前回までのあらすじ
タルは心を鬼にして呪文を唱え精霊界の本丸を「引力ん」で引き寄せると全速力で逃げ出します
魔法の国の入り口からトンネルを下り別れ道を「玉 見え」の力を借り正解を引き当て脱出、本丸は自力で跳べるようになりタルの「まま」に会いに行きます。邪な考えも全て伝わってしまう魔法の国、タルの家に近づくと龍が現れ火炎でタルが燃やされます…

生き返る為に色空仙人の下へ
龍に乗る騎士に本丸パンチを放ちますが歯が立ちません。思っている事が全部分かってしまう為、じゃんけん勝負を仕掛け、本丸は勝ち、騎士はタルを判子にすると「引力ん」で引き寄せスタンプを押し星が10コ貯まります。逆に本丸もスタンプを押せ、巻物に魔法の勝負で勝つとスタンプを押せる仕組みだと悟ります
今度はセクシーなミコタカ・ハシューが現れ飛び出た♡でスタンプを押されます。♡を本丸は飲み体は戻り、タルの家に着きタルは「まま」と再会し甘え乳を吸い、本丸も本能に従い倣います。「まま」は向こうの世界の死はこっちの世界の生…受け入れなさいと諭します
本丸はどうしても生き返りたいと抗い、「まま」は氷霊山の色空仙人に頼みなさいと手紙を授かりますが、その道のりは非常に険しいのです。気持ちが肉体にリンクする為、気持ちに負けないよう気張りますが難しく、タルの「おしゃれ幸兵衛ギャルソン」で装備を整え山を登り切ります
仙人は頂上の上に居るようで、飛びますが跳ね返され、「玉 見え」から「昇天ジャンプー」で頭を洗って飛んで行けと言われます。しかしそれはスタンプ70コ集めなければならず、一気に集める為にマハラバーの下へ向かいます。しかしマハラバーは強く鼻水で沈み逆にスタンプを押されてしまいます
本丸生き返るもタルとの記憶が…
懲りない本丸はじゃんけん勝負を仕掛けますが、238戦0勝238敗と全く勝てません。本丸は「ホルモンガー」と「おしゃれ~」でセクシーな丸恵となりマハラバーは虜となり♡を切りスタンプが何と81コ分貯まります。マハラバーは完全に惚れており、本丸は実は男なのだと逃げ出します
アイテム交換所で「昇天~」を手に入れ頭を洗うと身体が浮き何とか登れ、そこに仙人さまが現れ、例の手紙を渡しますがスケベな事を見透かされ、露天風呂に伊代菜が現れます。本能に忠実な本丸は背中を流して貰いますが、本物の伊代菜ではないと見抜きます
伊代菜はなにしてもいいわよと誘惑し、負けそうになる本丸ですが翻意し仙人さまに生き返らせて本当の伊代菜ちゃんに会わせて下さいと願い、叶えられるところで天の使いにつかまりそれは本丸の祖母で、人間には一生のうちに果たさなければいけない使命があるとし本丸は生き返り、皆喜びますがタルの事は誰も思い出せない決まりです
元気になった本丸は登校し伊代菜と結婚する事が使命だと張り切りますが、タルの事はうっすらで思い出せません。すると子供が風船を飛ばしてしまい、誰も届かない中魔法があれば…と感じると例の「昇天~」の効果で浮かび風船を取れます。そこからタルの事も思い出せます
うちにある大魔法百科でタルを呼び出せばいいと閃きますが、呼び出す魔法を忘れています。先生と父のコンボでライバーを呼び出しますが、これではなく今度は累と父のコンボでミモラを呼び出し、家が壊れ最後に本丸と父のコンボでついにタルを呼び出せます
本丸ータルの蜜月の関係は続き…
タルの事は忘れているはずなのに本丸は友達だから忘れられないよと感動の一幕ですがミモラが嫉妬します。運命の糸をライバーが切ってしまい、暴れ出しミモラを頼ると呼び出したのは累の為願い事を「あたしを魔法使いにしなさい」と頼み混乱したミモラまで暴れ出します
先生の「やめなさい」でライバーは止まり、呼び出したのは先生の為しっかりしつける事にします。また累も上手くミモラを居候させる事にし利害の一致した2人は共闘します。本丸は「まま」の事もありタルが好きな時に遊びに来て下さいと願い、タルは本丸とずっと一緒にいたい、「まま」より好き…と願いが叶います
まっつあんのたこ焼き屋に向かい大きくなれば走るの速いと急ぐとタルは転んでまっつあんは怪我してしまいます。するとまっつあんは賭け麻雀の10万の借金の取り立てに遭い、3日で用意しろと言われたこ焼きで稼ごうとしますが腕が言う事を効かず、「ばらしばり」で拘束しタルがたこ焼きを作ります
折角たこ焼きを作ってもタルは食べたくなりまっつあんの同意を得て食べますが、まっつあんは凄い熱です。タルは「テレポテト」でまっつあんを家に帰し、たこ焼き屋を人格化し移動販売、山のように売れていきます。結局学校で先生に見つかり怒られますが、先生は翻意しまっつあんを看病します
巨大化したタコヤキだるまが大人気の中、たこ焼きが嫌いなミモラのパンチで~だるまが倒れ学校が潰れもっと儲けなきゃいけない…というオチです
本丸は特訓の成果か早起きが苦にならなくなり、寝坊助のタルは「めざましたまご」から「とらいしくん」へと無理矢理起こされますが寝ぼけています。早朝トレーニングをしていると伊代菜が現れ、何を目指して頑張ってるの?と聞かれ、伊代菜への熱い想いは全て「きくんだあ」で聞かれてしまいます
困った本丸はつい結婚しよーぜーと言ってしまい、伊代菜は走って行ってしまいます。ミモラの純真さから例え伊代菜に嫌われてもオレは伊代菜が好きだと吹っ切れ、「引力ん」で伊代菜を引き寄せると以前貰った「ごむざえもん」を大事にしていると話し良い雰囲気です
想いは伝わり明日一緒にスケートに行かない?と誘われ、ここで気を利かせたタルとミモラが「わらわらくん」で2人はキスするところでタルが転びラッキースケベも伊代菜に蹴り飛ばされ散々な本丸でこの巻は終わります
まとめ
魔法の世界での摩訶不思議な体験は強烈に読者の記憶に残るものとなります。生き返る為に四苦八苦しますが、当時のグッズ商法も相まり例の巻物と判子は当時飛ぶように売れた事でしょう。人間には使命があるという生きる意味も訴えかけ、本丸がついに生き返るくだりは秀逸です
願いは叶ったものの、タルとの記憶は無くなってしまうのですが、やはりこの漫画は本丸とタルの物語、風船のくだりからタルを思い出し、感動の再会を果たします。紆余曲折ありましたが、まじかる☆タルるートくんはやはりこの鉄壁バディなしでは語れないのです
本丸は心身共に成長し、伊代菜に熱い想いを告げ、結果的に念願のスケートデートに漕ぎつけそうです…この辺も一見実現不可能な事も想い続ければ叶わない事はないという江川先生のメッセージが籠められているのかもしれません。14巻ではどんなお話が待っているでしょうか?
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