるいにかけられたブスしか通らないスカウトにとって最悪の場所をつかませたという訳です。美竹組の連中が因縁を付けてくると、タツヒコはケツモチはオレだ!と息巻きます

時正から貰った「地獄の3メートルでスカウトするしかない、折れんなよ、こっからが死闘だぞ」という馬頭に、タツヒコが「ハイ!」と答えたところでこの巻は終わります

まとめ

タツヒコが成長して歌舞伎町に帰って来ます!武の森長馬頭という頭脳を手に入れたタツヒコは、歌舞伎町の現在の情勢を見定め、バーストから葉山を追い出そうと画策します

タツヒコ不在時にスカウト勢力図に無登記のアングラ系のスカウト会社が増えています。パラサイツとも繋がりをもつフィラリアには、森長も因縁があり、早速喧嘩していますが、まだその実態は明らかになっていません

タツヒコは揉める前提でバーストのシマでスカウトし、時正からバーストのシマの一部を譲り受けます。ここがミソで、そのシマはミネルババーストのふるいにかけられたブスしか通らない場所だと判明しますが、会社の信用にも関わってくるため、ここで踏ん張るしかないのです

早速美竹組から因縁をつけられますが、タツヒコはケツモチはオレだ!と息巻きます。このご時世でケツモチなしで行くというのは相当の覚悟が必要、それを分かった上で貫き通そうとするタツヒコですが、果たして大丈夫なのでしょうか?

新章に突入し、加速し続ける新宿スワンワールド、次巻も読みましょう!!

おまけ

和久井健作品として次にあげるのはデザートイーグルです。新宿・ID偽造という闇ビジネスという点は、新宿スワンに通じる作風があります。こちらは少年マガジンコミックスです。全5巻と読みやすい内容となっています

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