「新宿スワン」4巻のアンダーグラウンドな夜の街の光と闇~ヒデヨシの過去と繋がるタツヒコも…ヒデヨシ編涙の完結!新たな部下が入ったタツヒコは…!?

前回までのあらすじ

既にが動いており、元ハーレム社長の松方を尋問し、ヒデヨシバーストの目と鼻の先にあるキャバクラで暗躍する麻薬組織の売人であり、仕入先は外国人ルートのためケツモチとも関係ないと言います

バーストの連中が例のキャバクラに現れ、真虎が「ショータイムってことで♡」と言います…

追い詰められたヒデヨシは、古屋(ボロヤ)だった!?

真虎は凄む店長に「オレらぁこの店潰しに来ただけだから」と逆に返します。完全に場を制したバースト連中にボコられ、ルールを破ったものには容赦しないと悲惨な状況です。そこに紋舞会天野が到着し、笑顔で店長は連れ去られます!考えたくもありませんね…

が持ってきたヒデヨシの履歴書には本名は古屋秀吉とあります…源氏名を使っていたのです!するとタツヒコに何やら心当たりが…バースト連中は地元の千葉や、ヒデヨシの彼女の家を捜索します

タツヒコヒデヨシから電話が掛かって来ます。奪われたカバンの件です。西新宿の北島ビルの屋上で会おうと言います。隣のビルに呼び出されたタツヒコは、ついにヒデヨシの本性、通称ボロヤと口にします

中2の時同級生だったヒデヨシタツヒコヒデヨシは家が夜逃げしてボロヤと呼ばれていたのです。ヒデヨシはカギを渡し、カバンの中には2千万相当のシャブが入っています!お互い相いれない状況となる中、カバンをよこせというヒデヨシの要求をタツヒコが飲み、カバンを投げてよこすと、なんとタツヒコはジャンプして隣のビルに飛び移ります!命知らずです!

売人組織は潰れたというタツヒコに、これで大元とつながってガッツリ稼げると息巻くヒデヨシ、俺と組まないかとタツヒコを誘いつつ、足蹴にしてしまいます。散々コケにされ、ついにタツヒコはキレます!マウントを獲ったタツヒコヒデヨシが気を失うまで殴り倒します

タツヒコバーストの連中を呼び出し、気を取り戻したヒデヨシは助けを請いますが、タツヒコはキレており、ついにヒデヨシは額を割ります!ヒデヨシタツヒコの喧嘩の癖を見つけ、中学時代にいじめられていたところを助けて貰った場面を思い出します

オレはお前のように強くなりたかったんだよぉ」と言い、観念したヒデヨシに、タツヒコは2つの選択肢を提示します。バーストの連中が屋上まで着くと、タツヒコは隙を付かれヒデヨシに逃げられたと嘘を付きます。しかし2千万相当のシャブ入りカバンは手元にあり、一先ず一件落着となりますが、真虎タツヒコヒデヨシを逃がしたと気づいています

ヒデヨシの死と暗躍する葉山と真虎

タツヒコから逃がされたヒデヨシは、タツヒコとの運命の再会を見返すチャンスだと感じたと言います。「金と女と暴力、そーいう生き方しか知らねーんだ」というヒデヨシでしたが、駅のホームで後ろから突き飛ばされ、電車に轢かれ命を落とします

タツヒコ真虎に良かれと思ってやったことが「うまくいかないモノなんですかね…」と呟きます。錯乱するタツヒコを優しく宥め、真虎は「納得いかねーんだろ?あっけなさ過ぎて…でも人が死ぬ時なんてな、そーいうもんだ!!」と同情します

場面変わってヒデヨシの上司だった葉山は腹痛で入院しており、その間のヒデヨシの事件だったということで、ある男とその裏話を話しています。ヒデヨシにシャブに手を出させたのも葉山と分かっているその男は、なんと真虎なのです!ヒデヨシを殺したのはヤクザの仕業だと言います。利害関係が一致しているという二人は陰で繋がっているのです…

初めての部下!しかも個性派揃い…

真夏の暑さの中、真虎に飲み物を奢られ、頼み事をされるタツヒコ、なんと長野井出犬飼川元鳥居という5人の部下をあてがわれます。タツヒコの暑苦しい説明に早くも長野は帰ってしまいます。手本を見せようとすると、イケメンの犬飼に「必要ないです」と凄まれます。井出もイベサーのノリで勝手に始めてしまいます。川元まで去り、最後の鳥居もいつの間にかいなくなり、早くも2人になってしまいます…

井出は新人だけど10人アポったと息巻きます。犬飼は何人アポったかよりも何人金にしたかが大切だろと凄みます。犬飼はオーラがあります。すると事務所に美女を連れた鳥居が現れ、12人も面接したと言うのです!いきなりSランクの女を連れて来た鳥居、何者なのでしょうか?

華々しいデビューを飾る後輩を尻目に、重い階段を昇って来たタツヒコは「そんなんじゃねーだろう」と憤慨します

井出は風俗希望の女をキャッチします。バーストだとに扱って貰っていると言われたのに、気にせず鳥居を連れて即面しにラブホに向かいます。女がに確認の電話をしていると井出は我慢できずに鳥居と共に女を襲います。はすぐさま他の社員に連絡し、タツヒコにも連絡が来ます。

タツヒコ犬飼を置いて現場に向かい、犬飼がスカウトをしていると元職場(ホストクラブ)の同僚が因縁をつけてきます。どうやらバーストに来る前に色々とひと悶着あったようです…

現場に到着したタツヒコは、惨い姿に変わり果てた井出を見つけます…犬飼を呼び出し、鳥居の居所を聞くと、なんとお咎めなしなのです!実は鳥居は資産家で、謝罪としてと女に50万払い一件落着したというのです(笑)初めの大活躍も報酬の倍払うという種明かしだった訳です。こうしてタツヒコと3人の後輩の楽しい日々が幕を開けたというト書きでこの巻は終わります

まとめ

ヒデヨシのシャブ絡みの件もなんとか一件落着かに見えましたが、結果ヒデヨシはヤクザの手により命を落とします。ヒデヨシがなぜ執拗にタツヒコに粘着したのかは、過去のエピソードで明らかになった訳ですが、心に傷を負った者は、その十字架からは逃れられないのだなと感じさせるくだりでした

一度は心機一転し、一から出直そうと考えたヒデヨシでしたが、悪に染まった手はやはりその魔手からは逃れられず、命を落とします。このヒデヨシ事件は新宿スワン初期エピソードの中で非常に人気があり、また、印象深いシーンとなっています

この事件の裏で葉山真虎の暗躍が光るシーンがあります。一見角の立たない大らか人に見える真虎ですが、何か闇を抱えているのでしょうか?気になるシーンです

タツヒコにも部下が回って来て、一気に賑やかになりますが、この個性派集団もてんでバラバラで、デビュー当時から地を這うような苦しみを続けてきたタツヒコとは違い、華々しい活躍でタツヒコはそのギャップに苦悩します。案の定調子に乗った井出にしてやられます。また、イケメンでオーラを放つ犬飼も元ホストということで、何か過去に因縁があったような気配です。後輩が出来、タツヒコの今後が楽しみですね!続巻も読みましょう!

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