前回までのあらすじ
計画が狂ったとイザナは得意の蹴りをマイキーの顔面に決めますが、マイキーはガードしており、真一郎、エマを亡くし、空虚になった気分は?と聞かれ、マイキーがカタをつけようぜ、兄貴とキメ顔を見せます…
マイキーVSイザナ
ドラケンはタケミチが未来から来た事を信じ、マイキーと共にオマエの両腕になると諭します。マイキーは得意の蹴り技で圧倒したかに見えましたが、イザナは抜群の適応力でかわします。逆にマイキーが突っ込んだところにイザナの蹴りが炸裂します!
マイキーは遮二無二突っ込みますが、イザナは見切っており、マイキーを殴ると、近づいたマイキーは何故エマを殺した?と凄みます。回想では、イザナが兄として真一郎を慕い、黒龍を継ぎたいと話すと、真一郎はオマエとマイキーに継がせたいと言います
数年後灰のようになっていたイザナの元に稀咲が現れ、天竺を創ったのです。イザナは真一郎はオレの思う’’理想の兄’’になってくれなかった、だからマイキーを’’灰’’にして‘’真一郎(お兄ちゃん)’’にすると言います
イザナは格闘戦に強く、マイキーを圧倒します。稀咲はイザナの過去を語り、’’これ以上やったら殺してしまう’’というリミッターがない、人を殺す拳だと評します。しかし徐々にマイキーの蹴りを受け続けたダメージが効いて来たのか、イザナの動きが悪くなります
孤独と戦っているイザナに、弟としてオマエを救いたいとマイキーは言います。イザナの蹴りは空を切り、逆にマイキーの反撃のパンチから強烈な蹴りが炸裂、ついにイザナは倒れます。イザナの攻撃は最早当たらず、マイキーの攻撃が決まりまくります
なんで兄弟を愛せない?と言うマイキーに真一郎とエマの影を見たイザナは、なんでそっちにいるんだよ?と呟き、マイキーはオマエの負けだと言います。発狂したイザナは稀咲の銃を奪いマイキーに向けますが、それを鶴蝶が止め、あれ程忠誠を誓っていた者が…と皆驚きます
凶弾に倒れた鶴蝶とイザナ
幼い頃傷の事でいじめられていた鶴蝶を諭し、今日からオレが王でオマエが下僕だと生きる理由をくれたのがイザナだったのです。イザナは幹部に鶴蝶をやれと命令しますが、鶴蝶はオレの方が強いから無駄だと言い、天竺の負けだイザナ!と叫びます
すると稀咲が鶴蝶を銃で撃ってしまいます!何度も繰り返し考え抜いた計画もタケミチに潰され、マイキーが使えなくなった今、イザナを媒体にするしかなくなった稀咲は、鶴蝶が邪魔だと再度撃ちますが、それを今度はイザナが代わりに受けます
稀咲は腰を抜かし、イザナは散り際マイキーに話しておきたい事があると言います。改めて自分の口から天竺の負けを認め、鶴蝶が怒ると、オレにはオマエしかいないからと笑います。イザナは以前母に会った際、直接血が繋がっていない事を知り、真一郎を問い詰めました
あると思っていた幸せがある日突然奪われた地獄が分かるか?と迫るイザナ、現在地で真一郎ともマイキーともエマとも血が繋がっていないと白状します。そのままイザナは息絶え、鶴蝶はイザナの手を握りオレらは上手に生きられなかったな…と涙します
ついに稀咲を追い詰めたタケミチ
雪が降って来て、鶴蝶は最後に幼い頃の雪の記憶、二人で夢を語り合い、天竺を創ると誓った事を思い出し、二人共逝きます。マイキーは主だった者全員にこの抗争の終結と、自身がこの場に残り事を収めると言います。すると灰谷兄弟達が代わりに残ると志願してきます
マイキーは稀咲だけは許さないと凄むと、半間がバイクで連れ去り、ここで逃げられたらまた同じ事の繰り返しのため、ドラケンのバイクでタケミチも追います。慌てた半間は運転を誤り、バイクは転倒してしまいます
倒れた稀咲の元にタケミチが現れ、ナオト…あと少しだと覚悟を決めたところでこの巻は終わります
まとめ
マイキーとイザナの総長(兄弟)対決は互角、むしろイザナが押す場面も見られ、流石のマイキーすら敵わない者がいるのか?と驚きましたが、あのマイキーの強烈な蹴りを受けて来たダメージは計り知れず、徐々に形勢は逆転していきます
イザナは自身の出生の秘密と、兄と慕って来た真一郎と実は血が繋がっていない事にこだわっていましたが、マイキーに言わせれば兄弟に代わりはないだろう(エマも)と、幼い頃から共に育った者の絆がそう簡単に壊れる事はないと諭します
結果的に稀咲が鶴蝶とイザナを撃ってしまい、二人は雪が降る中、竹馬の友同士手を取り合って逝きます。王と下僕という関係も、お互いを認め、支え合って来た二人ですから、最後にお互いの手を握り逝った場面は何とも言えない感情が湧いてくる描写でした
ここまで罪を重ねて来た稀咲、もう逃がす訳には行きません。タケミチはいよいよ稀咲を追い詰め、因縁に決着をつけようとしています…21巻ではどんなお話が待っているでしょうか?
おまけ
東京リベンジャーズの実写映画第2弾は2部作となっています。血のハロウィン編‐決戦は2023年6月30日公開で、こちらも主題歌はSUPER BEVERの「儚くない」となっています。主題歌はその映画を決定づける要素があるため、このシリーズ全てを任されているSUPER BEVERへの信頼が伺えます
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