「新宿スワン」32巻のアンダーグラウンドな夜の街の光と闇~芸能プロの不可思議な点…魚沼兄弟とは何者!?早乙女の罠に絶体絶命のタツヒコが取った奇行とは!?~

前回までのあらすじ

回想では、馬頭が部屋に籠ってひたすらある数字が来るまで触った場所に数字を書き続けたことを真虎に話しています。辰巳の形見のライターに、最後の数字、「199641」、辰巳の死んだ日を刻み、これでオレは辰巳の死を忘れると言います。そのライターを空に掲げ、真虎が「辰巳さん…」と呟きます…

スターバードプロダクションと魚沼兄弟

深刻な話をしているのか?と思いきや、なんとカスミのライブに来ていたタツヒコ森長馬頭の3人、うじ氏の神ハヤシ(笑)についていこうと必死ですが、馬頭は冷めています

バーストの事務所に戻り、冷酷な馬頭に夢を追いかけて借金を返すカスミの純真さを説くタツヒコでしたが、その熱意に馬頭も心動かされます。しかし、カスミの所属しているプロダクションのうさん臭さを感じる馬頭レオ確かにムダにでかい会場・ムダに多い販促CD、謎です

吉川百塚白金早乙女ミネルバを辞める旨伝えます。真虎は重傷ですが、には手を出すな、だからあの程度で済んだのだと言います。闇金の金主・卯月の裏にも真虎がいると見る百塚早乙女山城兄弟の件をチクったのはタツヒコかと問うと、吉川は「オマエじゃ今のタツヒコには勝てへんから」と言い残しその場を去ります

真虎が動けない今冷静でいなければならないと説く白金ですが、早乙女は「真虎がジャマ出来ない今だからこそタツヒコを殺れるんだ!」と凄みます

スターバードプロモーションというカスミが所属している芸能プロにきな臭さを感じる馬頭早乙女が紹介してきた会社ですし、揉めた際紋舞会下里がわざわざ出てきた点も解せません。タツヒコは契約しに行こうと言います

待ち合わせ場所が秋葉原だけに赤い彗星・シャアのコスプレで現れるタツヒコですが、馬頭は冷めています。スターバードプロモーションの社長と面会しますが、契約の話をするとウチは内部のスカウトしか使ってないからと一蹴されます

マネージャーの草野早乙女は個人的に仲が良く、あくまで個人的に紹介して貰ったという話で、一旦部屋を後にする二人、隣室にいた二人を馬頭は目ざとくみつけていました。その二人の後をつけようというのです

百塚吉川影里は打倒ミネルバと、MZクルーというスカウト会社を立ち上げます。百塚天野に挨拶に行き、天野はスカウトは情報源となるとスカウトの有用性を説きます。「お前はオレの役に立てるか?百塚」と豪胆です

タツヒコ馬頭はつけていた二人とメイドカフェに来ています。執事姿にコスプレしたイケメンの馬頭タツヒコのギャップが凄まじい中(笑)、例の二人は魚沼兄弟と言ってTIC(トレーディングアイドルカード)の神だと聞きます。アイドルのイベントに行きまくってレアTICを集め、メイドカフェで他のマニアとレアTICを交換しているのです

魚沼兄弟は尾行されていることに気づいており、早乙女に連絡を入れます

下里早乙女に鉄拳制裁しています。「てめーのツメが甘いからこーゆーことになんだろぉが!」と非情です。「バーストの連中が邪魔になってきたな、レオには手を出すなよ」と言い残し、下里は去ります。早乙女は「お望み通りハデに暴れてやるよ!」と息巻きます

絶体絶命のタツヒコが取った荒業とは!?

バーストの出勤者が少ないことに気づいたタツヒコですが、時正が地方だったらスカウト出来るトコもまだ多いため、少しずつ派遣しているというのです。時正はじめ、バースト幹部連中はタツヒコの「社長に託されたバーストを守る」という台詞が胸に響いているようです

馬頭に言われ魚沼兄弟を尾行するタツヒコ6時間で芸能プロに5件梯子しているだけで、特に怪しいところはありません。タツヒコは本当に早乙女と繋がっているのか疑問に感じます

早乙女卯月と会い、取り乱しながら、真虎の苦しみを訴えます。卯月百塚が気づき始めて嗅ぎまわっていると警笛を鳴らします

めいぷるほーむというメイドカフェで魚沼兄弟を見張っていると、カスミから連絡があり、外で会うと、今のままじゃ借金を返せない、風俗を紹介して欲しいと言うのです!タツヒコ時正経由で店を提案し、「スクール水着でピャッピュッピョッ」という店を紹介します

早速講習を…というところでカスミは当然嫌がり、カスミを問い詰めると、「だってすぐ帰っていいって言ってたから!」と謎の言葉を発します。早乙女に電話してみてと言われ、早乙女と話してみると、なんと早乙女はその店にタツヒコ達が行くように誘導していたというのです!

対面のビルから電話を掛けていた早乙女、「もう一台の携帯の通話ボタンを押すとショータイムだぜ!」と息巻きます。タツヒコがやってみろやと凄むと、なんとタツヒコのいるビルが爆破します!

非常階段も塞がっており、逃げ道は5階の窓から飛び降りるしかないのです!

カスミは意識朦朧とする中、タツヒコと店長が頭がイカれたのか?マットだのローションだの用意し始め混乱します。最早ビルからの脱出は困難、早乙女が「さよならタツヒコ」とにやけていると、なんとタツヒコ達はマットをクッションにしてローションで滑り落ちるという(笑)荒業でこのビルから脱出してしまうのです!

逃げた早乙女タツヒコカスミと追いかけるところでこの巻は終わります

まとめ

地下アイドルの実態が明らかになる中、その資金源に謎を感じる馬頭は、調査することになります。明らかに儲かっていないのに、会場の規模や販促CDの豪華さ、何か裏がありそうですが、芸能プロはいたってまとも、社長はカスミのことをよく把握していないようでしたが、早乙女からの紹介ということでうやむやになってしまいます

魚沼兄弟に目を付けた馬頭でしたが、TICを収集しているオタクにしか見えず、彼らが何者なのかはっきりしません。しかし、魚沼兄弟は尾行に気づいており、早乙女に連絡しており、どうやら裏の顔がありそうです

百塚吉川達はミネルバを抜け、MZクルーというスカウト会社を立ち上げます。打倒ミネルバと息巻きますが、やはりケツモチは紋舞会天野、この大物を外す訳にはいかないようです

突然カスミから風俗を紹介して欲しいと言われ、タツヒコは戸惑いながらも本業なので斡旋すると、そこで爆破事故に巻き込まれます!これは早乙女が巧みに計算した仕組まれた罠だったのです!絶体絶命の中、一瞬気が狂った(笑)描写も入りますが、実は必死にこの状況を打開するために思案した結果の、マットにローションを塗っての脱出行だったのです!!

なんとかこの状況を打開したタツヒコ、反撃はなるのでしょうか?続巻も読みましょう!!

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