前回までのあらすじ
咄嗟にタルは「実話っか」を付け伊代菜は無事に降りられます。「実話っか」のせいもあり大混乱の伊代菜、何とか「しん汁」を飲ませ、結局本丸はおしっこちびってる事がバレてしまいます…

寧代の双子の兄:座剣邪寧蔵登場!
隣のクラスに転校してきた座剣邪寧蔵は通産省高級官僚の子息で寧代の双子の兄、クラスをしきりじゃば夫はやられ原子も手が出せず、委員長の伊代菜が抵抗しますが本丸を頼ります。タルの「友太刀」を白刃取りすると陳家壁岩山邪剣砕塵覇で折り宝家激爆破地獄拳で倒そうとします
タルは「ふえふえっくん」で聴いた者全員下痢にさせ、寧蔵もたまらずトイレに向かいます
登山し山彦で遊ぶ一同、食事でじゃば夫が空き缶を捨てるとやまびこたろーが現れ怒り、ヤッホーの言葉でじゃば夫達を玉にしてしまいます。タルは対抗して「きくんだあ」で攻撃、更に本丸を玉にしようとしてきますが空き缶が鳴る音が弱点と見抜き、タルはやまびこたろーと友達になります
「引力ん」で山のゴミを集め「ソードペン」で鳥にしますが、10分で魔法が切れるので街にゴミが舞い落ちます
夏で皆薄着になり、本丸のスケベな気持ちが「きくんだあ」で吐露され累と伊代菜に蔑まれます。スケベを魔法で直そうとしますが、「見Hん」を使うとやはり直っておらず、逆に裸を見続ける事で見慣れて何ともなくなると開き直り特訓しますが、却ってよりスケベになる始末です
「ホルモンガー」で丸恵になると原子にドライブに連れ去られ、セクシーな丸恵に原子はよそ見をし事故を起こし、タルは女の子の気持ちが少し分かります
「まじかよ☆ウラるートくん」が観たい!
昔は綺麗だった川が汚れ、河童が瀕死の為「パワーアップルジュース」を飲ませ復活します。川の上流に家があるようで、ミモラは「かえるんるん」で河童になり、皆小さくなり「さかな丸」でトイレから出発、下水処理場から「テレポテト」で例の川に出て「パワーポテト」で強力になり先へ進みます
家付近に着くとゴルフ場建設工事が行われており、小太郎は姉と感動の再会、ミモラが「あんまりですわパーンチ」で業者を吹っ飛ばし「かえるんるん」で河童にし、祟りを恐れ工事は中止、川のほとりに河童神社が建てられ一件落着です
TVの「まじかよ☆ウラるートくん」の話で盛り上がる中、嫉妬した原子は電力会社の御曹司の為本丸の家の電気を止めてしまいます。父は気丈に振る舞い、電気無しで生活しますが、本丸は明日の「まじかよ~」が観られない事に戦慄します。「雷雲五郎」を使い一瞬TVが観れますが力の限界で、かみなりさまのところへ行く事になります
かみなりさまは寝ており、タルが勝手に「かみなりくん」を使い怒らせてしまい、追い回され、あべこべに仲直りしご褒美に「ぱちぱちくん」を貰います。翌朝「ぱちぱちくん」のお陰で無事TVが観れ、結局原子も話題に付いていく為「まじかよ~」は観るようになります(笑)
楽しいプールの時間ですが、寧蔵が更衣室を使わせてくれなく、先生がクラス対抗水泳勝負とし、4人の200mリレーで原子・じゃば夫・伊代菜・本丸が代表となります。原子は飛ばしますが寧蔵の経絡秘孔で相手は追い上げます。更に邪剣波で反則する為タルはじゃば夫の手を伸縮させ一気に追い上げます
伊代菜の水着を人格化させ一気に追い付きますが邪剣波で止められ、後れを取った本丸に「ふくらむるるるー」で息継ぎなしで進むも邪剣波で邪魔されます。結局本丸は息を逆噴射し逆転勝ちです
タルを置いて本丸山籠もりの特訓へ
寧代が誕生日の為寄せ書きをプレゼントしますが、一読して寧代は捨ててしまいます。タルは何とか喜ばせたいと「こちょこ蝶」で笑わせますが、逆に怒らせてしまいます。でかいけん玉をプレゼントしますがまたキレられ、「名探偵ホーウムズ棒」で身辺調査すると決まり尾行します
「ソードペン」の消しゴムで姿を消し「きくんだあ」で寧代の声を聞くと辛い境遇であった事が判明、ここで魔法が切れマンションを追い出されますが、「もしもしいたこちゃん」で死んだ母と話が出来寧代は喜びます
暑い中かき氷を買うお金が無い本丸は「五芒星シール」で念じ祖父の家でかき氷を食べられますが、お腹を壊し父からかき氷・小遣い禁止と言われます。何とか我慢していると、南野町大がまん大会の賞品がかき氷食い放題と知り出場します。残り5人となり、暑さを我慢し鍋焼きうどんに湯たんぽ、印度カレーと畳み掛けられます
メチャクチャな論理で開き直る本丸ですがやはり暑く、タルは「火の素」で平気で、本丸は全部飲み摂氏4000℃に達し優勝もかき氷は解け火事を起こし今年の夏はかき氷は食えなかったというオチです
夏休み塾帰りの伊代菜を本丸はラッキースケベも期待して送って帰りますが、暗い公園で不良に襲われ、寧蔵が助けます。累はその頼もしさに惚れ、本丸は力を見せびらかせたかっただけだと蔑みますが、伊代菜は寧蔵が来なければ乱暴されていたと累と一緒に付いて行ってしまいます
この事から本丸は父と山籠もりの特訓をする事になり、タルの魔法にも頼らないと決め置いていきます。するとある子供が「ほんとにこまったンガー」と唱えタルがそこに召喚されたところでこの巻は終わります
まとめ
今巻は全て短編となっており、1話読切でも充実の内容で彩ります。特に寧代の双子の兄:寧蔵の登場であの原子以上の荒くれ者で一時騒然となります。これではあのじゃば夫ですら可愛く見える程で、このインフレにどう対抗していくかが肝となります
極上ショート話の間でも座剣邪家の辛い境遇が語られ、二人が今の人格に至った理由も語られ納得の展開です。ここで良い格好をしようとした本丸が不良に敵わず、そこを寧蔵に助けられ伊代菜達は本丸を置いて付いて行ってしまいます
今まで情けない姿を見せ続け、タルの魔法に頼り切りだった本丸、改心して父と厳しい山籠もりの特訓に向かいます。あの本丸がタルを置いていくというのはかなりの決意を感じさせますが、タルが別の子供に召喚されるという波乱もあります。果たして11巻ではどんなお話が待っているでしょうか?
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