「まじかる☆タルるートくん」3巻のドタバタ学園生活とマジカルギャグコメディ~空前のリスブームも飽きっぽい子供の皮肉を巧みに描写…美術で描いた絵が実体化し一騒動!原子とボクシング対決、財力VS魔法の構図へ~

前回までのあらすじ

絶好のスキー日和で、浮かれる本丸はゴーグルを「Hエッチん」にしてしまいラッキースケベが拝めます(笑)本丸は当然上級者コースに連れて行かれ、断崖絶壁を滑る羽目になりますが、魔法で命をもったスキー板のお陰で圧倒的スキルを見せつけます

ところが板同士が対立し木にぶつかるところをすり抜け、タルとぶつかり大玉になりますが、板が仲直りし脱出、競い合う原子も脱落し、どこまでも進んで行く本丸は調子に乗り日本海まで行き、宿に戻り肝心の原子が遭難しているというオチです…

空前のリスブームも去り…

本丸は生徒の前で先生に褒められ浮かれます。原子は何とか宿に戻って来て、何か細工をしています。本丸タルが風呂に入りはしゃいでいると伊代菜が入って来て、男湯のはずなのに…原子が細工していたのです。本丸は見つからないように隠れつつついつい覗いてしまいます

先生まで入って来てバレそうになったのでタルはお湯になる魔法であまりの気持ちの良さに本丸は悶絶します。更にタル先生のおっぱいを吸い、本丸伊代菜にすりすりしたらどれだけ気持ちいいんだろう?と近づいたところで魔法が解けオレの人生おしまいだあーと慌てます

ところがタルが「まじっくん」を取りに行き時間を止めて本丸原子を入れ替えており、事なきを得ます

一方ハイキングに行く事になった本丸、ここに2700万のスーパーカーに乗った原子が現れ伊代菜を連れて行ってしまいます。本丸達は一旦家に帰り「もりもり筋肉ん」を使い人力車を漕ぎ緊急発進します。団扇を使って着地も成功し、小さいので渋滞でもお構いなしです

原子の車を見つけると人力車は元の大きさに戻り追いつきますが、原子はテスタロッサをかっ飛ばし、魔法も解け見失いかけますが、何と追い突き、原子は飛ばしているのにタイヤが小さくなりスピードが出ないのです。結局オーバーヒートして伊代菜達を助け原子は散々です(笑)

学校の教室でリス激烈号を飼う事になります。一時流行ったもののリスブームは去り、それでも伊代菜激烈号を可愛がりますが、すっかり弱ってしまいます。タルに相談すると「パワーアップルジュース」を渡され、激烈号は一気に元気になります!すると激烈号は巨大化・人格化し伊代菜を連れ去ってしまいます

給食にまで手を出すので本丸は動物は火に弱いと松明たいまつを掲げますが、おしっこで消されてしまいます。窓から屋上に逃げると魔法が解け伊代菜共々落下しますがタルの魔法もあって激烈号はクッションになり伊代菜は助かります。本丸はリスになり伊代菜に近づきますがじゃば夫達に退治されます

原子と野球対決!

留守番するタルママの事を思い出し、洗濯機を見ていると目が回り中に落ちてしまいます。本丸の母に助けられ、自身のママに重ねたタルはお手伝いをしようと「引力ん」で掃除をし「斥力ん」でゴミが分離、部屋が綺麗になってに褒められます。一緒に買い物に行くとやくざが悪さしています

絡まれますが、タルは「引力ん」でドスを引き寄せると逆にドスを丸め吹く事で足に刺し退散させます。タルは自身が魔法使いである事をばらしてしまいますが、何でも受け入れてしまうは納得し家族として本丸家に正式に居候となります

先生は唐突に野球の試合をすると宣言、実績が凄まじい原子本丸の給食に下剤を入れます。タルは「引力ん」を使いキャッチ能力も向上、どんな球もストライクになります。すると本丸は腹が痛くなりに邪魔されトイレに行けません。タルが離脱しノーアウト満塁のピンチで原子です

ここでタルがキャッチャーに復帰、本丸のヒョロヒョロの球も剛速球となり大暴投でもストライクになる程です。終いには’’投球途中投法バックスゥイングスロー’’で三振ですが、にトイレの事を言われ慌てて向かいます。逆にピッチャーの原子は180kmの剛速球を投げじゃば夫先生も吹っ飛ばす程です

は「もりもり筋肉ん」で増強し進塁します。更に「まじっくん」でバットを人格化し伊代菜もヒットでノーアウト一・二塁です。ここで本丸は「引力ん」の力で剛速球を当て、「わらわらくん」の力でセーフ、満塁です。タルはボールを止め打ちが得点、ランナーの本丸伊代菜も抱えてタルは走ります

ランニングホームランとなりますが、タルが先にベースを踏んだ為、一気に3アウトチェンジとなります。守備では「わらわらくん」の活躍で本丸はボロボロになりながらナイスプレーを連発します。原子のホームラン級の打球はグラブすら破りますが、「引力ん」の力でタルはアウトにします

原子は財力でタルをたこ焼きで買収し、最終回2アウトランナー一塁でパンパンに太ったタルが登場、舌を絡めたバットでサヨナラホームラン…というところで球が爆発、たこ焼きの日なので花火で祝う中、原子は破片を全部集めてアウトにしてやる…と頑張ります(笑)

美術の時間で描いた動物が実体化し…

は何か嬉しそうで、どうやら今日は結婚記念日のようなのです。すると硬派なが出掛け、茶店に入ると女性と密会しています!何か書類を渡し、デレデレしているので本丸はおしおきする…と「わらわらくん」でどぶに落としますがは紙袋だけは絶対に離しません

雪雲太郎」で吹雪を起こしますが例えどんな事が起こっても絶対に手放さず、それは実は今日出版されるの絵本で内容的にもの出会いそっくりで密会していたのは出版社の人だった為一件落着です

好きな動物を描いてと言われ、「きくんだあ」で伊代菜ちゃん!と本丸の気持ちは筒抜けです。人間も動物だからOKという事になりますが、本丸タルも絵は下手です。原子がライオンを立派に描き、じゃば夫の下手なエリマキトカゲを馬鹿にすると、タルの魔法で実体化し対決となります

すると2匹は合体し、の鳥が上手く誘導し外に逃がしますが巨大化し校庭の皆を襲います。本丸が描いた紙飛行機で爆弾とミサイルを実体化し攻撃しますが効かず、戦車に戦艦も本丸の絵が下手な事もあり役に立ちません。最終的に本丸が描いた伊代菜が巨大化しやっつけ、先生が夢オチだったのよと開き直り事は収まります

授業中タルが筆記用具とボクシングをしているとシャーペンが原子に飛び、原子は反射的に本丸を殴ってしまいます。醜い応酬となり、先生はボクシングで決着を付けろと吹っ掛けます。原子が財力に物を言わせ特訓する中、本丸タルの魔法で特訓です

がコーチを志願し、「パワーアップルジュース」も使い親子は分かり合い、ボクシンググローブを「ソードペン」で人格化しも不良もやっつけます。バッタバッタと強敵をなぎ倒し、20人をやっつけ「グローブくん」と意気がぴったり合って来たところでこの巻は終わります

まとめ

漫画でしか表現しえない江川先生の発想力が光る内容となっています。子供は熱しやすく冷めやすい為、空前のリスブームも去り誰も面倒をみなくなります。そんな中一途な伊代菜は甲斐甲斐しく面倒を見続け、結果タルの魔法もあり巨大化、一騒動起こします

生き物を飼うという事への責任感や命の尊さを投げかけているようにも感じられます。また、野球や美術の時間での絵の実体化等学園生活に紐づけ一騒動起こすのが鉄板の展開とはいえ毎回楽しい内容です。タルの能力は相変わらず万能ではありませんが、そこがある意味良い味を出しており笑えるオチで締めくくられます

今度はライバル・原子とボクシング対決となり、財力VS魔法の構図となります。本丸は勝って伊代菜に良いところを見せられるのでしょうか?4巻に続きます…

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