前回までのあらすじ
結局グランプリはルネで父も目を覚まし二人でデザイン作っていけそうです。ルネが選んだ一本を「第十の使徒」とし、希少ながらルネが持っておりお礼として譲り受けます。二人帰国しマキは過去の戦績を振り返り次勝てば6‐4で負けは無くなると強気です
屋敷に今回はクリスもいますが闘いには参加せずこの場にいて何を感じるか見てみたいとロベールです。役者が揃い霧生が口上を読み上げます…
「第十の使徒」対決はヴィンテージ違いで決着
クリスは100%の確信をもって理解していると強気で、ただお二人のレベルにはまだ達していないのも事実、この勝負の後また旅に出るとし、先攻に雫を指名します。雫はもがき葛藤しながら彼なりの表現で赤ちゃんとして生まれ森羅万象を確かに感じその象徴として「希望」とは繰り返される魂の輪廻です
「~エシェゾー」’02年こそ「誕生」だとしみやび驚愕です。対して遠峰は海の底から一気に雫の表現とかけ離れそれは幽玄で生命の源であり現し世の果てだと「~エシェゾー」07年が「輪廻転生」であると…ヴィンテージ違いです。ロベールは両方飲み遺言状の記述から「希望」が何を意味するかで真実に辿り着けると断言します
紀貫之の歌を引用した意味も問い、遠峰のそれからは歌声は聞こえずこのワインは美し過ぎます。ここでクリスに振り昨日並べて飲んだからこそ分かった事もあったとし、ロベールは豊多香が表現した「希望」とは雫の示した「誕生」であるとし雫勝利です!
雫が行き着いた理由から運も実力のうちだと遠峰は深入りし過ぎたようです。豊多香の通った荊棘の道を歩もうとする遠峰は本望だと去り、雫は「リシュプール」を勝利を祝ってサンテです。友禅流しだと表現するロベール、このレベルの高さにクリスは必ずリターンマッチを挑んでみせるとします
帰路遠峰はマキに豊多香の背中が見えて来たと不気味です
仲島が「着エロ」デビュー⁉
モノポールでも乾杯しクリスも同席、藤枝の選んだワインはアフロディアとヘラクレスから生まれた子供のようだと雫確実にレベルアップしDRCの「ラ・ターシュ」です!僅かな差だが超一流への道のりは簡単じゃなく、勝負に勝ってもワインの真髄に近づいたのは遠峰な気がする雫です
’’ブルゴーニュワインを利く会’’で遠峰は饒舌、今夜は「黄金の丘」の夢を見られて下さいと優雅です。セーラとスケートを観ながらワインを嗜み遠峰は「希望」を「輪廻転生」と考えたのは死を意識したからで暗闇の向こう側に豊多香の存在を感じます
一方パリで仄香と会うローランはチャールズ・ワトキンスの養女となり早速ワイン当ての芸当です。仄香は遠峰の元に戻って、自分を見失ってしまうと嘆き、ローランは自身もワインの迷宮へと続く扉を開けてしまったからと断り遠峰を愛してるから越えなくてはならないと気丈です
ワイン事業部では新企画「家飲みワイン3本セット2980」の検討会で仮モデルにみやびです。それぞれ安価で美味いワインを提案しモデルのオーディションで木戸は水着姿の女子の中から仲島を見つけます。これがダメならやりたくない仕事やんなきゃならないと泣きつかれます
木戸にはどうする事も出来ず、元野球部のマネだった仲島の変貌ぶりに驚き名簿から自宅に電話すると長い事音信不通のようです。その後仲島は接待で「着エロ」という際どい仕事が待ち受けています
ニコ動の番組で「マ・ファミーユ」が「ステマ」払拭へ
例の3本セットも候補が出揃い河原毛の鶴の一声で厳選された3本が決まる中木戸は生気なく雫が事情を聞くと素朴だった仲島が変わってしまった事を気に病んでいます。ベロベロの仲島から電話があり居酒屋に向かうと「着エロ」デビューを祝ってと自虐的です
上京してずっと華やかな世界を憧れ頑張って来た仲島ですが行き着いたのは惨めなもので後日改めてモノポールで飲む事にし、藤枝はバーで煮物と珍しくそれにワインを合わせ仲島は実家を想起、実は母が作った煮物だったのです!実家に帰ってもいいかな?と仲島翻意し3本セットお土産です
セーラとランチする雫、事務所の後輩で気になる事があってとレオンはアイデンティティが分からなくなっており相談、雫は「ワインに訊け」と諭し後日パリロケでレオンに「ドゥット・ウン」’08年を飲ませレオンは道標を見つけありがとう姉さんとキスします
ネットの酷評に「ステマ」だと鋭い木戸、例の「マ・ファミーユ」は人気店になっているもののグルメサイトの星は本当かとニコニコ動画で話題となっており、自分の店の星の数に納得出来ないレストランが四つ星以上に挑戦する企画で今回は「メゾン・ド・グラン・クリュ」が相手です
綿貫を説得し雫達も手伝う事で勝負となり対する「~クリュ」の桜木がガツンとトドメ刺してやろうじゃないと織田とゲス顔な所でこの巻は終わります
まとめ
今巻はトピックス多めの盛り沢山の内容です。まず「第十の使徒」対決はヴィンテージ違いで雫の辛勝となり、これで5‐5の5分です。死の際まで行った遠峰でしたが、深入りし過ぎたようです。雫確実にレベルアップしており、クリスも同様、「使徒」対決いよいよ佳境に向かいます
一方ワトキンスの養女となったローランの変貌ぶりも凄く、仄香の諭しでもローランは戻る気はないようです。以前紳士に見出されたローランの現在地に驚きですが、紳士がクリスの父だったとは…いつぞやのセレブマダムももしかしたら仄香だったのかもしれません
次に木戸と仲島のくだりですが、素朴な献身マネだった仲島の変貌ぶりに東京の恐ろしさが垣間見えます。若さを売りに憧れた華麗な世界も成功出来るのは一握り、皆セーラの様に上手くはいきません。限界も知り実家に帰ってもいいんだよという諭しは救いでもありました
その他3本セットやレオン、最後にはニコ動まで飛び出て昨今のグルメサイトの「ステマ」疑惑にまで触れる振れ幅の広い巻となりました。「マ・ファミーユ」久々登場ですが、酷評にめげず経営は健闘しており、汚名返上に雫乗り気です。食べログ等最近は星も当てにならない時代です
若干現在とは時代が異なりますが、グルメサイトの是非も問う形となり、続く35巻ではどんなお話が待っているでしょうか?
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